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報道発表資料  2020年11月17日  福祉保健局

食中毒の発生について
八王子市内の研修施設で発生した食中毒

探知

11月11日(水曜日)午前10時56分、八王子市内の研修施設から八王子市保健所に、「本日午前7時30分に腹痛、下痢の症状を訴える研修生がおり、館内放送にて下痢やおう吐等の胃腸炎症状がないか確認したところ、研修生200名中46名が体調不良を訴えている。」旨の連絡があった。

調査結果

八王子市保健所は、感染症と食中毒の両面で調査を開始した。

  • 患者は、研修施設の研修生46名で、11月10日(火曜日)午後6時30分から11月11日(水曜日)午前6時30分にかけて、下痢、腹痛等の症状を呈していた。
  • 患者らは、当該施設で調理した食事を原則3食喫食していた。
  • 患者45名のふん便からウエルシュ菌を検出した。

決定

八王子市保健所は、本日、以下の理由により、本件を当該施設が調理し提供した食事を原因とする、ウエルシュ菌による食中毒と断定した。

  • 患者の共通食は当該施設の食事のみであった。
  • 患者のふん便からウエルシュ菌を検出した。
  • 患者の症状がウエルシュ菌によるものと一致し、患者の発症時間に一峰性が見られた。

措置

八王子市は、当該施設の営業者に対し、本日から3日間の営業停止の処分を行った。

発症関係 発症日時 11月10日(火曜日)午後6時30分から11月11日(水曜日)午前6時30分まで
症状 下痢、腹痛等
発症場所 当該研修施設
患者数 総数 46名
男性:46名(年齢25~41歳)
女性:0名
入院患者数 0名
診療医療機関数・受診者数 0名
原因食品 当該施設が調理し提供した食事
病因物質 ウエルシュ菌
原因施設 屋号 ●●●●
業種 飲食店営業(集団給食)
営業者 ●●●●
代表取締役 ●●●●
営業所所在地 東京都八王子市●●●●
営業者住所 東京都中央区●●●●
法人番号 ●●●●
連絡先電話番号 ●●●●

備考

主なメニュー 【11月10日の食事】
朝:主菜(鮭の漬け焼き、ハムエッグ、きつねそば等)、副菜(人参とキャベツの胡麻和え等)
昼:主菜(豚肉の生姜焼き、白身魚のマヨネーズ焼きカレー風味、牛すき焼き丼、チキンと半熟卵のカレー、トマトクリームパスタ等)、ベーコンとキャベツのスープ、副菜(蒸し鶏とキャベツの辛子醤油和え、ポテトとキャベツのサラダ、がんもと野菜の煮物等)
夕:主菜(ミックスフライ、豚の角煮丼、牛とじゃがいもの黒胡椒炒め等)、副菜(小松菜ときのこの白和え、豆もやしとわかめの香味和え、揚げ茄子の薬味ソース、味付けゆで玉子、ツナおろし、そぼろ肉じゃが、冷奴等)
※主菜・副菜は選択制
検査関係
11月17日午前10時00分現在
  • 検査実施機関
    東京都健康安全研究センター
  • 食品検食
    21検体 21検体検査中
  • 拭き取り
    19検体 4検体から黄色ブドウ球菌検出、15検体陰性
  • 従事者ふん便
    31検体 1検体からウエルシュ菌検出、27検体陰性、3検体検査中
  • 患者ふん便
    46検体 45検体からウエルシュ菌検出、1検体からカンピロバクターを検出、1検体陰性
  • 非発症者ふん便
    1検体 1検体からウエルシュ菌検出

(参考)東京都における食中毒発生状況(ただし本事件は含まない)

  発生件数 患者数 死亡者数
本年1月1日~11月16日まで 95件 585名 0名
(昨年同期) (103件) (753名) (0名)
本年11月中(16日まで) 2件 29名 0名
(昨年同期) (4件) (27名) (0名)

※別紙 ウエルシュ菌とは(PDF:162KB)

問い合わせ先
福祉保健局健康安全部食品監視課
電話 03-5320-4405

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