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令和2年(2020年)11月19日更新

報道発表資料

自由意見

Q16 都における生物多様性の保全と持続可能な利用に関する問題について、あなたのお考えを自由にお書きください。

(n=413)

  1. 環境政策に関すること…175件
  2. 生物多様性の認識等に関すること…120件
  3. 情報発信・普及啓発に関すること…79件
  4. 環境学習・保全活動に関すること…28件
  5. その他…11件

主なご意見

(1)環境政策に関すること 175件

  • 持続可能な社会のために、教育に力を入れるべきだと考える。子供が学校で学んだことは、親との会話で伝えられ、親世代の意識につながるだけでなく、将来社会に出た時に環境に目が向けられ、その道の研究や製品開発、商品購入につながると考えるためである。また、環境に配慮した製品を研究していたり、製品の開発・販売をしている企業に援助をすることで、現在、それに取り組んでいる企業の外に新規の企業を取り込めるのではないかと考える。国からの援助の外に都からもプラスの援助があると嬉しい。
    (女性 10代 目黒区)
  • 絶滅の危機に瀕している生物を保護することは、生物多様性を保全する意味では、よいと思う。しかしながら、過度な保全により人の手が介入することは、自然でない状態であるともいえるので、バランスが非常に重要だと思う。人に対して危害を与える外来種を捕獲、駆除する等、特に危険性のある生物への対応は、絶滅危ぐ種保護より優先すべきと考える。
    (男性 20代 世田谷区)
  • 様々な理由で飼えなくなって、生物を野放しにしてしまう問題については、飼う際に、エサの説明やいざというときの保護先など、生物を「買う」側がいざというとき必要な情報を書類にして、販売側が必ず説明する義務を作った方が良いと思う。努力義務であれば、罰則はないため普及が難しいが、義務化することで販売側も買う側も生半可な気持ちで生物と共に暮らすことを決断しないと思う。
    (男性 20代 福生市)
  • 自然に興味がない人にとっても、環境問題が重要だと思えるような工夫が必要だと思う。花粉症やヒートアイランド現象などは、多くの人に関わることだが、環境問題と結びつける話題が少ないと思う。また、経済的な効率を重視する企業も環境保護に積極的になれるよう、都から補助金を出したり、ノウハウを共有したり、宣伝を手伝ったりする必要があると思う。
    (女性 30代 板橋区)
  • 環境に配慮した商品は、どうしても値段が高い、そして質も満足いくものではないという印象が強い。環境に配慮しているからこそなのかもしれないが、質も納得がいくレベルになることを望みたい。そのための企業開発の支援や、環境配慮に対する消費者の意識への呼びかけなどが、必要なのではないか。また、義務教育時期の共通した学びは、その後の生活の基盤となるものになるため、この時期への教育は、欠かせないものだと思う。
    (女性 30代 国立市)
  • 生物多様性の重要性については、様々なメディアで周知が進んでいると思われます。ですが、重要性は認識する一方、日常生活で実際に何をすれば貢献できるのかは、中々認識しづらいのではないのでしょうか。自然環境を保全するための区画の整備や、教育拠点を設置して開放するなどは、都政で取り組んでいただき、都民に周知していただければと思います。プラスチックごみの削減は、個人レベルの意識改革が大分進んでいるものと思いますが、多くのプラスチック包装製品が、まだまだ使用されているのが現状です。プラスチック包装がなくても流通可能となるような製品等の開発支援についても、都政で検討していただけたらと思います。
    (男性 40代 立川市)
  • 7月からレジ袋が有料化された今は、海洋プラスチックごみ問題などにどの世代も目が行きやすくなっていると思う。身近にきっかけが生まれたこの機運を逃さず、啓蒙活動を進めていくのは効果的だと思う。レジ袋が有料化されたことで、どのくらいプラスチックごみが軽減したのかなど、その経過や効果も、今後分かりやすく都民に知らせることで、環境に対する意識も高まっていくのでは。
    (女性 50代 昭島市)
  • 生物多様性の保全と持続可能な利用については、積極的に取り組み実践したいとは思っても、やはりコストがかかる、あるいは環境に優しい商品購入でも価格が高い、というネックがあり、理想と現実の狭間に直面します。これらの取組に積極的な企業や団体、個人を税制面で優遇するとか、助成する等の対策を行政が講じて、メリットを感じながら実行できる環境や、ノウハウ提供が必要な気がしています。また、緑地等も、相続が発生して宅地化されるなど、個人の限界を行政がカバーできる法制や税制の工夫が、今後は更に必要なのではと思えます。
    (男性 50代 国分寺市)
  • 島国の特性を生かし、外来生物を水際で阻止する施策を徹底して、在来種を保全すると同時に、都民からの情報提供を積極的に聴取できる対策を取ってほしい。
    (男性 60代 文京区)
  • 市街化調整区域の農地は、自然環境の醸成や大雨による保水機能を有していると考えられる。農業の後継者不足など種々の理由により農地が宅地化され、結果として緑が減少している。都市化の中で、農業が継続できるような対策を講じることにより、都心の農地を保全し緑の維持を行なったらどうかと思う。
    (男性 60代 練馬区)
  • 特に、都心では、街路樹や近隣公園緑化に注力してもらいたいです。
    (男性 70歳以上 世田谷区)
  • 植物や木などを植え、涼しい環境を作るようにしてほしい。都市部でも道路脇に植物を植えるなど工夫し、環境をよくしてほしい。
    (女性 70歳以上 小平市)

