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報道発表資料  2017年11月09日  建設局, (公財)東京動物園協会

〔別紙〕

多摩動物公園

1. マレーバクが生まれました!

多摩動物公園(園長 永井清)では、このたびマレーバクの赤ちゃんが誕生しましたのでお知らせします。

(1) 誕生したマレーバク

  • 誕生日
    平成29年10月26日(木曜日)
  • 性別
    メス
  • 名前
    ソラ
  • 両親
    母親:ユメ(14歳)
    2003年5月22日 日本平動物園生まれ
    父親:ケン(6歳)
    2011年7月6日 多摩動物公園生まれ
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【ユメ親子】
(撮影日:平成29年10月28日)

(2) 公開予定について

親子はともに元気に過ごしています。11月10日(金曜日)から、アジア園マレーバク舎室内展示室にて公開します。
※なお、親子の健康状態等によっては、展示を中止、または時間の変更をする場合がありますので、ご了承ください。

(3) 当園での飼育状況(2017年11月9日現在)

6頭(オス3、メス3) ※今回生まれた「ソラ」を含みます。

(4) 日本国内の飼育状況(2016年12月31日現在)

13園館 37頭(オス21、メス16)
資料:バク科血統登録台帳【(公社)日本動物園水族館協会】

参考

マレーバク(奇蹄目 バク科)
(ワシントン条約附属書I、IUCNレッドリスト:EN(絶滅危惧1B類)、東京都ズーストック種)

  • 学名
    Tapirus indicus
  • 英名
    Malayan tapir
  • 分布
    東南アジア(ミャンマー南部、タイ南西部、マレー半島、スマトラ島)
  • 生態等
    水辺のある森林から草地の湿地帯に単独で生息しています。水辺を歩き回り、木の葉や草などを食べます。おもに夜に活動し、トラなどの天敵に見つからないようにひっそりとくらしています。生まれた子供は「ウリボウ」と呼ばれる白い点々模様があり、生後半年までにはおとなと同じ模様になります。

※1B類の正しい表記はローマ数字です。

2. 絶滅危惧種の肉食性有袋類
タスマニアデビルが来園しました!

当園では、オーストラリア連邦タスマニア州政府の飼育施設からタスマニアデビル2頭が来園しましたのでお知らせします。

(1) 来園したタスマニアデビル

  • 名前 テイマー “Tamar”
  • 性別 オス
  • 生年月日 2016年4月19日
  • 名前 ダーウェント “Derwent”
  • 性別 オス
  • 生年月日 2016年4月19日

※2頭は兄弟で、タスマニア島の川の名前にちなんで名づけられています。

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【来園した2頭のタスマニアデビル
「テイマー」(左)と「ダーウェント」(右)】

(2) 来園日

平成29年11月7日(火曜日)

(3) 経緯

野生のタスマニアデビルは、「タスマニアデビル顔面腫瘍病」の伝播などにより激減しました。タスマニア州政府は2003年から「セイブ・ザ・タスマニアデビル・プログラム」を立ち上げ、飼育下繁殖や発症地域以外への個体導入など、保全活動に取り組んでいます。この一環として2013年、海外の動物園がタスマニアデビルの飼育を通じた教育普及活動を行うプログラムが始まりました。
このプログラムへの多摩動物公園の参加も認められ、昨年5月、タスマニアデビル2頭(ともにメス)が来園しています。今回、さらに2頭のタスマニアデビルが来園しました。

(4) 公開について

公開日は決まり次第、多摩動物公園ホームページ(東京ズーネット)(外部サイトへリンク)にてお知らせします。

(5) 国内の飼育状況(2017年11月9日現在)

4頭(オス2、メス2) ※今回来園した2頭を含みます。
国内では当園でのみの飼育です。

参考

タスマニアデビル(フクロネコ目 フクロネコ科)
(IUCNレッドリスト:EN(絶滅危惧種1B類))

