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令和元年(2019年)7月19日更新

小池知事「知事の部屋」/記者会見(令和元年7月19日)

知事記者会見
2019年7月19日(金曜)
14時00分~14時53分

知事冒頭発言

1 「京都アニメーション」の放火事件について

【知事】まず、昨日、京都で発生しました「京都アニメーション」での悲惨な事件でお亡くなりになられました方々のご冥福をお祈りしたいと思います。また、事件に巻き込まれた方には、お見舞いを申し上げたく存じます。

2 「重点政策方針2019」について

【知事】そして、今日は5点お伝えすることがございます。最初、少々、ボリュームがございますけれども、今後の重点政策の方針でありますので、まず、ここからお伝えしたいと存じます。まず、「重点政策2019」でございます。私は、知事に就任いたしましてから、次年度に向けた政策展開の基本となる大きな方向性、そして検討すべき事項を「重点政策方針」といたしまして、お示ししてまいりました。今日は、このたび策定いたしました「重点政策方針2019」について、「これまでの東京」と「これからの東京」という視点を交えまして、お話していきたいと思います。
まず、世界第2位の経済大国でありました日本ですが、平成の30年間で、残念ながら国際的な地位が大きく低下したという残念なファクトがございます。少子高齢・人口減少社会、そして第4次産業革命への対応の遅れ、これらは今後の致命傷になりかねないと考えております。私は、こうした大きな危機感を持って都政運営に当たってまいりたいと考えております。これからもより大きな危機感を持ちながら、都政運営に当たっていきたいと思います。
そこで、まず申し上げたいのは、都市の活力の源泉はやはり「人」であります。私は、もうご存じのように、これまでも「人」に光を当てて、東京、そして日本の確かな成長へ、「人」と「人」との繋がりをベースにしながら成長へと繋げる、そのために全力で取り組んできたところであります。
これまでの実績とするならば、例えば就任時に8,466人いた待機児童の問題ですが、集中的・重点的に対策を講じました結果、今年の4月には約3,700人と、2年間で約5,000人が削減となることに、数字で示されております。
「人」に焦点を当てまして、国や他の自治体に先駆けて新たな条例も制定してまいりました。いわゆる「人権条例」については、LGBTへの理解、そしてヘイトスピーチに対する規制を定めて、オリンピックが掲げております人権尊重の理念の実現を図ったところであります。
次に、「受動喫煙防止条例」、こちらは「従業員のいる飲食店は原則屋内禁煙」など、国を上回る基準を設定したところであります。来年4月には全面施行になりますけれども、現在、飲食店や区市町村などへの支援を展開いたしているところであります。
「子供への虐待の防止等に関する条例」につきましては、保護者による体罰の禁止、相談体制など虐待防止に向けた取組を強化いたしました。
「無電柱化推進条例」でありますけれども、災害時には人命を守り、景観の向上にも繋がるというのが「無電柱化推進条例」の柱でございます。都道への電柱の新設を原則禁止とするとともに、新たな基金の設置も行っております。
「人」と「動物」の共生社会を目指す観点から、これまでイヌ、ネコの殺処分「ゼロ」の実現に向けました取組を推し進めまして、昨年度には、目標1年前倒しで達成することができたということでございます。
持続可能な東京とするためには、「隗より始めよ」ということで、その精神でもって、来月8月から都庁第一本庁舎に供給される電力を100%、再生可能エネルギーへと切り替える、いわゆるRE100であります。
それぞれの取組の種を植えてまいりました。水をやってまいりました。段々とそれが育ってきて、花が開きつつある、このように実感しているところであります。この花を大きく、美しく咲かせることで、東京の未来を彩ることができる、そのためにも立ち止まってはいけないと考えております。社会が絶えず変化している、その中で手を弛めることなく、次なる「戦略」を立てる、このことが重要だと考えております。
そこで、「重点政策方針2019」に基づいて、来年の東京2020大会の成功、そして、その先の東京を明るいものにするための未来への投資を効果的に進めていきたい、このように考えております。
未来への投資に向けましては、こちらにCが並んでおりますけれども、Chance, Change, Challenge, Check, Community, Children, Choju (長寿)この7つのCの戦略的視点からの検討を進めてまいります。これを「7C TOKYO」と名付けていきたいと考えています。5Gではありません、7Cであります。
1つ目の「Chance」でありますけれども、前回、1964年大会は社会に大きな変革をもたらしました。そして、現代の成熟社会の礎を築いたのが前回の東京大会でありました。東京が更なる飛躍を遂げられるように、この東京2020大会を「Chance」といたしまして、国際競争に打ち勝つための未来への投資を積極的に行ってまいります。
2つ目が「Change」であります。ビッグデータ、そしてAI、そのベースとなるのが5Gでありますけれども、その活用は経済発展と社会的な課題の解決を両立させる可能性も秘めております。時代を先取りした意識改革で、最先端の技術を積極的に導入・活用いたしまして、都民の生活の利便性を高めて、東京の持続的な成長に繋げてまいります。
3つ目は「Challenge」であります。我が国の女性活躍をとりましても、未だ先進国で最下位のレベルであります。女性は社会の最大の未利用エネルギーだということを私、申し上げてまいりました。こうした状況を打破して、新たな時代を生み出すことに「Challenge」する、そして誰もが楽しく暮らしていける社会の実現に繋げていきたいと考えています。
