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令和元年(2019年)10月10日更新

報道発表資料

葛西臨海水族園 イベント情報

1.高校生・大学生向け講座「海の学び舎」全3回シリーズ「生き物は見た目じゃない じゃない生物」開催!

葛西臨海水族園(園長 錦織一臣)では、第一線で活躍する研究者やナチュラリストが海や川の環境、そこにくらす生き物のおもしろさ、そして研究することの楽しさを紹介する、高校生・大学生向けのシリーズ講座「海の学び舎」を開催します。
今年度は全3回、見た目は貝にそっくりなのに貝じゃない生物など「じゃない生物」をテーマに取り上げます。第1回は、シャミセンガイやチョウチンガイといった「腕足動物」。見た目は軟体動物の二枚貝にそっくりですが、体のつくりなどは違っていて「じゃない生物」のおもしろさがあります。
プログラムの前半に講師の方のお話、後半ではお茶を飲みながらの談話会を予定しています。高校生・大学生の皆さん、ぜひご参加ください。

ミドリシャミセンガイの写真

ミドリシャミセンガイ

腕足動物の化石種の写真

腕足動物の化石種(Spiriferina rostrata)

(1) 日時

令和元年11月3日(日曜日・祝日) 13時00分~16時00分

(2) 場所

本館2階 レクチャールーム

(3) 対象

高校生・大学生

(4) 定員

30名 ※事前申込制(先着順)

(5) 参加費

無料(入園料も無料となります)

(6) 内容

「二枚貝じゃない?スローライフな腕足動物の謎」
椎野勇太氏(新潟大学 准教授)

椎野氏の写真

椎野勇太氏

  • 要旨
    約5.4億~2.5億年前の古生代と呼ばれる時代には、奇妙な形の生物が数多くひしめいていました。そこには、現在の生物にはない生態、進化や絶滅のドラマが秘められていると想像されます。腕足動物は、古生代に大繁栄した海洋動物です。見た目は二枚貝にそっくりですが、体の構造やライフスタイルは大きく違います。今回は、今も細々と生き残っている腕足動物の特徴や、絶滅した腕足動物たちの巧妙な生存戦略について紹介します。
  • 椎野氏プロフィール
    昭和56年千葉県生まれ。平成16年静岡大学理学部生物地球環境科学科卒業。平成21年東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。平成24年東京大学総合研究博物館特任助教。現在は新潟大学理学部准教授。専門は絶滅生物の化石を使った古生物学、バイオメカニクス、進化形態学。
    主な著書に『東大古生物学 化石からみる生命史』(共著、東海大学出版会、平成24年)、『凹凸形の殻に隠された謎 腕足動物の化石探訪』(東海大学出版会、平成25年)、『見る目が変わる博物館の楽しみ方 地球・生物・人類を知る』(共著、ベレ出版、平成28年)など。

(7) 応募方法

Eメールで以下のとおりお申し込みください。

kasai_manabiya(at)tokyo-zoo.net宛に、件名を「海の学び舎」とし、本文に参加希望者の氏名(ふりがな)・年齢(学年)・住所・電話番号を記入してお送りください。
お申し込みの際は、@tokyo-zoo.netからのEメールを受信できるよう、迷惑メールフィルターやメールソフトを設定してください。特に携帯電話からお申し込みの方はご注意ください。

※お申込みの際ご提供いただいた個人情報は、当該イベントに関するご連絡のみに使用します。
また、データの保管や削除など、個人情報については厳重な管理をいたします。
※迷惑メール対策のため、メールアドレスの表記を変更しております。お手数ですが、(at)を@に置き換えてご利用ください。

(8) 締切

定員に達し次第締切
※10月10日(木曜日)から募集を開始し、先着順で受け付けます。
定員に達した際は、葛西臨海水族園ホームページ(東京ズーネット)(外部サイトへリンク)でお知らせします。

