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報道発表資料  2018年10月25日  建設局, (公財)東京動物園協会

多摩動物公園

動物情報
1.秋田市大森山動物園とニホンコウノトリを交換します

多摩動物公園(園長 永井清)では、このたび、秋田市大森山動物園(秋田県秋田市)との間で、ニホンコウノトリを交換することになりましたので、お知らせします。

(1) 交換するニホンコウノトリ

搬出個体

  1. オス
    2004年3月10日 当園生まれ
  2. メス
    2004年4月14日 当園生まれ

搬入個体

  1. オス
    2012年4月2日 秋田市大森山動物園生まれ
  2. メス
    2012年4月3日 秋田市大森山動物園生まれ
コウノトリの写真1 コウノトリの写真2
搬出するニホンコウノトリ 左:♂、右:♀
(撮影日:平成29年2月19日)

(2) 移動予定日

  • 搬出
    平成30年10月31日(水曜日)
  • 搬入
    平成30年11月2日(金曜日)

(3) 経緯

多摩動物公園は、コウノトリの個体群管理に関する機関・施設間パネル(Inter-institutional Panel on Population Management of the Oriental White Stork)の一員として、他施設と協力しながら、遺伝的に健全な野外個体群および飼育下個体群の維持を目指し、ニホンコウノトリの保全に取り組んでいます。当園は、国内の飼育下個体の約3分の1を有し、また、ペアづくりが難しいニホンコウノトリにおいて集団見合い方法で数多くのペアを形成した実績があることから、飼育下個体群の中で新しいペアを形成する役割を担っています。
今回、秋田市大森山動物園にいるオス1羽メス1羽と、当園の既存ペアを交換することで、大森山での繁殖を促進するとともに、今後、園内で新たなペアの形成を目指します。

(4) 当園での飼育状況(平成30年10月25日現在)

52羽(オス26、メス25、不明1) ※今回搬出する2羽を含みますが、搬入する2羽は含みません。

(5) 国内の飼育状況(平成29年12月31日現在)

18施設 194羽(オス98、メス96)

  • 資料
    ニホンコウノトリ国内血統登録台帳【(公社)日本動物園水族館協会】

参考

ニホンコウノトリ(コウノトリ目 コウノトリ科)
(ワシントン条約附属書1、IUCNレッドリスト:EN(絶滅危惧1B類)、特別天然記念物、東京都ズーストック種)
※「附属書1」「1B類」の数字の正しい表記はローマ数字です。

  • 学名
    Ciconia boyciana
  • 英名
    Oriental white stork
  • 分布
    東アジアの草原や湿地
  • 生態等
    全長約1.2メートル、体重約4キログラム。魚・カエル・ザリガニ・バッタなどを食べます。コウノトリは1回の産卵で2~5個の卵を産み、孵化日数は約30日とされ、孵化してから巣立ちまで約60日かかります。明治時代以前には日本でも普通に見られた鳥ですが、乱獲や農薬など環境の変化により、野生のものは日本から姿を消してしまいました。
    その後、飼育下での繁殖が進み、平成17年から兵庫県が放鳥を開始。平成19年には野外で43年ぶりにヒナが巣立ちし、以後毎年、野外で繁殖しています。

動物情報
2.豊橋総合動植物公園とニホンコウノトリを交換します

当園では、このたび、豊橋総合動植物公園(愛知県豊橋市)との間で、ニホンコウノトリを交換することになりましたので、お知らせします。

(1) 交換するニホンコウノトリ

搬出個体

  1. オス
    2003年3月11日 当園生まれ
  2. メス
    2004年3月12日 当園生まれ

搬入個体

  1. オス
    2000年4月24日 当園生まれ
  2. オス
    2001年4月30日 当園生まれ
コウノトリの写真3 コウノトリの写真4
搬出するニホンコウノトリ 左:♂、右:♀
(撮影日:♂:平成29年4月13日 ♀:平成29年4月12日)

(2) 移動予定日

平成30年11月5日(月曜日)

(3) 経緯

多摩動物公園は、コウノトリの個体群管理に関する機関・施設間パネル(Inter-institutional Panel on Population Management of the Oriental White Stork)の一員として、他施設と協力しながら、遺伝的に健全な野外個体群および飼育下個体群の維持を目指し、ニホンコウノトリの保全に取り組んでいます。当園は、国内の飼育下個体の約3分の1を有し、また、ペアづくりが難しいニホンコウノトリにおいて集団見合い方法で数多くのペアを形成した実績があることから、飼育下個体群の中で新しいペアを形成する役割を担っています。
今回、豊橋総合動植物公園にオス2羽を貸与する形になっているものを引き上げ、新たに当園から既存ペアをブリーディングローン【注】することで、豊橋での繁殖を促進するとともに、今後、園内で新たなペアの形成を目指します。

