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報道発表資料  2019年10月18日  建設局, (公財)東京動物園協会

井の頭自然文化園情報
ニホンコウノトリが死亡しました

井の頭自然文化園(園長 永井清)では、飼育しているニホンコウノトリが死亡しましたので、お知らせします。

1.死亡したニホンコウノトリ

  • 死亡日
    令和元年10月17日(木曜日)
  • 性別
    オス
  • 孵化(ふか)日
    平成21年4月18日 多摩動物公園生まれ
    国内血統登録番号 J437
    国際血統登録番号 #1008
  • 来園日
    平成29年12月25日
  • 死因
    肝不全

ニホンコウノトリの写真

死亡したニホンコウノトリ

2.経緯

この個体は、コウノトリの野生復帰に向けての全国的な取り組みなど、野生生物の保全に果たす動物園の役割を広く知っていただくために、平成29年12月25日に来園し、水生物園(分園)サギ舎にて飼育展示していました。今年9月下旬ごろから採食不良や日による採食量のばらつきが見られたため、エサの与え方を工夫するなどして注意深く経過観察していましたが、10月17日の朝、飼育担当者がサギ舎を巡回した際、死亡していることが確認されました。

3.当園での飼育状況(令和元年10月18日現在)

0羽(オス0、メス0)

4.日本国内の飼育状況(平成30年12月31日現在)

17施設 193羽(オス99、メス94)
資料:2018年度ニホンコウノトリ国内血統登録台帳【(公社)日本動物園水族館協会】

参考

ニホンコウノトリ(コウノトリ目 コウノトリ科)
(ワシントン条約附属書1、IUCNレッドリスト:EN(絶滅危惧1B類)、特別天然記念物、東京都ズーストック種)

  • 学名
    Ciconia boyciana
  • 英名
    Oriental white stork
  • 分布
    東アジアの草原や湿地
  • 生態等
    全長約1.2メートル、体重約4キログラム。魚・カエル・ザリガニ・バッタなどを食べます。コウノトリは1回の産卵で2~5個の卵を産み、孵化日数は約30日とされ、孵化してから巣立ちまで約60日かかります。明治時代以前には日本でも普通に見られた鳥ですが、乱獲や農薬など環境の変化により、野生のものは日本から姿を消してしまいました。
    その後、飼育下での繁殖が進み、平成17年から兵庫県が放鳥を開始。平成19年には野外で43年ぶりにヒナが巣立ちし、以後毎年、野外で繁殖しています。

※「附属書1」「1B類」の数字の正しい表記はローマ数字です。

問い合わせ先
(公財)東京動物園協会
井の頭自然文化園教育普及係
電話 0422-46-1100(代表)17時00分まで
建設局公園緑地部管理課
電話 03-5320-5365

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