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平成30年(2018年)2月19日更新

シンガポール出張の概要・成果

シンガポール政府から、リークアンユー・エクスチェンジ・フェローシップ※1の招待を受け、シンガポールへ出張した。シンガポールでは、リー・シェンロン首相はじめシンガポール政府要人と面会し、東京2020大会、国際金融都市・東京の実現に向けた取組についてPRしたほか、少子高齢社会への対応など、共通の課題について意見交換を行った。
また、モルガン・スタンレー第16回アジア・パシフィック・サミット※2や、シンガポール・フィンテック・フェスティバル※3、リークアンユー公共政策大学院※4で講演を行い、国際金融都市・東京の実現に向けた施策や東京の魅力について発信した。

  • ※1 リークアンユー・エクスチェンジ・フェローシップ
    シンガポールの発展に貢献したリー・クアンユー初代首相を称えるため、1991年に設立された団体。海外から国や都市の発展を担う人物をシンガポールに招待し、経済や社会インフラ整備等に関する同国の様々な取組への理解を深めてもらうことを目的としている。政治家、政府・自治体高官、上級将校、実業家、学者、ジャーナリスト等幅広い分野の人物が対象となっている。
  • ※2 モルガン・スタンレー第16回アジア・パシフィック・サミット
    米モルガン・スタンレー社が主催し、政治家、投資家、企業幹部、政策立案者、学識経験者等を招待し、世界の金融情勢についての最新の知見と洞察を共有するイベント。
  • ※3 シンガポール・フィンテック・フェスティバル
    シンガポール通貨庁(MAS)主催の世界最大級のフィンテックイベント。2017年は2回目の開催となる。世界60ヶ国以上から金融機関、保険会社、フィンテック関連企業、政府系機関関係者等が来場し、展示会、会議など様々なプログラムが展開される。
  • ※4 リークアンユー公共政策大学院
    シンガポール国立大学内に設置された大学院の一つであり、公共政策分野において、世界各国から様々な行政官を受入れ、学習・交流の機会を提供している。

1 出張概要

期間

平成29年11月15日(水曜日)~17日(金曜日) ※日程表

出張人数

9名

総経費

4,254千円 <出張者及び経費の内訳はこちら(PDF:101KB)

2 出張先での主な行動と成果

11月15日(水曜日)

午前、羽田空港を出発しました。

夕方、シンガポール チャンギ国際空港に到着しました。

夜は、エディ・テオ リークアンユー・エクスチェンジ・フェローシップ委員長と面会し、フェローシップに関するブリーフィングを受けました。その後、テオ委員長ほかフェローシップの役員と、シンガポールの最新事情、直面する課題などに関して意見交換を行いました。

委員長と知事の画像
テオ委員長より記念品贈呈
(写真:シンガポール政府提供)

11月16日(木曜日)

午前中は、リー・シェンロン首相をはじめ、政府要人と面会しました。

リー首相との面会では、東京2020大会を持続可能なものとして実施するための都の取組について紹介しました。首相からは、フロッピーディスクのケースを使ってラッピングされた使用済みの携帯電話が贈られ、「都市鉱山からつくる!みんなのメダルプロジェクト」に御協力いただきました。また、都の国際金融都市実現に向けた施策をPRしたほか、両都市共通の課題である少子高齢社会への対応についても意見交換を行いました。

首相と知事の画像1 首相と知事の画像2
リー首相との面会の様子(写真:シンガポール政府提供)

 

テオ・チーヒン副首相兼国家安全保障担当調整相、ビビアン・バラクリシュナン外務大臣、ヘン・スイキャット財務大臣とも会談し、東京からは、東京2020大会に向けた取組や国際金融都市実現に向けた施策をPRしました。シンガポールからは、イノベーション、AI、フィンテック等の取組について説明を受けたほか、少子高齢社会への対応等、共通の課題について意見交換し、シンガポールと東京の交流を深めていくことを確認しました。

副首相と知事の画像1 副首相と知事の画像2
テオ副首相との面会(写真:シンガポール政府提供)

 

外相と知事の画像 財務大臣と知事の画像
バラクリシュナン外相との面会
(写真:シンガポール政府提供)
ヘン財務大臣との面会
(写真:シンガポール政府提供)

 

午後は、モルガン・スタンレー第16回アジア・パシフィック・サミットで、世界の投資家や企業幹部等に向けて基調講演を行い、「国際金融都市・東京」構想に盛り込んだ具体的施策を紹介し、東京への投資を直接呼びかけました。

講演の様子の画像1 講演の様子の画像2
アジア・パシフィック・サミットでの講演の様子

 

その後、公共政策に係るアジア有数の研究機関であるシンガポール国立大学リークアンユー公共政策大学院からの招待を受け、学生等を対象に講演を行いました。講演では、都が取り組んでいる「3つのシティ」の中から、特に「スマート シティ」を採り上げ、環境先進都市・東京、国際金融都市・東京に向けた様々な施策を紹介するとともに、東京の魅力をPRしました。

講演の様子の画像3 講演の様子の画像4
リークアンユー公共政策大学院での講演の様子

 

夕方は、シンガポール通貨庁主催の、世界最大級のフィンテックイベントであるシンガポール・フィンテック・フェスティバルで、講演を行いました。講演では、フィンテック関連企業等に向けて、「国際金融都市・東京」構想に盛り込んだフィンテック関係の具体的な施策を紹介し、東京への進出を呼びかけました。また、JETROパビリオンで、都内に本社を置く日本企業の海外展開の取組を視察したほか、東京都アクセラレータプログラム「フィンテックビジネスキャンプ東京」※5への参加企業であるシンガポール企業のブースを視察しました。

  • ※5 東京都アクセラレータプログラム「フィンテックビジネスキャンプ東京」
    フィンテック分野の外国スタートアップ企業を対象に、日本の大手金融機関が相談役となり外国企業のビジネスプランのブラッシュアップ支援を行うと共に、都内企業等とのネットワーキングイベントやビジネスマッチング、ビジネスプラン発表会等を行う約3か月間のプログラム。
講演の様子の画像5
フィンテック・フェスティバルでの講演の様子

 

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フィンテック・フェスティバル会場内視察の様子

 

<フィンテック・フェスティバル会場内視察後の知事発言概要>

  • リー・シェンロン首相をはじめ、シンガポールの閣僚と面会した中で、少子高齢化について、日本よりもさらに強い危機感を持っていると感じた。今後、こうした共通の課題について、シンガポールと東京都で連携していきたい。
  • オリンピック・パラリンピックの都市鉱山のプロジェクトが各地で広がりを見せていることは嬉しい。世界に機運をもたらすきっかけとなればよい。
  • 今回、3回ほど講演し、「国際金融都市・東京」構想に基づく東京の取組、東京の魅力を発信した。シンガポールを訪問して、東京に足りないと感じるのは、スピード感。世界の動きは本当に早い。厳しい国際競争の中で、危機感を持って東京都としてできることをしっかりやっていきたい。東京は金融で国全体を伸ばしていく先兵となっていきたい。
  • 投資家向けには、投資に対するリターンが見合うことが必要であると同時に、働く人にとっては住環境が重要。東京はもともと(住環境に求められるニーズを)満たしていると思うが、そのことをきちんと発信していきたい。海外企業の誘致に向けて、東京に惹きつけるために、スピーディーに対応していきたい。

11月17日(金曜日)

午前、シンガポール チャンギ国際空港を出発しました。

夕方、羽田空港に帰着しました。

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