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報道発表資料  2019年02月21日  建設局, (公財)東京動物園協会

井の頭自然文化園情報
ツシマヤマネコ「ノリ」が死亡しました

井の頭自然文化園(園長 日橋一昭)では、飼育しているツシマヤマネコの「ノリ」(メス)が死亡しましたので、お知らせします。

1.死亡したツシマヤマネコ

ツシマヤマネコの写真
ツシマヤマネコ「ノリ」
(撮影日:平成30年10月14日)

死亡日

2019年2月18日(月曜日)

名前

ノリ

性別

メス

年齢

15歳
2003年5月14日 福岡市動物園生まれ

死因

岐阜大学応用生物科学部共同獣医学科獣医病理学研究室にて調査中

2.経緯

ノリは平成25年10月23日に、福岡市動物園から来園しました。当初は非公開施設にて飼育していましたが、平成27年10月7日から展示を開始しました。
昨年11月に体調を崩したため治療や飼育環境の調整を行い、いったんは展示を再開できるまでに回復しました。しかし今月14日から再び食欲不振や元気消失が認められ、動物病院にて治療を行っていました。18日11時43分、経過観察をしていたところ静かに横になり、直ぐに処置を開始しましたが12時22分死亡を確認しました。

3.当園での飼育状況(平成31年2月21日現在)

2頭(オス1、メス1) ※いずれも非公開。死亡した「ノリ」は含みません。

4.日本国内の飼育状況(平成31年2月21日現在)

9施設 34頭(オス18、メス16) ※環境省調べ

参考

ツシマヤマネコ(食肉目 ネコ科)
(環境省レッドリスト2018:絶滅危惧1A類(CR)、東京都ズーストック種、天然記念物)
※「1A類」の正しい表記はローマ数字です。

  • 学名
    Prionailurus bengalensis euptilurus
  • 英名
    Tsushima leopard cat
  • 特徴等
    日本では長崎県対馬だけに生息する野生ネコ科動物で、1971年には国の天然記念物に、1994年には国内希少野生動植物種に指定されました。約10万年前に大陸から渡ってきたと考えられ、東アジア~南アジアに広く分布するベンガルヤマネコの亜種とされます。体重3~5キログラム、体長50~60センチメートルで、耳裏に白斑(虎耳状斑)があるのがイエネコと違います。
    1960年代の調査では250~300頭が生息していると思われましたが、生息環境の悪化や餌生物の減少、交通事故死などで個体数が減少し、2010年代前半では、約100頭しかいないと推定されています。

問い合わせ先
(公財)東京動物園協会
井の頭自然文化園教育普及係
電話 0422-46-1100 17時00分まで
建設局公園緑地部管理課
電話 03-5320-5365

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