4つ目は「Check」であります。知事に就任してから、情報公開、そして予算編成の見える化など、「東京大改革」を進めてまいりました。その取組は、未だ道半ばと言わざるを得ません。そこで、手を弛めることなく、東京大改革を更に推し進める、そのためには「Check」をする、その視点からメリハリのある行政運営、財政運営を行っていきたいと考えています。
今、申し上げました4つのCについては、一種、都政への姿勢、そしてまた理念を示したものでありますが、7つのCの後半の3つは政策面からのCになります。
まず、「Community」、地域ですね。人は、学校、そして企業、地域社会、それぞれ自らの居場所を見出して暮らしているわけであります。長寿化、そして価値観の多様化、また東京で働く外国人も大幅に増加しております。そういう中で、「ダイバーシティ」の観点からも、こうしたみんなの居場所である「Community」を育てていく、様々な人々が共生する社会を実現していき、その政策を作っていきたいと思っております。
「Children」であります。出生数の減少や児童虐待、ひきこもりなど、未来を担う子供たちを巡る課題というのは、大変複雑化、そして多様化しているのはご存じの通りであります。そして、そのどれもが、我が国の将来を脅かす深刻な問題でもあります。だからこそ、未来を担う子供たちを育んで、明るい未来を紡いでいく、そのための施策を積極的に展開してまいります。
最後が「Choju」であります。日本は、世界有数の長寿国でありますが、これを誇りとして、そして人生100年時代を誰もが生きがいを持って、居場所で元気を確保して、元気に活躍できる、そんな東京を実現するために様々なサポートを行っていくということで、これら足早にご説明いたしましたけれども、合わせまして7つのC、「7C TOKYO」、この視点から、あらゆる施策を見つめ直し、これまでにない発想、また切り口で、新たな施策を生み出していきたいと考えております。
来年度の予算編成に入るわけでありますけれども、これらを見据えまして、2020年に向けて重点的に検討すべき事項をお示ししたいと思います。
まず、東京2020大会、いよいよ来年に迫りました。この2020大会、東京大会を成功に導いて、レガシーをつくり上げるということがあります。そして、最先端技術を活用して、Society5.0の実現に向けた施策の具体化、そして、東京の喫緊の課題に対してスピード感を持って政策を展開する。
そして、1つ目の柱といたしまして、総力を挙げて東京2020大会を成功に導いて、それを価値あるレガシーとして創り上げることを通じて、活力にあふれる東京を実現してまいりたいと考えます。スポーツを楽しめる都市の実現や、ボランティア文化の定着、バリアフリーのまちづくり、そしてスムーズビズの推進による新しいワークスタイルの確立、それから、今年はこのような涼しい夏ではございますけれども、いよいよ本番の暑さ対策によります快適な都市環境の実現を目指してまいります。
2つ目の柱が、最先端技術を活用して、Society5.0の実現に向け、様々な施策の具体化を進めていくというポイントであります。例えば、キャッシュレス、MaaSなど、東京版のSociety5.0に向けた社会実装であるとか、都庁をデジタルガバメントとして作り変える取組、その基盤となります5Gネットワークの早期構築など、様々な取組を進めてまいりたいと考えています。
そして、3つ目の柱でございますが、東京の喫緊の課題に対して、今年度の予算編成の柱が、何度も申し上げていると思いますけれども、「都市力の強化」、「人と人とを繋ぐ」、そして「稼ぐ東京」、この3つの観点がございましたが、この同じ3つの観点、それをスピード感を持って政策を展開していくということであります。
「都市力の強化」については、ハード、ソフト、その両面から、災害に強く快適な環境が整ったサステイナブルな都市の実現に取り組むということであります。例えば、「東京マイ・タイムライン」を活用した災害への体制強化、ゼロエミッション東京の実現など、多面的な施策の展開ということになります。
次に、私がいつも政策の中心に据えているのが、「人と人とを繋ぐ」ということでございますが、こちらについては、結びつきを、人と人との結びつきを深めて、誰もが生き生きと活躍して、チャレンジできる都市の実現に向けて取り組んでまいります。
子どもというのは、自ら「伸びる・育つ」力を持っているわけで、こうした東京の未来を担う子どもたちを社会全体でサポートする。そして、結婚や出産、子育てまでの切れ目のない、シームレスな支援を推進してまいります。
加えまして、就労支援など、社会人生活のサポートや人生100年という長寿時代において、高齢者が安心して暮らして活躍できる環境づくり、居場所づくり、1人1人のライフステージに応じた重層的なサポートを展開してまいります。そして、女性が当たり前に活躍できる社会や、障害者、外国人が安心して暮らせる共生社会づくりなど、幅広い観点から、人と人とを繋ぐ施策を進めてまいります。
それから、「稼ぐ東京」でありますが、イノベーションの力で生産性を高めて、国際競争に打ち勝つ、成長を続ける都市の実現に取り組んでまいります。ようやく最近理解されるようになったかと思いますが、ESG投資などを通じまして、国際金融都市としての地位の向上、中小企業の稼ぐ力の強化、イノベーション創出に向けた戦略的・集中的な取組で、都市としての稼ぐ力を高めてまいります。
本日公表いたしましたこれらの「重点政策方針」を踏まえて、ます来年に迫りました東京オリンピック・パラリンピックの成功に向けた予算、そして、それを支える組織体制をしっかりと編成してまいります。そして、2040年代を見据えまして、大きく変化していく社会の中で、東京の未来を切り拓いていくための「長期戦略」の策定を進めてまいります。
長くなりましたけれども、来年度の予算編成と、それから、その先に向けた視点などについて、お伝えしたところであります。
詳細は、政策企画局、財務局及び総務局にお聞きください。

