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報道発表資料  2019年12月25日  福祉保健局

今冬の食品衛生一斉監視実施結果(中間報告)

クリスマス、年末年始、贈答用の様々な食品が大量に流通し、またノロウイルス食中毒が多発する歳末期において、食中毒の発生を未然に防止し、食品の安全性を確保するため、都及び特別区・八王子市・町田市は、12月1日から30日まで、食品関係事業者等に対する歳末の食品衛生一斉監視を実施しています。このたび、12月15日までの実施結果について、速報値をとりまとめましたので、お知らせします。
この期間、食品関係営業施設延べ59,698軒に対して立入検査を行い、食品の衛生的な取扱いなどの指導を実施しました。また、3,064検体の食品について検査を実施した結果、表示に記載のない添加物を検出した煮豆等、3検体の法違反品を発見し、必要な措置を行いました。

重点監視項目の結果概要

今冬の食品衛生一斉監視では、下記の項目について重点的に監視指導を行っています。

1 老人ホーム等の集団給食施設に対する監視指導(O157、ノロウイルス対策)…延べ1,199軒

  • 腸管出血性大腸菌O157及びノロウイルスによる食中毒を防止するため、高齢者施設等の給食施設1,199軒に立ち入り、衛生管理の状況等を確認しました。その結果、39軒に対して、適切な手洗いの徹底、記録の実施等について指導しました。

2 クリスマス、年末年始用食品等の検査…3,064検体

  • 短期間に大量に製造され流通するクリスマスケーキ、正月用そうざい等の年末年始用食品を中心に検査を実施しました。その結果、表示に記載のない添加物を検出した煮豆等、3検体の法違反品を発見しました。違反品については、製造者を所管する自治体へ通報等を行いました。

3 東京2020大会に向けた監視指導…延べ13,456軒

  • 東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に備え、宿泊施設や飲食店等延べ13,456軒に立ち入り、衛生管理の確認を行いました。その結果、545軒に対して、施設内の整理整頓や清掃の徹底等について指導しました。

4 HACCPの取組支援…延べ6,144軒

  • 食品衛生法改正により食品等事業者に制度化された、HACCPに沿った衛生管理の導入に向けて、食品等事業者6,144軒に立ち入り、衛生管理計画の作成、記録の実施等について指導しました。

5 その他

  • 期限表示やアレルゲン表示等を中心に、130,474品目の食品に対し食品表示法に基づく表示監視を行いました。その結果、306品目の食品に対し表示改善を指導しました。
  • 近年、食中毒が相次いでいる鶏肉等の生又は加熱不十分な調理での提供について、飲食店等延べ4,527軒に対して監視指導と検査を行いました。その結果、法で生食等での提供が禁止されている牛レバーや豚レバーを提供していた飲食店2軒に対して、提供中止を指導しました。また、鶏タタキ等からカンピロバクターやサルモネラを検出したため、十分に加熱するよう指導しました。

上記の一斉監視事業の実施結果については、事業実施後に取りまとめ、食品衛生関係事業報告において公表を行う予定です。

主な実施結果数値は、別紙(PDF:399KB)を参照ください。

問い合わせ先
福祉保健局健康安全部食品監視課
電話 03-5320-4404

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