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平成29年(2017年)1月27日更新

リオデジャネイロ(パラリンピック)出張の概要・成果

リオデジャネイロ2016パラリンピック競技大会の閉会式において、次回開催都市の首長としてフラッグハンドオーバーセレモニーに出席し、リオデジャネイロ市のパエス市長からパラリンピック旗を引き継いだ。

また、リオ2016大会の運営状況等を視察し、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の成功に繋げていくとともに、国際パラリンピック委員会(IPC)のクレイバン会長等と懇談し、東京2020大会へ向けた更なる協力体制の構築を図った。

さらに、フランクフルトにおいて、欧州に駐在する金融関係者等から欧州経済・金融の最新情勢について知見を得るとともに、東京の金融活性化に向けた意見交換を行った。

※フラッグハンドオーバーセレモニー:
閉会式において、開催都市の首長から次回開催都市の首長にパラリンピック旗を引き渡す式典

1 出張概要

期間

 平成28年9月15日(木曜)~9月21日(水曜)※日程表はこちら

出張人数

 5名
※現地での行事参加や連絡調整に関する業務は、オリンピック・パラリンピック準備局職員が担当した。
※このほか、フランクフルトでの金融関係者等との意見交換のため、別途2名が出張

総経費

 5,017千円 <出張者及び経費の内訳はこちら(PDF:90KB)
※フランクフルト出張者の経費 1,025千円 の内訳はこちら(PDF:51KB)

2 出張先での主な行動と成果

9月15日(木曜)

 午前、羽田空港を出発しました。

9月16日(金曜)

 早朝、リオデジャネイロ国際空港に到着しました。

 午前、大会期間中、選手等の生活の拠点となる選手村を視察しました。その後、アスリート、コーチ、サポートスタッフに対し、競技直前の準備に必要な支援を提供するハイパフォーマンスサポート・センターを視察しました。

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選手村を視察する知事

選手村の村長らと懇談する知事

 午後、マラカナンスタジアムで行われたパラリンピック閉会式のリハーサルに参加しました。

 その後、オリンピックパークに移動し、ゴールボール(フューチャー・アリーナ)とボッチャ(カリオカ・アリーナ2)の競技視察を行うとともに、会場の責任者から会場設備等について説明を受けました。また、知事は、ボッチャ表彰式のメダル贈呈者として、メダルを授与する大役を果たしました。

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ボッチャ日本代表選手を激励する知事

競技会場を視察する知事

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表彰式でメダル贈呈者を務める知事

 

<選手村視察後の知事発言概要>

  • 各国の障害をもった選手達が、伸び伸びと過ごしている姿を見て参考になった。障害の差に応じた施設や細かなサービスが必要なことを感じた。車椅子での移動への心遣いなど、色々な課題を見た。東京2020大会の参考にしたい。
  • アスリートに対する東京でのおもてなしを、徹底してやっていきたい。それを技術進歩で補えるようになれば、今後の高齢社会にも生かせる。

<競技・競技会場視察(オリンピックパーク)後の知事発言概要>

  • この建物(フューチャー・アリーナ)が4つの小学校になるとの会場責任者の話が印象的だった。持続可能性は、近年のオリンピック・パラリンピックでも大きなテーマになっている。その意味でこれは象徴。東京2020大会でもそうあるべきだと思っている。
  • ゴールボールは、参加アスリートがまだ100人に満たないが、日本でも健常者と一緒に楽しむことによって、もっと広げていければと思う。
  • 障害のある方への配慮は、東京、日本において大きな節目となっており、改善する良いきっかけになる。

9月17日(土曜)

 午前、オリンピックパーク内にあるアクアティクス・スタジアムで行われた東京2020記者会見に出席しました。

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東京2020記者会見の様子

<東京2020記者会見での知事発言概要>

  • パラリンピック種目について、子供の頃から慣れ親しんでもらうと同時に、高齢者も含めて楽しめる環境づくりに励みたい。昨日見たボッチャは、ある意味高齢者にとっても非常に適切な競技ではないか。
  • オリンピックを成功させるためには、まず、パラリンピックのインフラ等を整えることであり、そういう認識に立って、組織委員会と連携していきたい。
  • 予算については、東京都の財政に対する負荷が大きくならないための精査をしている。結果的に、むしろアスリートの方々が練習するための予算を確保していければ、アスリートファーストにつながっていく。
  • ボランティアの方々には、参加している実感、達成感、そういう共感を呼ぶような工夫をしていきたい。機動的に動いてもらい、役目を果たすとともに、充実した思いを抱いていただけるようにしていきたい。
  • (ブラジルの良かった点)日本はおもてなしで有名だと自負しているが、リオの皆様にとても笑顔で接していただいて、そしてボランティアであることに誇りを感じておられることが、大変良かったと思う。