(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:5,295KB)
(「重点政策方針2019未来への投資 人が輝く東京に向けて」は、こちらをご覧ください。)
(「令和2年度東京都予算の見積方針のポイント」は、こちらをご覧ください。)

3 スムーズビズ推進期間中におけるTSMの取組について

【知事】2つ目の項目に移らせていただきます。スムーズビズ推進期間がいよいよ始まります。来週の月曜日からスムーズビズ推進期間が始まり、その取組について改めてのお知らせになります。
まず、チャレンジウイークとして位置付けているのが、7月22日(月)からの1週間。そのうち、24日(水)と26日(金)、この2日間については、交通規制を伴いました交通混雑の緩和に向けたテストを行います。高速道路などにおけます流入車両数を調整するなど、交通システムのマネジメント、これTSMと呼んでいますけれども、これを実施いたします。都心部の交通量を抑制するために、高速道路の都心方面への本線、本線料金所の11カ所において、夜中の0時から24時まで、終日ということになりますね。開放レーンの数を絞った運用を行います。それから、晴海入口など合計4カ所の入口につきましては、終日閉鎖となります。一般道におきましても、環状七号線で、午前5時から正午にかけまして、都心方向への信号調整によります、「青」の時間の短縮を実施いたします。
次に、高速道路でありますけれども、交通状況に応じて実施する対策を行ってまいります。交通混雑が発生しやすい箇所で、交通状況をモニタリングいたしまして、圏央道の内側の50カ所を対象にして、一定の交通量を超えた時点で、必要に応じて段階的に閉鎖する取組を実施いたします。
これらのトライアルに当たりましては、既にご案内しておりますとおり、都民の皆様や道路を利用する皆様へ、テレビやラジオ、そして案内看板、ホームページなど、様々な媒体を活用いたしまして、交通情報などをお知らせさせていただきます。
このスムーズビズ推進期間につきましては、混雑する時間帯は可能な限り車の利用を避けていただく。そして、車を利用される方も、交通情報などをご確認いただいた上で、迂回などの工夫をお願いしたいということでございます。
改めて事業者の皆様方のご理解とご協力、よろしくお願い申し上げます。
また、推進期間中に実施いただきました働き方の転換、そして物流の効率化など、スムーズビズの取組の中から、優れた取組をされた方々につきましては、期間終了後に表彰させていただきます。8月下旬から募集を始める予定で、スムーズビズのホームページで公表させていただきます。企業・団体の皆様の意欲的な取組を期待するところであります。
24日(水)と26日(金)が特に肝になりますので、よろしくお願い申し上げます。
詳細は、オリンピック・パラリンピック準備局及び都市整備局にお聞きください。

