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報道発表資料  2018年10月31日  建設局, (公財)東京動物園協会

井の頭自然文化園情報 ツシマヤマネコ「シンゲン」が死亡しました

井の頭自然文化園(園長 日橋一昭)では、飼育しているツシマヤマネコの「シンゲン」(オス)が死亡しましたので、お知らせします。

1.死亡したツシマヤマネコ

  • 死亡日
    2018年10月27日(土曜日)
  • 名前
    シンゲン
  • 性別
    オス
  • 年齢
    17歳以上(推定)
    2002年以前生まれ(推定)、野生由来
  • 死因
    岐阜大学応用生物科学部共同獣医学科
    獣医病理学研究室にて調査中
ツシマヤマネコの写真
【ツシマヤマネコ「シンゲン」】
(撮影日:平成24年2月1日)

2.経緯

平成14年5月12日に、長崎県対馬市で交通事故に遭い環境省対馬野生生物保護センターに収容されましたが、その後回復し、放獣されました。しかしながら同年8月11日、平成15年12月15日および平成16年11月3日に、ニワトリ小屋にて計3回保護されて、収容されました。その後、平成18年11月21日に福岡市動物園へ移動、また平成25年11月7日に富山市ファミリーパークへ移動し、当園には平成27年11月19日に来園しました。当園では非公開施設で飼育していました。
今年の夏ごろから老齢のためと見られる食欲不振などが続き、動物病院にて治療を行ってきましたが、10月27日(土曜日)に死亡が確認されました。

3.当園での飼育状況(平成30年10月31日現在)

4頭(オス1、メス3) ※死亡した「シンゲン」は含みません。

4.日本国内の飼育状況(平成29年12月31日現在)

10施設 35頭(オス19、メス16)
資料:ツシマヤマネコ国内血統登録台帳【(公社)日本動物園水族館協会】

参考

ツシマヤマネコ(食肉目 ネコ科)
(環境省レッドリスト2012:絶滅危惧1A類(CR)、東京都ズーストック種、天然記念物)
※「1A類」の正しい表記はローマ数字です。

  • 学名
    Prionailurus bengalensis euptilurus
  • 英名
    Tsushima leopard cat
  • 特徴等
    日本では長崎県対馬だけに生息する野生ネコ科動物で、1971年には国の天然記念物に、1994年には国内希少野生動植物種に指定されました。約10万年前に大陸から渡ってきたと考えられ、東アジア~南アジアに広く分布するベンガルヤマネコの亜種とされます。体重3~5キログラム、体長50~60センチメートルで、耳裏に白斑(虎耳状斑)があるのがイエネコと違います。
    1960年代の調査では250~300頭が生息していると思われましたが、生息環境の悪化や餌生物の減少、交通事故死などで個体数が減少し、2010年代前半では、約100頭しかいないと推定されています。
問い合わせ先
(公財)東京動物園協会
井の頭自然文化園
電話 0422-46-1100 17時00分まで
井の頭自然文化園教育普及係
電話 0422-46-1942
建設局公園緑地部管理課
電話 03-5320-5365

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