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報道発表資料  2019年04月19日  産業労働局

東京都中小企業の景況
平成31年4月調査

都内中小企業の景況調査の結果がまとまりましたのでお知らせいたします。

3月の景況

業況:減速感一段と強まる
見通し:2か月連続で改善

  • 3月の都内中小企業の業況DI(業況が「良い」とした企業割合-「悪い」とした企業割合)は、当月-37(前月-31)と減速感が一段と強まった。今後3か月間(4~6月)の業況見通しDI(当月(3月)に比べて「良い」とした企業割合-「悪い」とした企業割合)は、当月-15(前月-17)と2か月連続で改善した。
  • 業種別の業況DIをみると、全ての業種で悪化した。製造業(-25→-35)は10ポイント減少し大幅に悪化、小売業(-51→-57)は6ポイント減少し悪化した。卸売業(-32→-37)は5ポイント減少、サービス業(-19→-23)は4ポイント減少しともにやや悪化した。
  • 前年同月比売上高DI(-31→-32)はほぼ横ばいで推移した。業種別にみると、製造業(-20→-30)は10ポイント減少し大幅に悪化した。サービス業(-27→-24)は3ポイント増加、小売業(-50→-48)は2ポイント増加しともにわずかに改善した。卸売業(-30→-30)は横ばいで推移した。
  • 業種別の業況見通しDIをみると、卸売業(-17→-12)は5ポイント増加しやや改善、小売業(-27→-24)は3ポイント増加しわずかに改善した。サービス業(-14→-13)はほぼ横ばいで推移した。一方、製造業(-12→-14)は2ポイント減少しわずかに悪化した。

業況DI・業況見通しDI(全体)

(季節調整済DI)
グラフの画像

都内中小企業の設備投資、資金繰り等の状況

四半期調査:平成31年第1四半期(1~3月)
※「第1四半期」の正しい表記はローマ数字です。

  • 設備投資:わずかに減少
  • 採算状況:大きく悪化
  • 資金繰り:ほぼ横ばいで推移
  • 雇用人員:3期連続で上昇し不足感が続く

概要

  • 設備投資
    設備投資の動向を後方4四半期移動平均でみると、当期(平成31年1~3月)に設備投資を「実施した」割合は20.3%と、前期の20.5%からわずかに減少した。来期の設備投資の「実施予定」割合(後方4四半期移動平均)は20.8%と、当期と比べやや増加する見通しとなった。
  • 採算状況
    当期の採算状況を(「黒字」-「赤字」)でみると、-2.5(前期3.5)で前期に比べて6.0ポイントと大きく悪化した。
  • 資金繰り
    当期の資金繰り状況を資金繰りDI(「楽」-「苦しい」)でみると、-15.3(前期-15.6)とほぼ横ばいで推移した。
  • 雇用人員
    当期の雇用状況を雇用人員DI(「不足」-「過剰」)でみると、20.6(前期20.4)と3期連続で上昇し、不足感が続いた。

調査の概要

1 調査目的

毎月の景気動向(業況、生産、売上、在庫等の実績推移及び予測)の結果を中小企業者並びに関係機関等に提供し、経営の指針として、また企業支援のための資料として活用し、都内中小企業の振興を図る。

2 調査方法

郵送による配布、郵送による回収(毎月)

3 調査機関

産業労働局 商工部 調整課

4 回収期間

平成31年4月1日~平成31年4月8日

5 調査規模

対象企業 3,875企業

(内訳)
製造業 1,125企業
卸売業 875企業
小売業 875企業
サービス業 1,000企業

6 回答状況

回答企業数(回答率) 1,359企業(35.1%)

(業種別)
製造業 374企業(33.2%)
卸売業 370企業(42.3%)
小売業 271企業(31.0%)
サービス業 344企業(34.4%)

(規模別)
小規模 603企業(36.5%)
中小規模 269企業(35.9%)
中規模 293企業(38.3%)
大規模 186企業(35.9%)
規模不明 8企業(4.2%)

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問い合わせ先
産業労働局商工部調整課
電話 03-5320-4639

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