(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:599KB)

4 都営大江戸線における「子育て応援スペース」の設置について

【知事】それから、3つ目でありますが、「子育て応援スペース」の運行開始についてのお知らせであります。
都営大江戸線における「子育て応援スペース」。交通局では、現在、新型車両の導入に合わせまして、車椅子やベビーカーをご利用の方々がより使いやすいように、各車両にフリースペースの設置を進めております。このフリースペースを活用しまして、小さなお子さま連れのお客様にも安心して気兼ねなく電車をご利用いただけるように、大江戸線におきまして「子育て応援スペース」を設置いたしました車両を運行開始いたします。
この「子育て応援スペース」ですが、大江戸線3編成のそれぞれ2カ所のフリースペースに設置いたします。このスペースですけれども、人気キャラクターの「きかんしゃトーマスとなかまたち」、これみんな名前ついているんですよね。子供たちはよく知っている。この「きかんしゃトーマスとなかまたち」を使用したデザインでもって、小さなお子さまには親しみやすくなると思いますし、また、周囲のお客様にも分かりやすいデザインとなっているかと思います。このスペースを設置した車両の外側にも「ここがその車両ですよ。」ということを知らせるステッカー、「子育て応援スペース」ですということを掲示いたしまして、外側からでも容易にわかるようにいたします。
この「子育て応援スペース」を設置した車両の運行につきましては、7月31日(水)から開始いたします。私もこのスペースを設置した車両に乗り、見に行きたいなと思っておりまして、こうした取組を通じて社会全体で子育てを応援する気運醸成に努めていきたいと考えております。
詳細は、交通局にお聞きください。

(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:311KB)
(報道発表資料は、こちらをご覧ください。)

5 「東京版イノベーション・エコシステム」の形成に向けた取組について

【知事】続きまして、「東京版イノベーション・エコシステム」の形成に向けた取組。エコシステムというのは大体生態系と訳すわけで、この生態系と企業とか産業とか一緒にくっつけてというのは、最初は違和感があったのですが、私も最近はこのイノベーションとエコシステムというのは一体だと思うようにもなりました。
東京都では都内のイノベーションの活性化に向けた環境を構築するために、いわゆる「イノベーション・エコシステム」の形成を目指しているところでございます。「エコシステム」の形成については、主なイノベーションの担い手となります民間団体などの主体的な取組は不可欠でございまして、東京都では都内におきましてこのエコシステムの形成に取り組もうという民間団体等を、主な事業実施エリアと合わせまして公募いたしました。審査を経て、応募のあった民間団体等から3つの協議会を、それからエリアを認定いたしました。そのお知らせです。
認定の対象となりましたのは、まず大企業の集積に強みがあります大手町・丸の内、・有楽町地区、「大丸有」と言っているところです。それから、クリエイティブやITコンテンツに強みがある渋谷地区。そして、こちら虎ノ門・赤坂・六本木ですけれども、こちらは外資系の企業の集積に強みがあるという、この3つのエリアであります。
今後、都といたしまして、認定エリアの協議会に対して、主に3つの支援を行ってまいります。まず、産学官のプレーヤーを有機的につなぎます人材、これコミュニティーマネジャーと片仮名で言っていますけれども、この派遣をいたします。
次に、都の社会課題の解決のために実施する共同プロジェクトを成功へ導くための人材、これはまた片仮名ではケースオフィサーと呼びますけれども、この人材を派遣いたします。さらに、海外のプレーヤーを巻き込むということから、プロジェクトの成功事例を積極的に国内外へと発信してまいります。
また、今年の6月に国から発表されました「世界に伍するスタートアップ・エコシステム拠点形成戦略」、これも踏まえながら進めるということで、国内外の企業にとりましては魅力的なビジネス環境を構築することにつながります。
詳細は、戦略政策情報推進本部にお聞きください。