【注】ブリーディングローンについて
繁殖を目的とした動物の貸借契約のこと。動物園間で個体を移動させることによって新たなペア形成を促し、繁殖に寄与することを目的としています。

(4) 当園での飼育状況(平成30年10月25日現在)

52羽(オス26、メス25、不明1) ※今回搬出する2羽を含みますが、搬入する2羽は含みません。

(5) 国内の飼育状況(平成29年12月31日現在)

18施設 194羽(オス98、メス96)

  • 資料
    ニホンコウノトリ国内血統登録台帳【(公社)日本動物園水族館協会】

参考

ニホンコウノトリ(コウノトリ目 コウノトリ科)
(ワシントン条約附属書1、IUCNレッドリスト:EN(絶滅危惧1B類)、特別天然記念物、東京都ズーストック種)
※「附属書1」「1B類」の数字の正しい表記はローマ数字です。

  • 学名
    Ciconia boyciana
  • 英名
    Oriental white stork
  • 分布
    東アジアの草原や湿地
  • 生態等
    全長約1.2メートル、体重約4キログラム。魚・カエル・ザリガニ・バッタなどを食べます。コウノトリは1回の産卵で2~5個の卵を産み、孵化日数は約30日とされ、孵化してから巣立ちまで約60日かかります。明治時代以前には日本でも普通に見られた鳥ですが、乱獲や農薬など環境の変化により、野生のものは日本から姿を消してしまいました。
    その後、飼育下での繁殖が進み、平成17年から兵庫県が放鳥を開始。平成19年には野外で43年ぶりにヒナが巣立ちし、以後毎年、野外で繁殖しています。

イベント情報
1.子供写生画コンクール 入選作品決定! 表彰式を行います

当園では、「子供写生画コンクール」(平成30年6月14日発表済)の入選作品を決定しました。つきましては、以下のとおり表彰式及び入選作品の展示を行いますので、お知らせします。

(1) 第60回子供写生画コンクール入選作品(上位)

氏名(敬称略) 年齢など 住所地
金賞(園長賞) 長田夢叶 5歳 東京都
銀賞 副園長賞 宮埼すみれ 小学5年生 埼玉県
飼育展示課長賞 今井嵩 5歳 東京都
事業課長賞 渡邊新 小学3年生 東京都
特別賞 日野市長賞 蛯原涼 小学6年生 東京都
日野市商工会賞 吉田奈央 小学3年生 東京都
京王ストア賞 大江峻治 5歳 東京都
京王電鉄賞 楠結朱 小学6年生 東京都
多摩都市モノレール賞 加藤佑里菜 小学6年生 東京都

 

入選作品の画像
金賞(園長賞)作品

入選内訳

  • 金賞(園長賞)
    1点
  • 銀賞(副園長賞・各課長賞)
    3点
  • 特別賞
    5点
  • 銅賞(各係賞・各班賞)
    19点
  • 佳作
    10点

応募総数

437点

(2) 表彰式(佳作を除く)

日時

平成30年11月3日(土曜日・祝日) 10時00分~11時00分

会場

ウォッチングセンター内 動物ホール

内容

  • 入選作品の発表
  • 表彰式
    入選者には園長及び各賞代表者から、「賞状」と「記念品」を贈呈します。
    ※佳作については、後日、賞状などを郵送します。

(3) 展示期間及び場所

期間

平成30年11月1日(木曜日)~11月27日(火曜日)

