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報道発表資料  2019年04月26日  福祉保健局

食中毒の発生について
港区内のホテルの飲食店が提供した食事で発生した食中毒

探知

4月17日(水曜日)午前11時45分、患者から港区みなと保健所に、「4月15日(月曜日)午後6時30分頃から港区内のホテルの飲食店で会社の懇親会を行ったところ、10名のうち7名が、4月16日(火曜日)深夜から17日(水曜日)朝にかけて発熱、腹痛、おう吐等の症状を呈した。」との連絡があった。

調査結果

みなと保健所は、食中毒の疑いで調査を開始した。

  • 現時点で確認されている患者は4月14日(日曜日)午前11時30分から4月15日(月曜日)午後7時00分に、当該飲食店で提供された食事を喫食した7グループ39名中32名で、4月14日(日曜日)午後8時00分から4月18日(木曜日)午後10時00分にかけて、吐き気、発熱、下痢、おう吐等の症状を呈していた。
  • 患者全員に共通する行動はなく、患者全員に共通する食事は当該飲食店が提供した食事以外になかった。
  • 検査の結果、患者ふん便及び従事者ふん便からノロウイルスを検出した。
  • 患者の症状がノロウイルスによるものと一致していた。

決定

本日、みなと保健所は、以下の理由により、本件を当該飲食店が提供した食事を原因とする食中毒と断定した。

  • 患者の共通食は、当該飲食店で提供された食事以外になかった。
  • 複数の患者ふん便及び従事者ふん便からノロウイルスが検出され、患者の症状及び潜伏期間が同ウイルスによるものと一致していた。
  • 当該飲食店内において、おう吐があった等の感染症を疑う情報はない。
  • 患者を診察した医師から食中毒の届出があった。

措置

当該飲食店の営業者は4月20日(土曜日)から営業を自粛しており、港区は本日から3日間の営業停止等の処分を行った。

発症関係
4月25日
現在
発症日時 4月14日(日曜日)午後8時00分から18日(木曜日)午後10時00分まで
症状 吐き気、発熱、下痢、おう吐等
発症場所 自宅、職場等
患者数 総数 32名
(内訳)
男:11名(年齢:24~57歳)
女:21名(年齢:21~54歳)
入院者数 0名
診療医療機関数・受診者数 21か所21名(男7名、女14名)
原因食品 平成31年4月14日及び15日に提供された食事
病因物質 ノロウイルス
原因施設 屋号 ●●●●
業種 飲食店営業 菓子製造業
営業者 ●●●●
代表者 ●●●●
営業所所在地 東京都港区
営業者所在地 東京都港区
法人番号 ●●●●
連絡先電話番号 ●●●●

備考

提供メニュー 前菜盛り合わせ(赤キャベツマリネ、タコと大豆マリネ、大根マリネ等)、パスタ、肉料理、デザート等
検査関係
4月25日
現在

検査実施機関:東京都健康安全研究センター等

  • 検査項目
    ノロウイルス
  • 患者ふん便
    20検体ノロウイルス検出、2検体陰性、8検体検査中
  • 従事者ふん便
    3検体ノロウイルス検出、30検体陰性
  • 拭き取り検体
    1検体ノロウイルス検出、8検体陰性
  • 食品
    5検体陰性

参考 東京都における食中毒発生状況(ただし本事件は含まない)

  発生件数 患者数 死亡者数
本年1月1日~4月25日まで 38件 249名 0名
(昨年同期) (54件) (765名) (0名)
本年4月中(25日まで) 3件 18名 0名
(昨年同期) (21件) (199名) (0名)

※参考資料 ノロウイルスについて(PDF:146KB)

問い合わせ先
福祉保健局健康安全部食品監視課
電話 03-5320-4410

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