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報道発表資料  2018年09月18日  福祉保健局

9月24日~9月30日は結核予防週間です

厚生労働省は、毎年9月24日から9月30日までを「結核予防週間」と定めて、結核に関する正しい知識の普及啓発を図ることとしています。結核は医療や生活水準の向上により新規患者数が減少傾向にあるものの、平成29年においても全国で約1万6千人の患者が新たに発生しており、日本は世界的にみて「結核中まん延国」の位置づけとなっています。東京都では、結核予防週間にあわせて結核予防に関する普及啓発事業を実施します。この機会に、結核に関する正しい知識を身に付けましょう。

1 平成29年東京都の新規結核患者発生状況

  • 新規患者数は、2,213人です。
  • 人口10万人あたりの結核罹患率(16.1)は減少傾向ですが、全国値(13.3)より高い状況です。
  • 65歳以上の占める割合が半数以上(52.5%)です。
  • 全国(13.2%)と比べて20~39歳の占める割合(22.1%)が多いことが特徴です。
  • 外国出生者の占める割合(15.4%)が増加しており、全国(9.1%)より高い状況が続いています。

2 結核とは

  • 結核は、結核菌を吸い込むことによっておこる感染症です。
  • 症状は「咳」「たん」「発熱」など風邪とよく似ていますが、症状が長引くことが特徴です。
  • 高齢者は特徴的な症状が出ないことがあるため、特に注意が必要です。

3 結核の予防・早期発見のために

結核は適切に服薬治療を行えば治る病気ですが、100%感染を予防することは困難です。結核の早期発見のためには健診を受けることが重要です。また、高齢者は「咳」、「たん」等の症状が出ないこともあるため、食欲低下、体重減少などの症状にも注意が必要です。結核の早期発見は重症化を防ぐだけでなく、周囲への感染の予防にもつながります。

  • 年1回は、学校・職場の健診、住民健診等で胸部エックス線検査を受けましょう。
  • 咳が2週間以上続く場合は、医療機関を受診しましょう。

4 結核予防週間の取組

時期 内容
9月19日(水曜日)~30日(日曜日)まで 新宿駅西口デジタルサイネージで結核啓発画像の放映
9月24日(月曜日・祝日) 13時00分~16時00分まで
秋葉原UDXサボニウス広場(千代田区)
公益財団法人東京都結核予防会との共催による結核の普及啓発グッズの配布
胸部レントゲン検査撮影検診車による無料結核健診【注】
9月26日(水曜日)~30日(日曜日)まで
18時00分~23時00分まで
都庁第一本庁舎の壁面を、金赤色にライトアップ

【注】無料結核健診は、11月23日(金曜日・祝日)13時00分~16時00分まで 中野区役所正面玄関前広場でも開催予定です。

問い合わせ先
(普及啓発に関すること)
健康安全研究センター企画調整部健康危機管理情報課
電話 03-3363-3213
(無料結核健診、都庁舎のライトアップに関すること)
福祉保健局健康安全部感染症対策課
電話 03-5320-4483

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