(2)生物多様性の認識等に関すること 120件

  • 私自身、動物が大好きなので、人と動物が安心して共存できる環境を作ることは、とても大切だと以前から思っていました。今回のアンケートでは、外来種の脅威などを新たに学ぶことができました。まだまだ自分の意識が低いなということも痛感したので、これからは、積極的に、環境に配慮した商品や自然保全を行っている企業について、アンテナを張っていきたいと思いました。新型コロナウイルスによる外出自粛期間には、公園などにも行けず、緑の大切さを実感しました。残された自然を守るために、エコバックを使うことなど、自分ができることを一つずつやっていこうと思います。
    (女性 20代 練馬区)
  • 都民が全体的に問題意識を持てるようになるとよいと思う。今、自分は、ブログで環境保護について考え発信しているが、発信することで、自分自身深い学びにつながっており、環境に優しい行動を心がけようという意識になっている。
    (女性 30代 江東区)
  • 都民が、自然や動植物と触れあうことで理解が深まり、生物多様性の保存につながるはずである。東京都は大都市の割に緑が多いので、それを活かして、身近にある自然を使って学べる機会があればいいと思う。例えば、身近にある動植物の名前や生態について、全世代の人が学べる機会があれば、参加してみたい。市が行っているものは、子供とその親を対象にしたものがほとんどであるので、もっと年齢の幅を広げ、知識に応じたレクチャーを受けられたらいいと思う。
    (女性 30代 武蔵野市)
  • SDGsの2030年の達成は、世界的目標だと言われています。気候変動や環境問題は、不適切な農薬やプラスチックごみの廃棄、エネルギー開発などにより、人間による生態系の破壊が継続された結果であると指摘されることがあると思います。都民1人1人ができることに取り組むと同時に、企業などへの働きかけは、大変重要だと思います。
    (男性 40代 八王子市)
  • 東京都の「東京の自然にタッチ里山へゴー」のサイトを見ると、東京都がいかに自然を守るために尽力されているか分かります。ありがたいことです。おかげで子供たちも、自然や生き物が大好きです。この地球を次世代の人々に渡すために、できることは些細でも、日々の生活で努力しようと思います。空気や水がきれいであるためにも、健康であるためにも、生物多様性は大事です。やりがいのある仕事です。物を大切にして、ごみを分別して、節電節水を心がけ、緑を愛して、楽しく暮らしたいです。
    (女性 50代 国立市)
  • コロナ禍になってから、散歩で公園や緑地、運河沿いなどを散歩することが多くなりました。実際に、アオダイショウ、アオサギ、タヌキなどの生物を見ると、野生の生き物への関心が高まってきます。東京都には、都立公園の更なる整備をお願いしたいです。
    (女性 60代 港区)
  • 「持続可能性」は、言葉が先行している感があります。自分も含めて身近なところからできる取組に目を向けていきたい。日常生活の中で、どのようなことが上記の問題改善につながるのか、事例を挙げていくこともよいのではないかと思います。
    (女性 60代 目黒区)

(3)情報発信・普及啓発に関すること 79件

  • 生物多様性に関する情報に接する機会がなかったため、気軽に情報に触れられるようにしてほしいです。また、都が行っている活動は、役に立っていると思うので、広く宣伝したほうがいいと思います。
    (男性 20代 豊島区)
  • 都民への啓発の機会を多くすればよいと思う、興味がある人だけではなく一般に広く伝わる方法を考えてほしい。
    (男性 30代 豊島区)
  • 公園に、それらの情報を分かりやすく、看板を設置して掲示すれば、通行人が何気なく目にしたり、サラリーマンがお昼休みに読んだり、子供を遊ばせている保護者が読んだりして、周知の効果があると思います。
    (女性 40代 千代田区)
  • 都民一人ひとりが意識を持てるような啓蒙を行うことが、必要だと感じる。イベントが難しい状況なので、動画配信で伝えていくようにするといいのではと考える。
    (女性 50代 日野市)
  • 私も含めて、よく分からない人も多いと思うので、啓発活動が、まず最初だろう。なるべく優しい手段で、誰もが自分に関わる問題と感じてもらえるように進めてほしい。
    (女性 60代 稲城市)

(4)環境学習・保全活動に関すること 28件

  • 都市部に住んでいると、自然に触れる機会が少ないので、自然観察会、自然体験の機会を増やす。里山の緑地保全活動が重要だと思う。
    (女性 30代 港区)
  • これからの子供達には、教育の場で、学ぶ機会を増やしてほしい。大人になってしまうと、こういうことを学ぶ場が無くなってしまうことが、問題です。
    (女性 60代 世田谷区)

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