場所

ウォッチングセンター1階

内容

入選作品を展示

(4) 協賛

日野市、日野市商工会、株式会社京王ストア、京王電鉄株式会社、多摩都市モノレール株式会社

イベント情報
2.「コウノトリ保全セミナー あなたの街にもコウノトリが!? 見えてきたコウノトリ保全事業の課題と展望」開催

公益財団法人東京動物園協会(理事長 鈴木勝)は、コウノトリの個体群管理に関する機関・施設間パネル(Inter-institutional Panel on Population Management of the Oriental White Stork、以下「IPPM-OWS」)との共催で、セミナーを開催します。
IPPM-OWSは、平成27年11月に開催した「コウノトリ保全フォーラム」で採択した「東京宣言2015」を柱として、さまざまな活動を行ってきました。飼育繁殖計画や放鳥計画を立て、施設間での個体や有精卵移動により飼育個体群(生息域外個体群)と野外個体群(生息域内個体群)の遺伝的多様性の維持・向上に努めてきたほか、新たな繁殖地における地元自治体などへの支援や見守り活動、保全活動の普及啓発などにも取り組んできました。このような活動の結果、コウノトリの野外個体数は140羽を超えるまでになり、平成29年までに、すべての都道府県への飛来が確認されました。
また、兵庫県以外に新たに3ヵ所の繁殖地(徳島県鳴門市、島根県雲南市、京都府京丹後市)が形成され、コウノトリを題材にした地域の自然環境再生に向けた活動が各地に広がりつつあります。生息域外では、新たなペアを形成するとともに、約200羽を安定した個体群として維持しています。一方、野外個体数の増加や繁殖地の拡大、活動の広がりとともに新たな課題も見えてきています。
このセミナーでは、コウノトリ保全事業の最新の状況について紹介します。ぜひご参加ください。

コウノトリの写真5
コウノトリの親子

(1) 日時

平成30年11月25日(日曜日) 13時00分~16時30分

(2) 場所

東京都美術館 講堂(台東区上野公園8-36)
※多摩動物公園ではありませんのでご注意ください。

(3) 対象

中学生以上

(4) 定員

200名 ※事前申込制(先着順)

(5) 参加費

無料

(6) 内容

講演「コウノトリ保全事業の近年の成果」

佐川志朗氏(兵庫県立大学大学院 地域資源マネジメント研究科 教授、兵庫県立コウノトリの郷公園 エコ研究部長、IPPM-OWS域内保全作業部会長)

講演「徳島県鳴門市での繁殖について」

柴折史昭氏(コウノトリ定着推進連絡協議会<徳島県>)

講演「島根県雲南市での繁殖について」

高橋誠二氏(雲南市教育委員会 文化財課)

講演「京都府京丹後市での繁殖について」

小北景子氏(京丹後市教育委員会 文化財保護課)

講演「野田市のコウノトリ放鳥事業について」

岡重之氏(野田市 みどりと水のまちづくり課)

講演「関東でひろがるコウノトリの輪 埼玉県鴻巣市・自治体フォーラムの取組」

岡安優子氏(鴻巣市 環境課)

講演「域外保全の重要性 飼育施設での取組みと課題」

中島亜美(多摩動物公園 南園飼育展示係、(公社)日本動物園水族館協会 生物多様性委員会 ニホンコウノトリ計画管理者)

講演「野外コウノトリの救護及び死亡の要因」

松本令以氏(兵庫県立コウノトリの郷公園 獣医師、IPPM-OWS事務局長)

講演「これまでの取組みの総括と今後の展望」

江崎保男氏(兵庫県立大学大学院 地域資源マネジメント研究科長・教授、兵庫県立コウノトリの郷公園 統括研究部長、IPPM-OWS副代表)

(7) 応募方法

Eメールで以下のとおりお申し込みください。

2018stork(at)tokyo-zoo.net宛に、件名を「コウノトリ」とし、本文に参加希望者全員の氏名(ふりがな)・年齢(学年)、代表者の住所・氏名・電話番号を記入してお送りください。
お申し込みの際は、@tokyo-zoo.netからのEメールを受信できるよう、迷惑メールフィルターやメールソフトを設定してください。特に携帯電話からお申し込みの方はご注意ください。
お申し込み後、数日中に受付番号を返信します。連絡がない場合は、電話にてお問い合わせください。

※迷惑メール対策のため、メールアドレスの表記を変更しております。お手数ですが、(at)を@に置き換えてご利用ください。
※お申込みの際ご提供いただいた個人情報は、当該イベントに関するご連絡のみに使用します。
また、データの保管や削除など、個人情報については厳重な管理をいたします。

(8) 締切

平成30年11月20日(火曜日)送信分まで有効
※10月25日(木曜日)から募集を開始し、先着順とします。締切前に定員に達した場合は、多摩動物公園ホームページ(東京ズーネット)(外部サイトへリンク)でお知らせします。

(9) 主催・共催・後援

1)主催

コウノトリの個体群管理に関する機関・施設間パネル(IPPM-OWS)

2)共催

公益財団法人東京動物園協会
兵庫県立コウノトリの郷公園
兵庫県立大学大学院地域資源マネジメント研究科

3)後援

公益社団法人日本動物園水族館協会

(10)その他

このセミナーの開催経費の一部は、公益信託サントリー世界愛鳥基金の助成を受けています。

ご案内

【多摩動物公園】

  • 開園時間
    9時30分~17時00分(入園は16時00分まで)
  • 休園日
    毎週水曜日(祝日のときは、翌日)
  • 入園料
    一般:600円、65歳以上:300円、中学生:200円
    ※小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料

※開園日については東京ズーネット(外部サイトへリンク)でご覧いただけます。

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