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報道発表資料  2019年01月08日  福祉保健局

都内のインフルエンザ「流行注意報」

都内では、インフルエンザ定点医療機関からの第52週(12月24日から12月30日まで)の患者報告数が「流行注意報基準」【注1】を超え、インフルエンザの流行が広がっています。
今後、大きな流行へと拡大する可能性があるため、インフルエンザの予防、拡大防止のために、より一層注意を払っていただくことが重要です。

【注1】流行注意報基準:感染症発生動向調査による定点報告において、10人/定点(週)を超えた保健所の管内人口の合計が、東京都の人口全体の30%を超えた場合としています。

インフルエンザ対策のポイント

  • こまめな手洗い
  • 休養・栄養・水分補給
  • 咳エチケット
  • 適度な室内加湿・換気
  • 予防接種(かかりつけ医と相談)

インフルエンザの発生状況

  • 都内のインフルエンザ定点医療機関(419か所)からの第52週(12月24日から12月30日)の患者報告数(都内全体平均)は11.53人/定点(週)です。
    患者報告数が10.0人/定点(週)を超えた保健所は、都内31か所中の18か所で、管内人口の合計は、東京都全体の65.68%になります。
  • 今シーズン(2018年9月3日以降)において、都内の学校や社会福祉施設等で発生したインフルエンザ様疾患の集団感染事例は295施設報告されています(12月30日まで)。

都内におけるインフルエンザ患者報告数(インフルエンザ定点報告)過去5シーズン

グラフの画像1

上記データは、都内のインフルエンザ定点医療機関から報告された患者数を報告機関数で割ったものです。

1.インフルエンザ様疾患の集団感染事例の報告数

グラフの画像2

都内学校等におけるインフルエンザ様疾患による臨時休業(学級閉鎖等)報告状況

  幼稚園 小学校 中学校 高等学校 専門学校等
2018-2019年シーズン累計
2018年9月3日~12月30日
13 185 15 0 0 213
2017-2018年シーズン累計
(同時期)
2017年9月4日~12月31日
30 428 47 5 0 510

2.インフルエンザウイルス検出状況(感染症発生動向調査事業)

(単位:件)
  A型 B型
AH1pdm09【注2】 AH1(Aソ連型) AH3(A香港型)
2018-2019年シーズン累計 22(71.0%) 0(0.0%) 9(29.0%) 0(0.0%)
2017-2018年シーズン累計 116(20.7%) 0(0.0%) 190(33.9%) 254(45.4%)

【注2】AH1pdm09:2009年に新型インフルエンザと呼ばれて流行したウイルス。2011年4月1日から季節性インフルエンザとして位置づけられている。

3.インフルエンザ患者の年齢層別内訳

定点患者報告年齢階層別内訳(直近5シーズン)

グラフの画像3

インフルエンザ定点医療機関から報告された患者の年齢階層別内訳(2018-2019シーズンは第52週分まで)

4.インフルエンザ流行分布マップ

流行分布マップの画像

定点当たり患者報告数が10.0人/週を超えた保健所は、都内31か所中18か所で、報告数が高い順に、荒川区(17.29人)、八王子市(15.94人)、大田区(15.81人)、多摩府中(14.65人)、目黒区(14.43人)、世田谷(13.75人)、杉並(13.41人)、多摩小平(13.00人)、中野区(12.60人)、台東(12.29人)、墨田区(12.13人)、渋谷区(11.29人)、北区(11.10人)、西多摩(11.07人)、江東区(10.92人)、みなと(10.56人)、練馬区(10.40人)、江戸川(10.17人)となっています。

インフルエンザ予防のイメージ画像

※最新の情報については、東京都感染症情報センターのホームページ(外部サイトへリンク)もご覧ください。
インフルエンザについて(PDF:458KB)

問い合わせ先
(感染症対策全般に関すること)
福祉保健局健康安全部感染症対策課
電話 03-5320-4482
(感染症患者の報告数(感染症発生動向)に関すること)
健康安全研究センター企画調整部健康危機管理情報課
電話 03-5937-1086

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