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報道発表資料  2019年03月14日  福祉保健局

食中毒の発生について
世田谷区内の学校で発生した食中毒

探知

3月5日(火曜日)午前10時45分、世田谷区内の学校に勤務する看護師から世田谷区世田谷保健所に、「学校内のカフェテリアで、3月4日(月曜日)の昼食を食べた21名が体調不良を呈している。」旨、連絡があった。

調査結果

世田谷区世田谷保健所は、食中毒の疑いで調査を開始した。

  • 患者は、3月4日(月曜日)昼に学校内のカフェテリアで食事をした児童、生徒及び教職員の112名中45名で、3月4日(月曜日)午後4時00分から3月5日(火曜日)午後10時00分にかけて、腹痛、下痢、吐き気等の症状を呈していた。
  • 患者全員に共通する食事は、カフェテリアで提供された食事以外になかった。
  • 患者15名及び調理従事者2名のふん便からウエルシュ菌が検出され、いずれも3月4日(月曜日)の昼食を喫食していた。
  • 3月4日(月曜日)の検食(ナチョス用ビーフソース及びメキシカンマッシュルームスープ)からウエルシュ菌が検出された。

決定

3月14日(木曜日)、世田谷区世田谷保健所は、以下の理由により、本件を当該施設で調理し提供した3月4日(月曜日)の昼食を原因とする食中毒と断定した。

  • 患者に共通する食事は当該施設で調理し提供された食事のみであった。
  • 患者及び調理従事者のふん便からウエルシュ菌が検出され、いずれも3月4日(月曜日)の昼食を喫食していた。
  • 患者の症状及び潜伏期間がウエルシュ菌によるものと一致した。
  • 3月4日(月曜日)の検食からウエルシュ菌が検出された。
  • 医師から食中毒の届出があった。

措置

当該施設の営業者は3月6日(水曜日)から営業を自粛しており、世田谷区は本日から3日間の営業停止等の処分を行った。

発症関係
3月13日
午後5時00分
現在
発症日時 3月4日(月曜日)午後4時00分から3月5日(火曜日)午後10時00分まで
症状 腹痛、下痢、吐き気等
発症場所 自宅、学校等
患者数 総数 45名
(内訳)
男:6名(年齢:31~51歳)
女:39名(年齢:8~43歳)
入院患者数 0名
診療医療機関数・受診者数 3か所3名(男0名、女3名)
原因食品 3月4日(月曜日)の昼食
病因物質 ウエルシュ菌
原因施設 屋号 ●●●●
業種 飲食店営業
営業者 ●●●●
代表取締役 ●●●●
営業所所在地 東京都世田谷区●●●●
営業者所在地 愛知県名古屋市●●●●
法人番号 ●●●●
連絡先電話番号 ●●●●

備考

提供メニュー ナチョス(コーンチップス、ビーフソース、ビーンソース、チーズソース)、メキシカンマッシュルームスープ、スライスドパイナップル等
検査関係
3月13日
午後5時00分
現在

[検査実施機関 東京都健康安全研究センター]

  • 患者ふん便
    36検体(15検体ウエルシュ菌検出、9検体陰性、12検体検査中)
  • 従事者ふん便
    4検体(2検体ウエルシュ菌検出、2検体陰性)
  • 拭き取り検体
    6検体ウエルシュ菌陰性
  • 食品
    15検体(2検体ウエルシュ菌検出、13検体陰性)

参考 東京都における食中毒発生状況(ただし本事件は含まない)

  発生件数 患者数 死亡者数
本年1月1日~3月13日まで 18件 87名 0名
(昨年同期) (26件) (455名) (0名)
本年3月中(13日まで) 0件 0名 0名
(昨年同期) (6件) (19名) (0名)

※参考資料 ウエルシュ菌とは(PDF:158KB)

問い合わせ先
福祉保健局健康安全部食品監視課
電話 03-5320-4405

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