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報道発表資料  2018年08月09日  建設局, (公財)東京動物園協会

葛西臨海水族園 お知らせ・イベント情報

水産研究・教育機構と包括連携協定を締結します

公益財団法人東京動物園協会(理事長 鈴木勝)と国立研究開発法人水産研究・教育機構(理事長 宮原正典)は、飼育技術を活用した研究開発および水圏生物分野におけるサイエンスコミュニケーションの推進を目的とし、包括連携協定を締結することとなりました。東京動物園協会と、水産研究・教育機構が連携して新たな研究開発と研究情報の発信に取り組むことを目指します。
つきましては、以下のとおり調印式を行います。

葛西臨海水族園の写真 水産研究・教育機構のロゴ画像

1.日時

平成30年8月29日(水曜日) 10時30分~11時30分

2.場所

葛西臨海水族園 本館2階 レクチャールーム

3.協定の概要と目的

本協定は、葛西臨海水族園の指定管理者である当協会と、我が国唯一の水産に関する総合的な研究開発・人材育成機関である水産研究・教育機構が、双方の研究開発能力、研究情報発信力を結集し、共通の課題解決に向けて相互に協力することを定めるものです。
両機関が広く連携し、双方が得意とする水産分野の飼育技術を活かした研究開発を進め、研究成果を水族園入園者をはじめとする多くの方々に広くアピールすることにより、水圏生物および生息環境に関する研究、教育の振興、水産資源の持続的な利用のための理解増進、水圏生物の多様性理解と保全、水産業の持続的な発展と水産物の安定供給の達成に資することを目的としています。

4.有効期間

平成30年8月29日から平成33年3月31日まで
以後は双方合意のうえ、満了日の翌日からさらに3年間ごとに更新

5.連携内容

  1. 共同研究および調査等の研究開発協力
  2. 飼育研究施設・設備の相互利用
  3. 人材交流、人材育成・教育
  4. 研究成果の発信
  5. 社会貢献
  6. その他本協定の目的を達成するために水産研究・教育機構と東京動物園協会が必要と認める事項

6.今後の取組み

両機関は、葛西臨海水族園の飼育技術や研究成果を一般の方々に伝える能力と、水産研究・教育機構の水産に関する研究能力を、共同研究や人材交流などにより組織的に連携させることで、研究開発および水圏生物分野におけるサイエンスコミュニケーションを強力に推進することに貢献します。そのために、以下の取組みを行います。

  1. 両施設を活用した共同研究など
  2. 水族園での特別展示の共同企画
  3. 研究交流及び人材交流、教育への貢献

本協定の詳細については、協定締結式の際にご説明いたします。

水草講演会を開催!

当園では、特設展示「水辺に生きる草」開催に合わせ、水草をテーマにした講演会を開催いたします。

1.日時

平成30年9月15日(土曜日) 13時30分~16時00分

※なお、講演会終了後(16時00分から16時40分まで)、希望される方を対象に、当園「水辺の自然」エリアを講演会の講師と水族園スタッフがご案内する予定です。

2.場所

本館2階 レクチャールーム

3.対象

どなたでも参加できます
※年齢制限はありませんが、中学生が理解できる内容になります。

4.定員

80名

5.内容

第1部「水辺をつくる・みせる・つたえる」

太田智優(葛西臨海水族園 飼育展示係)

第2部「消えゆく水草を守る 水草の不思議とその危機、そして私たちにできること」

田中法生氏(独立行政法人国立科学博物館 植物研究部)

  • 要旨
    水草は実に不思議で魅力的な植物です。植物の祖先たちが成し遂げた「上陸」という一大トレンドに背を向け、再び水中へ進出した植物が水草なのです。この「水中に戻る」という異端の進化こそが、水草の不思議な形やくらしを生み出したのです。
    ところが、そこまでして進出した水中環境は、人間によって大きく変化してしまいました。水草の40%以上が絶滅の危機にあるという悲しい状況です。この中で私たちには何ができるのか?本当に必要なことは何か?水草の自生地の現状と水草を守るための科学を、最新の研究を交えてご紹介します。
    水草の写真
    ミクリ属の交雑種
  • 田中法生氏プロフィール
    昭和45年東京都江戸川区生まれ。国立科学博物館植物研究部多様性解析・保全グループ研究主幹。筑波実験植物園研究員を兼任。博士(理学)。水草保全ネットワーク代表。専門は水草の進化、分布拡散、遺伝的構造など。水草の保全研究にも取り組む。日本では数少ない水草研究の第一人者。
    著書に『異端の植物「水草」を科学する 水草はなぜ水中を生きるのか?』(ベレ出版)、共著に『新しい植物分類学1』(講談社)、『日本の固有植物』(東海大学出版会)、『日本の野生植物1、5』(平凡社)など。
    講師の写真
    田中法生氏

6.応募方法

Eメールで以下のとおりお申し込みください。

mizube(at)tokyo-zoo.net宛に、件名を「水草講演会」とし、本文に参加希望者全員の氏名(ふりがな)・年齢、代表者の住所・氏名・電話番号を記入してお送りください。
お申込みの際は、@tokyo-zoo.netからのEメールを受信できるよう、迷惑メールフィルターやメールソフトを設定してください。特に携帯電話からお申し込みの方はご注意ください。

※お申込みの際ご提供いただいた個人情報は、当該イベントに関するご連絡のみに使用します。
また、データの保管や削除など、個人情報については厳重な管理をいたします。
※迷惑メール対策のため、メールアドレスの表記を変更しております。お手数ですが、(at)を@に置き換えてご利用ください。

7.締切

平成30年8月31日(金曜日)送信分まで有効
※応募者多数の場合は抽選とし、当落にかかわらずお知らせいたします。

ご案内

【葛西臨海水族園】

  • 開園時間
    9時30分~17時00分(入園は16時00分まで)
    8月11日(土曜日・祝日)~16日(木曜日)は9時30分~20時00分(入園は19時00分まで)
  • 休園日
    毎週水曜日(祝日のときは、翌日)
    8月は休園日なし
  • 入園料
    一般:700円、65歳以上:350円、中学生:250円
    ※小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料

※開園日については東京ズーネット(外部サイトへリンク)でご覧いただけます。

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