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報道発表資料  2019年01月23日  福祉保健局

花粉の飛散開始日は2月11日から14日ごろ
今春の飛散花粉数は例年の1.2倍、昨春の6割程度
平成30年度東京都花粉症対策検討委員会(第2回)検討結果

東京都では、花粉症の予防や治療を適切に行うことができるよう、飛散花粉数の観測を行うとともに、観測結果などに基づき、花粉飛散予測を実施しています。
本日、東京都花粉症対策検討委員会を開催し、都内における平成31年春のスギ・ヒノキ花粉に関する飛散予測等の検討を行いましたので、結果についてお知らせいたします。

検討結果のポイント

1 飛散開始日の予測

2月11日から14日ごろとされ、例年(過去10年平均)よりやや早めとなる見込み
※過去10年平均は2月16日ごろ

2 飛散花粉の総数の予測

例年(過去10年平均)の1.2倍程度で、昨春の6割程度となる見込み(表1、図1)
(昨春と比べ、区部では0.4~0.5倍、多摩地域では0.6~0.8倍となる見込み)

3 飛散花粉の多い日の予測

飛散花粉数が「多い」に分類される1日あたり30個/平方センチメートル以上飛散する日数は、区部で34日程度、多摩地域で40日程度となる見込み(表2)

花粉情報の提供・発信

花粉症に関するウェブサイト「東京都の花粉情報」を、アレルギー疾患に関する総合サイト「東京都アレルギー情報navi.」に統合しました。
1月23日から情報提供を開始し、花粉症に関する基礎知識や対応・対策に加え、花粉の飛散状況、花粉症の原因となる植物の情報などをわかりやすくお伝えします。

2019年版「花粉症一口メモ」を配布

都民情報ルーム(都庁第一本庁舎3階)及び健康安全研究センター等で無償配布するとともに、ホームページにも掲載します。

表1 飛散花粉数

測定点
区市名
平成31年
飛散花粉数予測値【注1】
前年比
過去10年平均比
前年飛散花粉数 過去10年の平均飛散
花粉数
過去の
飛散花粉数【注2】
最小 最大
千代田 4,500~6,200 0.4~0.5
0.9~1.2
11,465 5,050 277 11,465
葛飾 4,100~5,600 0.3~0.5
0.8~1.1
11,959 4,930 136 11,959
杉並 5,300~7,200 0.4~0.5
0.9~1.2
14,614 5,867 118 14,614
4,400~6,000 0.4~0.5
0.9~1.2
11,707 4,948 242 11,707
大田 5,000~6,700 0.4~0.6
1.0~1.4
12,048 4,916 148 12,481
区部平均 4,600~6,300 0.4~0.5
0.9~1.2
12,359 5,142 - -
青梅 15,100~20,400 0.5~0.7
1.1~1.6
31,092 13,143 125 37,899
八王子 9,400~12,700 0.5~0.7
1.0~1.4
18,955 9,129 142 24,958
多摩 8,000~10,900 0.6~0.8
1.0~1.4
14,197 7,945 1,035 21,565
町田 7,000~9,500 0.9~1.2
1.2~1.6
8,135 5,870 215 18,914
立川 7,400~10,000 0.7~0.9
1.2~1.7
10,569 6,020 1,292 19,969
府中 6,000~8,200 0.7~1.0
1.3~1.8
8,451 4,567 772 15,914
小平 3,800~5,200 0.6~0.9
1.2~1.6
5,932 3,304 291 12,345
多摩地域平均 8,100~10,900 0.6~0.8
1.1~1.5
13,904 7,140 - -
都内平均 6,600~9,000 0.5~0.7
1.0~1.4
13,260 6,307 - -

【注1】花粉数の単位は、花粉飛散シーズン中に花粉捕集器(ダーラム型)のスライドグラス1平方センチメートル内に付着した花粉の個数で表す。
【注2】過去の飛散花粉数(最大、最小)は都の観測開始(昭和60年)以降のものである。なお、千代田は平成2年以降、小平は平成9年以降、多摩・立川・府中は平成17年以降のものである。

グラフの画像1
図1 飛散花粉数の経年変化(都内12地点平均)

【注3】スギ・ヒノキ飛散花粉数は、前年夏の日射量や秋のスギ花芽の着花状況などによって予測しています。予測値は、スギとヒノキの合計値です。

表2 飛散花粉数の多い日の日数

  平成31年予測 平成30年 過去10年平均
区部 34 47 34
多摩地域 40 41 31
都内平均 38 43 32

参考

飛散開始日の予測

飛散開始日の予測については、1月の日単位の平均気温の積算値のほか、スギの花芽が休眠に入った後の11月以降の気温の推移等を総合的に判断して行っています。
しかし、この先の気温が予測よりも高くなったり、2月上旬に春一番(南風)が吹いたりした場合には、飛散開始日は予測よりも早まる可能性があります。
詳しい飛散開始日の予測は、2月初めごろにホームページでお知らせします。

飛散開始日の定義

一観測地点で、1月以降にスライドグラスの1平方センチメートル内にスギ花粉が1個以上捕集される日が、原則として2日以上続いた最初の日としています(公益財団法人日本アレルギー協会花粉情報標準化委員会の定義による。)。
なお、気象条件により、飛散開始日以前に少量の花粉が飛ぶ場合があります。

飛散花粉数が多い日の定義

飛散花粉数が多い日とは、花粉捕集器を用い、捕集した花粉の数値が1日あたり30個/平方センチメートル以上の日としています。
日本アレルギー協会花粉情報標準化委員会では、1日あたりの飛散花粉数が10未満を「少ない」、10から30未満を「やや多い」、30から50未満を「多い」、50以上を「非常に多い」とし、東京都は100以上を「極めて多い」としています。

飛散花粉数の経年変化(過去10年平均)

都内の飛散花粉数の経年変化を見ると、平成30年時点の過去10年平均は、平成6年時点の過去10年平均と比べて、約3倍に増えています。(図2)

グラフの画像2
図2 飛散花粉数と過去10年平均

 

問い合わせ先
健康安全研究センター企画調整部健康危機管理情報課
電話 03-3363-3487

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