  • 学名
    Sarcophilus harrisii
  • 英名
    Tasmanian devil
  • 分布
    オーストラリア(タスマニア島)
  • 生態等
    現存する肉食性有袋類としては世界最大種で、頭胴長は約60センチメートル、尾の長さは約25センチメートル。かつてはオーストラリア本土にも生息していましたが、現在はタスマニア島のみに分布しています。家畜を襲う害獣としての疑いから駆除対象になり数を減らしましたが、その後、保護法のもと少しずつ生息数が回復していました。しかし、伝染性及び致死率の高い「タスマニアデビル顔面腫瘍病(DFTD)」が蔓延し、再び数を減らしています。夜行性で、ワラビーなどの動物の死体を集団で食べる習性があります。黒い体色と、集団でエサを食べる際に発する鳴き声から、「デビル」と呼ばれたとされています。

※1B類の正しい表記はローマ数字です。

3. オガサワラシジミの周年飼育に新たに成功しました
平成28~29年 第7世代まで誕生

当園では、環境省が進めるオガサワラシジミ保護増殖事業の一端を担い、平成17年からオガサワラシジミを非公開で飼育繁殖し、生息域外保全に取り組んでいます
このたび第6世代の交尾に成功、第7世代が孵化し、導入から1年以上の飼育を初めて継続させることができましたのでお知らせします。

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【オガサワラシジミの成虫】

(1) 飼育中のオガサワラシジミについて

平成28年10月3~9日 小笠原諸島母島にてメス成虫を捕獲。
平成28年10月7~10日 母島にてメス成虫2頭から採卵を実施。採卵後、メス成虫は全て放野。
平成28年10月17日 孵化幼虫41頭を多摩動物公園に搬入(飼育下第1世代)。
※現在飼育中のオガサワラシジミは、このとき搬入した個体から繁殖を繰り返し、継続飼育しているものです。

(2) これまでの経過

多摩動物公園では、平成22年5月に飼育ネット内でのオガサワラシジミの交尾に成功しましたが、次世代はその方法では交尾せず、その後も不成功に終わっていました。
それまでの取組みにより、採卵技術及び卵から成虫までの飼育技術はほぼ確立しており、交尾の成功が長期継続飼育の鍵となっていました。そのため、必要な空間、温湿度などの諸条件を見直し、平成26年と平成27年、足立区の協力を得て足立区生物園を借用し、放蝶による交尾試験を行いました。いずれも、飼育下第1世代で複数ペアの交尾に成功しましたが、次の第2世代では不成功でした。
平成28年に園内に新設したビニールハウスを使用して交尾試験を実施したところ、羽化した飼育下第1世代は11月25~30日に9ペアが交尾し、続く第2世代も平成29年1月27日から計19ペアが交尾、繁殖しました。その後も、同様の方法で次世代が得られ、搬入から1年以上経過した現在、飼育下第6世代が羽化して交尾に成功、採卵した卵から第7世代の幼虫が11月8日に孵化しています。

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【交尾の様子】

(3) オガサワラシジミ生息域外保全について

平成17年から環境省、文化庁、東京都、研究機関などがオガサワラシジミ緊急保護の必要性から継続的に実施してきた「オガサワラシジミ保全連絡会議」に当園も参加し、会議実施当初から飼育展示課昆虫飼育係で飼育繁殖を始めました。
平成20年8月には種の保存法に基づく国内希少野生動植物種に指定され、平成21年3月にはオガサワラシジミ保護増殖事業計画が策定されました。平成23年から、環境省による「小笠原希少昆虫保護増殖事業連絡会議」が開催され、生息域内・域外それぞれの対策事業を関係各所が分担してオガサワラシジミの保全活動を進めています。当園では、累代飼育技術の確立を柱とし、生息地状況に係る普及啓発や現地活動との連携を行っています。

(4) 公開について

非公開で飼育繁殖しています。ご了承ください。

(5) 国内の飼育状況(2017年11月9日現在)

