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報道発表資料  2019年09月24日  環境局

平成30年「みどり率」の調査結果について

都は、東京のみどりの現状及び推移を把握し、今後の施策の参考とするため、5年ごとに東京都本土部を対象に「みどり率」【注1】の調査を実施しています。このたび、平成30年の調査結果がまとまりましたので、お知らせします。
平成30年のみどり率調査では、より精度の高い手法を採用【注2】しました。また、みどり率の推移を把握するため、同じ手法を用いた場合の平成25年のみどり率(以下「平成25年参考値」という。)を参考値として算出しましたので、あわせてお知らせします。

【注1】みどり率:緑が地表を覆う部分に公園区域・水面を加えた面積が、地域全体に占める割合
【注2】詳細は、下記「精度の高い緑の抽出手法の採用について」を参照

1 平成30年「みどり率」の測定結果(括弧内は平成25年参考値と増減)

  • 都全域:52.5%(53.0%、0.5ポイント減)
  • 区部:24.2%(24.5%、0.3ポイント減)
  • 多摩部:67.8%(68.4%、0.6ポイント減)

2 平成30年「みどり率」の増減要因

  • 「公園・緑地」は全体で0.1ポイントの増加。
  • 「農用地」は全体で0.3ポイントの減少。特に多摩部では0.4ポイントの減少。
  • 「水面・河川・水路」は変化なし。
  • 「樹林・原野・草地」は全体で0.3ポイントの減少。

参考 「みどり率」の調査結果

エリア みどり率(用途別) みどり率合計
区分 調査年 公園・緑地 農用地 水面・河川・水路 樹林・原野・草地
都全域 平成25年参考値 3.8% 3.7% 2.6% 42.9% 53.0%
平成30年 3.9% 3.4% 2.6% 42.6% 52.5%
平成25年-平成30年変化 0.1 -0.3 0 -0.3 -0.5
区部 平成25年参考値 5.6% 1.0% 4.5% 13.3% 24.5%
平成30年 5.7% 0.9% 4.5% 13.0% 24.2%
平成25年-平成30年変化 0.1 -0.1 0 -0.3 -0.3
多摩部 平成25年参考値 2.8% 5.1% 1.5% 59.0% 68.4%
平成30年 2.9% 4.7% 1.5% 58.7% 67.8%
平成25年-平成30年変化 0.1 -0.4 0 -0.3 -0.6

※四捨五入により合計値が一致しない場合がある。

参考 過去の「みどり率」調査結果

エリア みどり率(用途別) みどり率合計
区分 調査年 公園・緑地 農用地 水面・河川・水路 樹林・原野・草地
都全域 平成15年 3.3% 4.4% 2.6% 42.2% 52.4%
平成20年 3.5% 3.9% 2.5% 40.8% 50.7%
平成25年 3.7% 3.7% 2.5% 40.6% 50.5%
区部 平成15年 5.2% 1.4% 4.7% 8.7% 20.0%
平成20年 5.4% 1.1% 4.6% 8.5% 19.6%
平成25年 5.6% 1.0% 4.5% 8.7% 19.8%
多摩部 平成15年 2.3% 6.0% 1.4% 60.0% 69.8%
平成20年 2.5% 5.4% 1.4% 58.0% 67.4%
平成25年 2.8% 5.1% 1.4% 57.8% 67.1%

※四捨五入により合計値が一致しない場合がある。

精度の高い緑の抽出手法の採用について

平成30年調査では、従来に比べて高い精度で緑を抽出することができる近赤外線画像【注】を活用して、みどり率を算出しています。
また、平成25年から平成30年のみどり率の推移を把握するため、平成30年調査と同じ手法により、平成25年の航空写真及び近赤外線画像を活用した平成25年参考値を算出しています。平成15年及び平成20年については、近赤外線画像がないため、計算を行っていません。
なお、平成25年までのみどり率は、みどり率の推移を把握するため、近赤外線画像を用いない方法により算出し、公表していました。

【注】近赤外線画像:可視光よりも波長が長い近赤外線により撮影した画像。近赤外線画像を活用すると、植物による光の反射特性を利用し、緑の抽出が容易となり、日影の緑地なども判読しやすくなります。

参考 みどり率の推移

グラフの画像

問い合わせ先
環境局自然環境部計画課
電話 03-5388-3548

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