(9) 今後の開催予定

「海の学び舎」は全3回のシリーズプログラムです。毎回異なる内容で実施します。

  • 第2回「クシクラゲ」
    • 日時 令和元年12月7日(土曜日) 13時00分~16時00分(予定)
    • 講師 Dhugal Lindsay氏(海洋研究開発機構 主任技術研究員)
    • 募集開始 令和元年10月24日(木曜日)
  • 第3回「ヌタウナギ」
    • 日時 令和2年1月19日(日曜日) 13時00分~16時00分(予定)
    • 講師 野崎真澄氏(元新潟大学理学部教授)
    • 募集開始 令和元年12月7日(土曜日)

※参加申込みは、回ごとに受け付けます。
※詳細については葛西臨海水族園ホームページでお知らせします。日程や内容が変更となる可能性がありますので、ホームページにて最新情報をご確認ください。

2.講演会「つどえ オロローン!」開催! 海鳥に関するパネル展や北海道羽幌町(はぼろちょう)物産展も開催

当園では、日本で唯一ウミガラスが繁殖する天売島(てうりとう)のある「羽幌町」と平成30年11月にパートナーシップ協定をむすび、海鳥の保全に向けて共に活動しています。
この講演会は「人と海鳥の関わり」をテーマに、2部構成で行います。第1部では研究者と天売島で環境問題に取り組む方からお話しし、第2部では羽幌町職員や当園の飼育係も加わり、それぞれの立場から海鳥との関わりをお話しする「オロロン フォーラム」を開催します。また、関連イベントとしてパネル展や物産展も開催します。ぜひお越しください。

ウミガラスの写真

天売島で漁船の近くを飛ぶウミガラス
(写真提供:青塚松寿氏)

  • (1) 日時
    令和元年11月10日(日曜日) 10時00分~14時30分
    ※第1部終了後、昼休みがあります。
  • (2) 場所
    本館2階 レクチャールーム
  • (3) 対象
    どなたでもご参加できます
    ※中学生が理解できる内容です。
  • (4) 定員
    80名 ※事前申込制(先着順)
  • (5) 参加費
    無料(入園料も無料となります)
  • (6) 内容

第1部(10時00分~11時40分)

「海鳥の『水中行動』を研究する」
佐藤信彦氏(東京大学 大気海洋研究所 資源生態分野 特任研究員)

佐藤氏の写真

佐藤信彦氏

  • 要旨
    ウミガラスをはじめとするウミスズメ科の魅力のひとつが「羽ばたいて潜水する」という点です。彼らはエサを取るために1日に何度も潜ります。しかし、ただ闇雲に潜っているわけではありません。エサをうまく取れるようにさまざまな工夫を凝らしているようです。
    今回は、そんな彼らの「工夫」について紹介していきます。また、野生の海鳥の研究だけではなく、私がこれまで葛西臨海水族園と共同で取り組んできた、飼育海鳥の水中行動に関連した研究についても紹介します。
  • 佐藤氏プロフィール
    平成元年岩手県生まれ。博士(理学)。幼少期ペンギンに興味を持ったことに端を発し、海鳥の研究者を志す。北海道やアラスカの離島での調査経験を経て、平成29年から現職。海鳥の採餌生態に注目し、漁業との関係、飼育施設における環境エンリッチメントについて研究している。

「これからも海鳥と共に暮らしていくために」
齊藤暢氏(一般社団法人天売島おらが島活性化会議 代表理事)

齊藤氏の写真

齊藤暢氏

  • 要旨
    8種類100万羽の海鳥と人とが共生する世界的にも珍しい島天売島。子供の頃、魅了された海鳥の美しさ、また厳しい自然環境の中でくらす島の様子を紹介します。また、過疎化が進む島を何とかしようと仲間たちと立ち上げた、天売島おらが島活性化会議の活動の様子や失敗談などもご紹介いたします。これからも海鳥と共生するためにするべきことは何か、皆さんと一緒に考えたいです。
  • 齊藤氏プロフィール
    昭和48年北海道羽幌町天売島生まれ。小学3年生のとき、担任の先生の影響で野鳥観察を始める。高校卒業後島に戻り家業の運送会社に入社。平成26年島の有志により一般社団法人天売島おらが島活性化会議設立。本業の傍ら島のPR活動以外にも、海岸清掃や野猫問題などの環境問題にも取り組む。

第2部(13時00分~14時30分)