(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:326KB)
(報道発表資料は、こちらをご覧ください。)

6 ラグビーワールドカップ2019の気運醸成の取組について

【知事】これ最後になりますが、ラグビーワールドカップ2019でありますが、いよいよ迫ってまいりました。そこで、改めて夏の間の気運醸成の取組を進めてまいります。いよいよ今週末から夏休みが始まるということで、この夏休み期間中を活用して、ラグビーワールドカップ2019日本大会開幕に向けた最後の盛り上げ、100日前イベントでお披露目した、「カウンターボール」のPR動画を制作いたしましたので、そちらからご覧いただこうと思います。7月下旬から新宿駅西口広場の大型デジタルサイネージ、都営地下鉄のチカッ都ビジョン、それから京王電鉄の協力を得まして、京王線車内などで順次放映するものでございます。
ちょっとご覧いただきます。
(映像上映)
はい。ということで、今の動画に加えまして、PRポスターの掲出も開始いたします。既にご覧いただいた方もいらっしゃるかもしれませんけれども、第一本庁舎の1階正面玄関北側の工事仮囲いに貼ってあります。それから、今後、JR新宿駅であるとか、京王線渋谷駅、都営地下鉄線などにも掲出してまいりますので、お見かけの際はご注目いただきたいと思います。
そこで以前丸の内で行いました「カウンターボール」でございますが、都庁の第一本庁舎の1階にも巡回をするので、1人でも多くの方に触れていただいて、わくわく感を共有したいと思っています。これ、現時点で17万94名で、ちょっと数を増やしましょう。
「カウンターボール」ですけれども、ぜひ都民の皆様にご協力いただいて、盛り上げを進めて、ご自分もコミットしていただければと思います。
それから、この「カウンターボール」に加えて、ラグビーワールドカップの優勝トロフィーというのは「ウェブ・エリス・カップ」というので、前にもご紹介したことがあるかと思いますけれども、大会の開幕に向けて、今、国内を巡回していますこの優勝トロフィーを7月31日(水)に都庁第一庁舎の2階で展示いたします。
そのときには、ニュージーランド代表チームが試合前に行う例のハカというパフォーマンスがありますけれども、現地の高校生が来まして、そのハカも行いますので、是非いらしていただければと思います。
それから、東京国際フォーラムの装飾も行います。8月1日(木)から大会終了までの約3カ月間ですが、株式会社東京国際フォーラムの協力でラグビーワールドカップのPR装飾を行います。結構目立つ場所になるかと思います。ご覧いただきたいと思います。
それから、7月27日(土)には、日本代表にとりましては最後のテストマッチが始まりますので、これに合わせてパブリックビューイングも開催いたします。ラグビーワールドカップへの期待感、一層高めていきたいと考えております。
詳細は、オリンピック・パラリンピック準備局にお聞きください。

(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:496KB)
(「ラグビーワールドカップ2019 夏の気運醸成の取組」は、こちらをご覧ください。)
(「ラグビーパブリックビューイング 第1弾・第2弾詳細決定」は、こちらをご覧ください。)
(「ラグビーパブリックビューイング 第3弾を開催」は、こちらをご覧ください。)

質疑応答

【記者】今月幹事社のTOKYO MX奥野です。まず冒頭ありましたが、オリンピックについてお伺いしたいです。来週でオリンピックまでいよいよ1年というところになってきます。改めて残り1年に対する思いというのを伺いたいのと、あと、スムーズビズの浸透、定着に向けた取組についてで、参加する企業数も増えているというふうに聞いていますが、例えばクールビズのように時間をかけて定着してきたものと違って、あと残り1年というところで、この短期間に集中的に普及、啓発というのが必要なのかなと思うんですけれども、この推進期間を活用されて、その多くの都民や企業に知ってもらうためにどのように工夫されていくかということもあわせてお願いいたします。

