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令和6年(2024年)2月16日更新

アラブ首長国連邦 アブダビ首長国及びドバイ首長国出張の概要・成果

1 出張概要

令和5(2023)年11月29日(水曜日)から12月3日(日曜日)まで、アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビ首長国及びドバイ首長国を訪問しました。
アブダビ首長国では、世界最大の学生主導のエネルギー会議である「Student Energy Summit」に登壇し、世界中から集まった多くの学生に気候変動に対する都の取組等を発信しました。また、アブダビ市政・運輸庁長官と会談を行い、両都市の抱える課題について意見交換を行うとともに、デジタルトランスフォーメーションや気候変動対策、都市計画・交通システム等について、今後も両都市が連携して取り組むことを確認する「東京都とアブダビ首長国の交流・協力に関わる合意書」に署名しました。
ドバイでは、COP28(国連気候変動枠組条約第28回締約国会議)に出席し、COPとして初めて公式に開催された都市のリーダーが集う「Local Climate Action Summit(LCAS)」総会において、東京に水素取引所を立ち上げる取組等について表明するなど、水素の利活用を強く進めることをアピールしました。また、セミナーやLCAS分科会にも参加し、2030年の都内再生エネルギー設備設置量3倍や、世界初の「メガソーラー発電機能を実装した高層ビル」等を紹介したほか、東京グリーンファイナンスイニシアティブに関する取組を発信しました。

期間

令和5年11月29日(水曜日)~12月3日(日曜日) ※日程表はこちら

出張人数

9名

総経費

7,416千円 ※出張者及び経費の内訳はこちら(PDF:66KB)

2 出張先での主な行動と成果

11月29日(水曜日)

午前、羽田空港を出発し、現地時間の深夜、アブダビ国際空港に到着しました。

11月30日(木曜日)

午前、ニューヨーク大学アブダビ校で開催された「Student Energy Summit 2023」のパネルディスカッションに登壇し、世界130か国から集まった600人以上の学生等に対して、脱炭素の目標達成に向けた再生可能エネルギー政策や日本発の技術である「ペロブスカイト太陽電池」のほか、「SusHi Tech Tokyo 2024」について紹介するなど、都の取組について理解を深めてもらう機会となりました。
その後、同Summitを運営する複数の学生と交流し、イベント運営上の課題や工夫、環境問題に対する取組等についての意見交換などを通じ、エネルギー問題の解決に向けて取り組む次世代の若者を激励しました。

 

写真1
Student Energy Summit 2023登壇

 

写真2
運営事務局の学生との交流

午後、アブダビ首長国の市政・運輸庁舎において、自治体行政を担当する市政・運輸庁長官と会談しました。長官からは、知事のアブダビ訪問への歓迎とともに、両都市の協力関係を互いの市民にとって役立つものとするため、都とアブダビとの間で交流を深めていきたい旨が述べられました。知事からは、気候変動対策や都市計画・交通システムなどで、知見共有や実務的な協力を今後も積み重ね、共通課題の解決につなげたいとして、今後協力していくことについて一致しました。
会談後には、今後、「デジタルトランスフォーメーション」、「持続可能・気候変動の緩和と適応」、「都市計画・交通システム」、「優れた自治体サービス」の4分野について、双方で連携して取り組むことを確認する「東京都とアブダビ首長国の交流・協力に関わる合意書」【注1】に署名を行いました。

写真3
アブダビ市政・運輸庁との会談

アブダビ首長国との合意書署名
【注1】合意書の詳細はこちら

その後、アブダビ国営石油会社(ADNOC)がマスダールシティに建設(2023年11月24日より稼働)した中東初となる高速水素供給ステーションを視察しました。都でも、COP28において、水素 利活用の活性化を推し進めるため、 水素の製造や利活用を推進する世界有数の機関 「 H2Global 」と連携し、国内初となる水素取引所を 東京に設立する構想を表明しましたが、水素活用により、CO2の排出量削減を進める取組が世界中で進んでいることを実感しました。
その後、アラブ首長国連邦寛容・共存大臣と会談を行いました。知事は、都立高校生をUAEに派遣し、UAEの高校生を都立高校に受け入れる高校生の相互交流の取組が開始されたことを紹介し、将来にわたり交流が続くよう取り組みたいと抱負を述べました。また、東京都とアブダビが合意書を締結したことに言及し、今後も継続的な交流を重ねたいと期待を述べました。大臣からは、教育交流や合意書の分野をはじめ、双方で連携を継続していくことが望ましく、アブダビと引き続き協力してほしいとのご意見を伺うことができました。

写真4
アラブ首長国連邦寛容・共存大臣との会談

12月1日(金曜日)

ドバイでは、各国の首脳などが参加するCOP28の複数の会合に参加しました。
まず、UAE大統領主催「World Climate Action Summit(WCAS)」に各国政府の首脳等が出席する中、今回、史上初めて、都市の首長約10名が招待を受け、小池知事も世界の都市のリーダーとして参加しました。

写真5

写真6
出典:いずれも国連Youtubeチャンネル配信動画より
World Climate Action Summit(WCAS)への参加

続いて、イクレイ【注2】等のマルチレベル行動&都市化パビリオンのオープニングセッションに、アル・ゴア元アメリカ副大統領をはじめ、米国サブナショナル外交特別代表大使やブラジル都市大臣等とともに登壇しました。
【注2】イクレイ (ICLEI - Local Governments for Sustainability)
「イクレイ(ICLEI)-持続可能な都市と地域をめざす自治体協議会」は、持続可能な社会の実現を目指す2,500以上の自治体で構成された国際ネットワーク

そこでは、2030年の都内再エネ設備設置量の3倍への拡大、ペロブスカイト太陽電池など次世代技術実装への取組、気候変動適応策としての都市の強靭化、世界のスタートアップや都市リーダーが持続可能な社会の実現に具体的に取組むSusHi Tech Tokyo 2024の東京開催等について発信するとともに、他の参加者と意見交換を行いました。

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マルチレベル行動&都市化パビリオン オープニングセッション

その後、COPとして初めて公式に開催された地域リーダーのサミット「Local Climate Action Summit(LCAS)」(COP28議長、ブルームバーク財団主催)に、パリ市長やリオデジャネイロ市長らとともに都市の代表者として参加しました。
2030年の都内再エネ設備設置量の3倍への拡大、ペロブスカイト太陽電池など次世代技術実装への取組に加え、H2Globalと連携した水素取引所の立ち上げなどの先進的取組を発信しました。
また、サミットでは、LCASに参加した多くの世界の首長たちと積極的に意見交換を行い、交流を深めました。

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Local Climate Action Summit(LCAS)

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パリ市長、ボゴタ市長、リオデジャネイロ市長、ジャカルタ特別市知事代行など多数の首長とともに

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世界の知事・市長たちの集合写真

12月2日(土曜日)

「野心的なマルチレベルの気候変動対策の推進」をテーマとしたLocal Climate Action Summit (LCAS)分科会に、登壇しました。
新築建築物への太陽光パネル設置義務化やペロブスカイト太陽電池の革新性などを力強くアピールし、CO2削減対策を活性化させるためファイナンスの重要性などについて発信しました。

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Local Climate Action Summit(LCAS) 分科会

現地時間の午後、日本に向け、アブダビ国際空港を出発しました。

12月3日(日曜日)

午後、羽田空港に帰着しました。

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