 

 午後、ジャパンハウス・レセプションに参加し、IPCのクレイバン会長や、元ロンドン組織委員会パラリンピック統括ディレクターのホームズ英国上院議員等と懇談し、東京2020大会の成功に向け、今後も連携していくことを確認しました。

 また、梅田駐ブラジル日本国大使から、パラリンピック大会の運営状況や大会開催時の現地情勢について説明を受けました。

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登壇する知事とクレイバン会長(左から2人目)

ホームズ英国上院議員と懇談する知事

  その後、オリンピックパークに移動し、ウィルチェアーラグビー(カリオカ・アリーナ1)と競泳(アクアティクス・スタジアム)の競技運営や会場設備、ボランティアの活動等を視察するとともに、ウィルチェアーラグビーでは、持参した日の丸旗を広げ、日本選手団を応援しました。

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ウィルチェアーラグビー視察の様子

ボランティアの活動を視察する知事

9月18日(日曜)

 午前から午後にかけて、複数のメディアから取材を受け、リオ2016大会の視察等を通じて得られた知見、東京2020大会を盛り上げ、成功に導いていくための考えについて話しました。

 午後、パラリンピック閉会式のフラッグハンドオーバーセレモニーに出席し、次回開催都市の首長として、リオデジャネイロ市のパエス市長から、IPCのクレイバン会長を経由して、パラリンピック旗を引き継ぎました。

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閉会式の様子

パラリンピック旗を引き継いだ知事

<閉会式・フラッグハンドオーバーセレモニー後の知事発言概要>

  • リオ市長から「次は東京だね」と声をかけられた。大変重い責任をこれから担っていかなければならないし、4年後、素晴らしい東京オリンピック・パラリンピックにしていかなければならない。その責任を改めて感じた。
  • 2020年、東京、日本にとって大変重要な時期にさしかかる。その中で、スポーツを通じて、東京、日本の素晴らしさを世界にアピールするとともに、その後の東京、日本の弾みとなるようなオリンピック・パラリンピックにしていきたい。
  • (パラリンピックのチケットが200万枚売れたことについて)一つひとつの競技、会場が満杯になるくらい盛り上がるように、小学校や中学校で競技に直接自分で触れてみる、やってみる、参加してみる、そんなことを進めていきたい。チケットが取り合いになるくらいパラリンピックを盛り上げていきたいと思うし、その価値があることをつくづく感じた。

9月19日(月曜)

 午前、ジャパンハウスにおいて、ブラジル東京都友会の山下副会長と面会し、リオ2016大会での日系人選手の活躍について喜びを分かち合い、大会中の日系社会による支援について感謝を伝えるとともに、都と日系社会の交流の進展への期待を共有しました。

 その後、引き続き、ジャパンハウスで閉会式翌日記者会見を行いました。

<閉会式翌日記者会見での知事発言概要>

  • 残念ながら日本は金メダルを取れなかったが、日本が弱かったのではなく、他国が頑張った、お金をかけて戦略的・戦術的に素晴らしかった。その意味では、会場費が膨れ上がっているが、それを節約することによってお金を確保して、アスリートファーストを徹底すべき。その観点から費用の総点検を続けていきたい。

 午後、リオ2016大会に関わる公的機関の調整役として、インフラの整備状況を監督するオリンピック公共機関(APO)を訪問し、その役割と実績等について説明を受けました。

 また、リオ市内の交通、気象情報等を市内設置のカメラで監視するなど、市の危機管理機能を担うリオ市オペレーションセンター(COR)を訪れ、大会運営を支える取組について説明を受けました。

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APOでの意見交換の様子

COR訪問時の様子

 その後、リオデジャネイロ国際空港を出発しました。

9月20日(火曜)

 午後、フランクフルト(ドイツ連邦共和国)に到着した知事は、乗り継ぎ時間を活用し、欧州に駐在する金融関係者等と、東京の金融活性化に向けて意見交換会を行いました。

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意見交換会の様子

<在欧州金融関係者等との意見交換会>

  • ドイツ国内やロンドンに駐在する、日本の銀行、証券、保険会社、在フランクフルト総領事館の関係者が出席した。
  • 席上では、Brexit(ブレクジット)に関する欧州域内での情勢、ロンドンやフランクフルトの金融都市としての特徴など欧州の最新のトピックについての知見を得るとともに、東京の金融拠点としての可能性や課題について意見交換を行った
  • 国際金融都市東京の実現に向けた今後の政策立案に、生かしていく。

※Brexit:英国のEU離脱問題

 
夜、日本に向けて、フランクフルト国際空港を離れました。

9月21日(水曜)

 午後、羽田空港に帰着しました。

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