【知事】はい。いよいよ来週24日(水)で丁度1年前ということになります。まさにこの1年間、最後の総仕上げの時期になるかと思います。競技会場の整備につきましては、皆さんも既にご覧いただいているかと思いますが、3つの新規の恒久施設が完成いたしております。先日、完成いたしましたカヌースラロームの会場は既に大変な人気で、もう予約が埋まってしまっているということで、ラフティングなども実際に経験されている方もいらっしゃるかと思います。この後はですね、それぞれの会場を活用してテストイベントを開始するということであります。先日も私、国際フォーラムでウエイトリフティングが開かれますので、そこのテストイベントにも行ってまいりました。どこでウォーミングアップをするのかなど、細かい点などをチェックしていただくという、そういうものでありますし、都といたしましても、会場周辺における安全の確保や暑さ対策、それから、シティキャストの運営などについて、実際にそれをやってみることで、色々なことがチェックできるということであります。
それから、オリンピック観戦チケットの販売、聖火リレーランナーの募集など、都民の皆様、国民の皆様がいよいよそれに実際に関わっていただくということで、気運の盛り上がりは、否が応でも高まっていくものだと思いますし、それを色々な工夫をしながら、更に高めていきたいと、このように思います。
それから、1年前のイベントには、IOCのバッハ会長にもご登壇いただくこととなっておりまして、競技団体、それから、会場の自治体の代表の方々など、関係者をお招きいたしまして、オリンピック1年前セレモニーを行ってまいります。
ということで、東京2020大会、あと1年間でございますけれども、しっかりと準備を重ねることによって、アスリートの皆様には記録を、そして、都民の皆様には、国民の皆様また、世界から参加していただく観客の皆様を含めて、素晴らしい記憶が残るような大会にしていきたいと思い、準備に全力で取り組んでいきたいと思います。

【記者】スムーズビズの浸透、定着という意味では、いかがでしょうか。

【知事】スムーズビズは、まさしく今後、これからの1年間に進めていくハードではない、ソフト面での対策の柱でもございます。今回、この夏の時期、丁度大会の時期と合わせて行いますので、先程申し上げましたように、コアとなる週間を決めて、チャレンジウイークとしつつ、また、一番重要な2日間で様々な試行を行っていきたいと思っております。
まず、このトライアルの段階ではありますけれども、是非都民の皆様方、企業の皆様方にもご協力いただいて、ここをこうすれば確実な、また、安心できる交通が確保できるんだなということを、皆様と共に体感していきたいと思います。そこも様々工夫を、技術的な工夫や、また、交通の流れの調整というのは、ある種、経験を重ねた人の力も活用することになろうかと思いますが、そういったことから、スムーズビズについては、この夏がまずは1回目の大きなトライアルになって、それをベースにしながら、では、どのような形にするのかということを、関係者のそれぞれの皆様と連携して進めていきたいと思っています。

【記者】あと、すいません、もう1点。冒頭でもありました京都のアニメーションの放火事件についてお伺いしたいんですけれども、33人が亡くなったというところで、このアニメというのがクールジャパンとして世界中から高く評価されていて、来年のオリンピックも文化の祭典の意味合いもあると思います。大変注目される中での今回の事件なんですが、改めてそのあたり含めての受けとめというのと、何かこういう事件をですね、未然に防ぐといいますか、何か対策や点検などを行うお考えがあるかも含めて、お願いいたします。

【知事】まず、冒頭申し上げましたが、こんなに多くの方々が亡くなられるという、火事としては大変大きな事故、事件であり、まずはご冥福をお祈りしたいと思います。もうアニメが大好きで、そして、一生懸命仕事をしていらした方々がこのような形で命を奪われるということは、本当にあってはならないことだと思います。
それから、世界のアニメファンの方々がクラウドファンディングでサポートをという運動は、それはすなわち、日本のアニメに対しての世界の方々の思いがこもっている証左ではないかと思っております。やはり日本のアニメという、クールジャパンの代表格でありますが故に、心からご冥福をお祈りすると同時に、安全の確保ということに努めなければならないと改めて思った次第でございます。
今回、ガソリンをガソリンスタンドから持って、それを撒いて大きな火事になったということのようでありますけれども、そこで改めまして東京消防庁から都内でガソリンスタンドを営業される事業者の皆様に、今回のような事故などを防止するための協力を要請したところでございます。それら安全を確保するために必要な措置については、適切、的確に、スピーディーに行っていきたいと思っております。

【記者】日本経済新聞の秋山です。「重点政策方針」について伺いしたいんですけれども、これまで3つのシティというふうに掲げられてきておりますけれども、それらのこれまでの政策方針との連続性というのはどうなのかというのをまずお伺いしたいのと、あともう1点、これまでの東京でも触れられていますけど、これまで色々と達成した中で、待機児童ゼロですね。こちらについて、改めてですね、ここまでの進捗についての評価と、これから単純にこの数字をまた減らしていくということなのか、それとも、中の質のところをまた問うていくようなことになるのか、その点、改めてお話をお伺いできますでしょうか。