「オロロン フォーラム」

パネリストたちが、それぞれの立場から「海鳥との関わり」について、参加者の質問にお答えしながらディスカッションを行います。

  • パネリスト
    佐藤信彦氏、齊藤暢氏、石郷岡卓哉氏(北海道海鳥センター)、葛西臨海水族園職員
  • (7) 応募方法
    Eメールで以下のとおりお申し込みください。
    umidori(at)tokyo-zoo.net宛に、件名を「海鳥講演会」とし、本文に参加希望者全員の氏名(ふりがな)・年齢、代表者の住所・氏名・電話番号を記入してお送りください。
    お申し込みの際は、@tokyo-zoo.netからのEメールを受信できるよう、迷惑メールフィルターやメールソフトを設定してください。特に携帯電話からお申し込みの方はご注意ください。
    ※お申込みの際ご提供いただいた個人情報は、当該イベントに関するご連絡のみに使用します。
    また、データの保管や削除など、個人情報については厳重な管理をいたします。
    ※迷惑メール対策のため、メールアドレスの表記を変更しております。お手数ですが、(at)を@に置き換えてご利用ください。
  • (8) 締切
    定員に達し次第締切
    ※10月10日(木曜日)から募集を開始し、先着順で受け付けます。
    定員に達した際は、葛西臨海水族園ホームページ(東京ズーネット)(外部サイトへリンク)でお知らせします。

巡回パネル展「一挙集結!!オロロンをまもる仲間たち」

このパネル展では、多くの組織や人々がこれまで実施してきた海鳥と海鳥を取り巻く自然環境を守る活動を紹介します。
なお、本展は北海道海鳥センター、旭川市旭山動物園、葛西臨海水族園、ふくしま海洋科学館の順で開催しています。

ポスターの画像

巡回パネル展ポスター

  • (1) 期間
    令和元年11月1日(金曜日)~12月28日(土曜日)
  • (2) 場所
    レストラン「シーウィンド」壁面
  • (3) 巡回情報
    北海道海鳥センター 令和元年7月13日~8月31日
    旭川市旭山動物園 令和元年9月1日~10月31日
    葛西臨海水族園 令和元年11月1日~12月28日
    ふくしま海洋科学館 令和元年12月28日~令和2年2月29日

レストランで甘えびカレー販売

11月9日、10日の2日間、特別メニュー「甘えびカレー」を限定販売します。北海道羽幌町産の「特別栽培米おろろん」に同町の特産品である甘えびを使用したカレーをかけ、当園のオリジナルグッズのウミガラスのたまごを付けてセットにしました。また、この2日間はレストランで使用するお米も「特別栽培米おろろん」に変更して提供いたします。
「特別栽培米おろろん」は、低農薬の農産物として海鳥にやさしい取組みに認証される「シーバードフレンドリー」認証商品です。売り上げの一部が海鳥保護に活用されます。海鳥にやさしい北海道のお米と海の幸をぜひご賞味ください。

  • (1) 日時
    令和元年11月9日(土曜日)、10日(日曜日) 10時10分~16時30分(ラストオーダー)
    ※レストランのホール席は17時00分までご利用いただけます。
  • (2) 場所
    レストラン「シーウィンド」
  • (3) メニュー
    甘えびカレー(税込1,000円)
    ※各日30食限定

カレーの写真

甘えびカレー

北海道羽幌町物産展開催

北海道羽幌町産の海鳥にやさしい取組みから生まれた商品を中心に、物産展を開催します。「甘えびカレー」、「特別栽培米おろろん」をはじめ、オリジナルTシャツなど販売します。

イベントの様子の写真

昨年度の物産展の様子

  • (1) 日時
    令和元年11月9日(土曜日)、10日(日曜日) 10時00分~16時30分
  • (2) 場所
    ギフトショップ「アクアマリン」前

ご案内

【葛西臨海水族園】

  • 開園時間
    9時30分~17時00分(入園は16時00分まで)
  • 休園日
    毎週水曜日(祝日のときは、翌日)
  • 入園料
    一般:700円、65歳以上:350円、中学生:250円
    ※小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料

※開園日については東京ズーネット(外部サイトへリンク)でご覧いただけます。

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