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報道発表資料  2018年02月08日  建設局, (公財)東京動物園協会

葛西臨海水族園 イベント情報
葛西臨海水族園・井の頭自然文化園・多摩動物公園野生生物保全センター共催
連続講演会「身近な水辺の生き物を守る」第2回

ゲンゴロウやタガメ、イモリやカエル、メダカやタナゴなど、かつては身近にいた水辺の生き物の多くが数を減らしています。なぜ数を減らしているのでしょう?守っていくにはどうすればよいのでしょう?
都立動物園・水族園(恩賜上野動物園・多摩動物公園・葛西臨海水族園・井の頭自然文化園)は、都内に生息するアカハライモリやミナミメダカの保全に取り組んでいます。この講演会では、都立動物園・水族園が「東京めだか」と呼んでいる「東京生まれ、東京育ちのミナミメダカ」の保全の取組みを紹介するとともに、(公財)宮城県伊豆沼・内沼環境保全財団でゼニタナゴの保全を行っている藤本泰文氏をお招きし、日本固有種であるゼニタナゴを守るためにどのような活動をしてきたのかを紹介します。
生き物たちは複雑につながっており、一度失われた自然を元の姿に戻すことは容易ではありません。それでも保全活動を続けることには意味があります。私たちには何ができるのか、一緒に考えてみましょう。

魚の写真 生きものたちの写真
【保全活動により少しずつ戻ってきたゼニタナゴ】 【伊豆沼・内沼で見られる生き物たち。
さまざまな生き物たちが複雑につながって生態系は保たれます】

1.日時

平成30年3月18日(日曜日) 13時30分~16時00分

2.場所

葛西臨海水族園 本館2階 レクチャールーム

3.対象

高校生以上

4.定員

80名

5.参加費

無料(入園料も無料となります)

6.内容

  • 講演1「めだかの困惑 『東京めだか』を通じた保全活動」
    河原直明(葛西臨海水族園 調査係 主任)
  • 講演2「ゼニタナゴのいる水辺を守りたい! 伊豆沼・内沼ゼニタナゴ復元プロジェクト」
    藤本泰文氏(公益財団法人宮城県伊豆沼・内沼環境保全財団 研究員)

講演2 要旨

ゼニタナゴという魚を知っていますか?貝に卵を産む小さな魚です。各地で姿を消し、今では日本の数ヵ所にしか生息していない希少な魚です。その最大の生息地であった伊豆沼でも、ブラックバスによる食害で90年代に姿を消してしまいました。この希少種の復活を目指して、バス駆除活動が長年行われてきました。多くの方の協力により、少しずつ自然が戻る中、ついにゼニタナゴが伊豆沼で再発見されました。
一度壊れた自然を取り戻すには、やはり長い時間とたくさんの努力、科学的な検証が必要で、それでも予想外の反応を自然は示します。豊かな水辺を守るために、私たちはどうすべきか。東北での活動を例に皆さんと一緒に考えていきたいと思います。

藤本泰文氏プロフィール

昭和50年東京生まれ、多摩川育ち。小学生のとき、夏休みの自由研究で金魚の行動観察を行う。将来の夢を科学者と書いて30年、北里大学水産学部で博士号を取得後も、魚の研究を続ける。現在、(公財)宮城県伊豆沼・内沼環境保全財団研究員。日本魚類学会では自然保護委員を務める。好きな魚はもちろんゼニタナゴ。でも、ギバチのキュートな姿にも心を奪われている。
共著に『よみがえる魚たち』、『田園の魚をとりもどせ!!』(ともに恒星社厚生閣)など。

藤本氏の写真
【藤本泰文氏】

7.託児サービス

本講演会の開催時間中、0歳~就学前までのお子様の託児サービスを実施します。ご希望の方は、申込み時に託児を希望するお子様の年齢(講演会実施日現在)と人数を平成30年2月28日(水曜日)までにご連絡ください。料金は無料です。

※定員に限りがありますので、応募多数の場合は抽選となります。
託児サービスの申込み期限が講演会の応募締切と異なりますので、ご注意ください。
なお、託児サービスについては外部に委託しての実施となります。

8.応募方法

Eメールで以下のとおりお申し込みください。
mizube(at)tokyo-zoo.net宛に、件名を「水辺講演会」とし、本文に参加希望者全員の氏名(ふりがな)・年齢、代表者の住所・電話番号を記入してお送りください。
お申し込みの際は、@tokyo-zoo.netからのEメールを受信できるよう、迷惑メールフィルターやメールソフトを設定してください。特に携帯電話からお申し込みの方はご注意ください。

※迷惑メール対策のため、メールアドレスの表記を変更しております。お手数ですが、(at)を@に置き換えてご利用ください。
※お申込みの際ご提供いただいた個人情報は、当該イベントに関するご連絡のみに使用します。
また、データの保管や削除など、個人情報については厳重な管理をいたします。

9.締切

平成30年3月10日(土曜日)送信分まで有効
※応募者多数の場合は抽選とし、当落にかかわらずお知らせします。

10.その他

連続講演会「身近な水辺の生き物を守る」の第1回を、平成30年3月4日(日曜日)に井の頭自然文化園にて開催いたします。お申込みは2月22日(木曜日)までです。
詳細については、井の頭自然文化園(東京ズーネット(外部サイトへリンク))をご覧ください。

ご案内

【葛西臨海水族園】

  • 開園時間
    9時30分~17時00分(入園は16時00分まで)
  • 休園日
    毎週水曜日(祝日のときは、翌日)
    2月20日(火曜日)~2月22日(木曜日)は休園
    3月28日(水曜日)は開園
  • 入園料
    一般:700円、65歳以上:350円、中学生:250円
    ※小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料

※開園日については東京ズーネット(外部サイトへリンク)でご覧いただけます。

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