【知事】本日、お伝えした「重点政策方針2019」でありますけれども、今、ご質問があった後者のように、待機児童対策については、引き続き行っていくなど、基本的にこの過去3年間で進めてまいりました政策は、項目としては変わりません。そして、また、特に今回の待機児童対策1つとりましても、例えば今回の争点になっているのかどうかよくわかりませんけども、教育の無償化等、児童関係の施策がこれから国によって行われるという流れなどを見ながら待機児童対策もそれぞれの環境、そして、また、課題などを勘案しながら進めていくことになろうかと思っています。
待機児童ゼロへというのは、非常に大きな私の政策の1つでございます。数字については先程お伝えした通りでありますけど、より環境が整うと更にお子様をというご家庭もあろうかと思います。それこそ少子化対策でもあり、多くの方々が望んでも中々子供が育てられないという社会的な理不尽さを少しでも和らげていくということによって、人によって動いているこの首都東京をより活性化していきたいと考えております。
最初申し上げた4つのCにつきましては、基本的には姿勢といいましょうか、切り口を改めて確認をさせていただいたところであり、加えましての3つのCというのは、これは政策を主に強めていくというところ。そして、今年度の予算もそうでありましたけれども、3つの柱については、引き続き経過を見ながら適切に、そしてまた、より力を入れるところは力を入れて、予算編成に当たっていきたい、こういう整理とさせていただきます。

【記者】東京新聞の石原です。都の児童相談所の一時保護所で、子供たちの権利侵害があるとする意見書を第三者委員が出したことについて伺います。まず、この意見書への知事の受けとめと、書かれている内容についてなんですけれども、長時間、漢字の書き取りをさせるとか、グラウンドを何周も走らせるなど、指導という名のもとで罰を与えているという指摘もされています。これらの内容をトップは容認しているということなのかなど、あと、改善する予定があるのか教えてください。

【知事】そもそも第三者委員会というのは、そういう外部の目で児相の現状ということを確認、また、チェックをしていただくということで、この第三者委員会の皆様方からのご報告というのは貴重なものだと思っております。都は、子供の権利擁護を、福祉サービスの向上を図るということから、平成28年度から全ての一時保護所で外部評価を導入したところで、昨年度、それに加えまして、4名の弁護士さんからなるこの第三者委員会を設置したということであります。様々な児童相談所や、それに関わって一時保護所などの環境の問題というのは、かねてより課題がある。だからこそ、今回のように第三者委員会によって見てもらうということを進めてきた。その結果としてのご指摘だと、重く受けとめなければなりません。
集団生活を維持するためには、現場は大変一生懸命取り組んでいるわけだけれども、そこは評価していただいている。ただ、集団生活を維持するために、子供を管理することに重点が置かれて、権利侵害をできる限り少なくするという観点に欠けていたというのがご意見の中身でございます。既に、現場の職員と第三者委員会の意見交換を通じまして、それぞれのケースに応じた具体的な改善に繋げるようにいたしております。外部の評価や今回の第三者委員会などのように、先ほどCの中に「Check」を入れておりますけれども、このように見直しをすることによって、より改善を進めていくということが必要かと思います。
それから、一時保護所については入所定員が増えたり、個室の整備や、国の基準よりも手厚い職員の配置もしております。夜間の見守り体制を強化、職員の人材育成体制の強化など、様々な取組を行ってきているところではあります。一方で、子供の権利擁護、そして保護所の運営などについて定めます一時保護要領の策定に向けて検討しておりまして、専門家の意見も聞きながら、今年度中に取りまとめていくということでございます。
基本的に、児童虐待が急増しているという残念な今の社会情勢、それで一時保護が必要な子供たちに対応する必要が更に増えているということが、その根底にあろうかと思います。それから、保護所の職員が昼夜問わず一生懸命働いていることについては、先程も第三者委員会の先生方にも評価いただいているわけでございますけれども、数が増えていることと、それから、これまでは児童虐待と、非行というか、子供の問題と、その2つが今、混在もして、これは前からもそうかもしれませんけれども、そのあたり、対応の仕方をどのように適切に行っていくかなど、まだ今回の第三者委員会のご提言というのは、色々示唆があると考えておりますので、改善に繋げていきたいと考えています。

【記者】朝日新聞の軽部です。明後日投開票される参議院選挙についてお尋ねしたいんですが、2週間前の記者会見では、これだという争点が見当たらないとおっしゃっていたと記憶しています。この2週間で、何かしらのテーマで深まった議論などあるとお考えでしょうか。また、2週間前にですね、社会保障と安全保障、2つの保障というのを小池知事自身はもっと議論してほしいと述べていたと思うんですが、それらは果たして議論されたとお思いでしょうか。よろしくお願いします。

【知事】いきなり評論家になりますけれども、あまり深まっているとは思いがたいですね。今、ホルムズ海峡の話が出ていて、これなど安全保障そのものですよ。国の問題ですよね。深まっているかというと、ノータッチじゃないですか。日韓の問題も、今、これはどこまで深めるかというのは、良し悪しもあるかと思いますけれども、これも何か関係なく選挙が行われているように思います。社会保障について、これこそ、じゃあ消費税が、8%から10%へということと、それをただ反対とおっしゃっている方々と、色々だと思いますけれども、では、どうするのかということについて、何か具体的なやりとりがあったかなと。テレビでの、それぞれの代表の方の討論などでも、何か深まっていないように思います。
このままゴールインになってしまうのかなと思いますと、今、我が国は、冒頭に申し上げたように、平成の時代というのは国としても残念な状況にある、そのような数字が並ぶわけでありますけれども、そこをどう新しい時代に向かって進めていくのかというのが、折角の機会にあまり論じられていない。これまでの平成と同じような延長線での選挙、もしくは、議論が沸騰しているようにちょっと思われないという、そういう選挙ではないかと思っております。

【記者】今回、投票率の低下なども懸念されますが、無関心であることと、例えばテレビがあまり報じないとか、選挙を取り上げる番組の時間自体が減っているとか、色々と要因はあるかもしれないんですが、そういう論戦をしないことの原因というのはどういったことにあるとお考えですか。

【知事】そうですね、あまり盛り上げたくない人たちもおられるのではないか。このままいったほうがいいという流れもあるのではないかなと、思ったりもいたします。より論戦が、もうあとわずかではありますけれども、やはり国民生活にとって重要な課題がめじろ押しでございますし、国が置かれている状況というのも中々厳しい中において、その代表を決めるというのを、このまま雰囲気で決めていいのかという話ではないかと思います。

【記者】時事通信の真島です。「重点政策方針」のことに関してお伺いしたいんですけれども、都市力の強化の中で、地方との共存共栄について触れてくださいました。具体的に言うと、個別道府県のニーズを聴取し、フェイス・トゥ・フェイスでの連携策を検討となっているんですけれども、今、知事の中でどんなイメージを持たれているのか、少し解説をお願いいたします。

【知事】それぞれ地方の皆様方のニーズであったり、それから得意な分野であったり、異なるかと思います。また、災害の有無等々で条件や環境が違ってくるかと思います。よって、前から申し上げているように、例えば東京については購買力というものがあります。強みがあるかと思います。熊本の地震の後で、熊本の産品を東京の小売り、百貨店などの協力も得て東京の購買力でお手伝いをするとか、それからMICEなどで東京にいらした方々に、その後、福島に行っていただくとか、また、福島については、再生エネルギーでできた水素を選手村で活用していくことを1つのモデルにして、今後もそのようなお手伝いをしていくとか、バリエーションはたくさんあるかと思います。
また、全国知事会でもプロジェクトチームを立ち上げさせていただいて、私自身が座長を務めておりますけれども、日本中の木材を活用して、塀を作っていく。これは日本中の塀が変わるとすごいことになるのですけれども、それも1つ1つ東京におけるニーズを、ここは栃木の木材ですとか、これはどこそこの木材ですと。もちろん、奥多摩の木材も活用しますけれども、そういった形で共存共栄というのを具体的に進めていければと思っています。
それによって、特に木材については、災害の原因にもなっていく保水力を失ってしまった、手入れのされていない森林に手を入れる、それを税金でやるというのではなくて、むしろ経済の原理で動かしていくということが、私は日本経済の健全な発展であり、かつ災害を未然に防ぐというサイクルに入るのではないかと思っております。
よって、地方創生というのは、文字どおり地方によってのカラーをどううまく活かすかということでありまして、中央政府でもって、これでいきましょうという金太郎あめのようなことをやっていると、むしろ地方創生には遠くなると思っております。

(テキスト版文責 政策企画局政策調整部政策調整課)

 

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