成虫55頭(オス22、メス33)
国内では当園でのみの飼育です。

(6) その他

オガサワラシジミをテーマとした小笠原保全講演会「小さなチョウをはぐくむ大いなる自然」を平成29年12月9日(土曜日)に開催します(10月26日発表済み)。
また、あわせて、オガサワラシジミやそれを取り巻く環境、多摩動物公園での取組みについて紹介するミニ企画展を開催、いままで展示していなかったオガサワラシジミ成虫の標本も展示します。

  • 期間 平成29年12月7日(木曜日)~平成30年1月30日(火曜日)
  • 場所 昆虫園本館2階 標本展示室、本館1階 ふれあいコーナー前

参考

オガサワラシジミ(節足動物門 昆虫綱 チョウ目 シジミチョウ科)
(環境省レッドリスト2017:絶滅危惧1A類、天然記念物指定)

  • 学名
    Celastrina ogasawaraensis
  • 分布
    小笠原諸島 母島(かつては父島、母島に多数生息していたが、父島では1980年代前半に激減し、1992年以降、生息が確認されていない。母島でも少数が確認されるのみ)
  • 生態等
    小型(全長12~15ミリメートル程度)のシジミチョウで、オスのほうがメスよりやや大きく、オスの羽表面は暗青色で外縁部が黒くなっています。裏面は灰白色で後ろ羽は青緑色を帯び、小さな黒い斑紋がまばらにあります。自然性の高い森林に生息し、成虫は移動性が高く日が差している時間帯に活動します。幼虫のエサはクマツヅラ科のオオバシマムラサキ、クスノキ科のコブガシなど。
    日本固有種で、外来種のグリーンアノールによる捕食が圧迫要因として考えられるほか、台風による被害や開発による影響、アカギなど外来植物の侵入による植生の変化なども減少要因としての可能性が指摘されています。

※1A類の正しい表記はローマ数字です。

多摩動物公園 クリスマスイベント2017
「動物園のトナカイは、橇(そり)はひかない。」

当園では、12月23日(土曜日・祝日)、24日(日曜日)を中心に、クリスマスイベントを行います。トナカイに関するミニトークや、動物たちへのサプライズプレゼントなど、特別企画が目白押しです!
楽しみながら学べる「動物園ならでは」のクリスマスを、どうぞお楽しみください。

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1. プレゼント&トーク「動物園のトナカイは、橇はひかない」

サンタクロースのコスチュームに身を包んだ飼育係が、担当動物にサプライズプレゼントを届けます。当日は、移動中の飼育係サンタの姿が園内で見られるかもしれません。
サプライズプレゼントによって引き出される動物たちの行動や食性についての解説も行います!

  • 日時
    平成29年12月23日(土曜日・祝日)、24日(日曜日)
  • 場所
    各動物舎前

※実施種などの詳細は、後日、多摩動物公園ホームページ(東京ズーネット)(外部サイトへリンク)でお知らせします。
※動物の健康管理上、予告なく変更・中止になる場合があります。
※安全のため、走行中のサンタにお声をかけないでください。

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【昨年のサンタの様子】 【過去のプレゼントの様子】

2. 観察クイズシート「トナカイは空を飛ばない」

トナカイの生態に関するクイズシートを配布します。意外と知られていないトナカイの能力について、観察しながら学べる内容です!

  • 日時
    平成29年12月23日(土曜日・祝日)
    クイズシート配布 9時30分~
    答えシート配布 12時00分〜16時30分
  • 場所
    クイズシート配布 ウォッチングセンター、正門広場
    答えシート配布 ウォッチングセンター エントランスホール

※イベント3「ミニトーク」で、クイズシートをもとにしたトナカイの解説があります。

3. ミニトーク「空を飛ばなくても十分に魅力的な動物、トナカイ」

トナカイは空を飛びません。ですが、十分に魅力的な動物です! クイズシート「トナカイは空を飛ばない」の設問をもとに、トナカイの知られざる能力について、わかりやすくご紹介します!
また、参加した方にはトナカイの角でつくったオリジナルお守りをプレゼントします。

  • 日時
    平成29年12月23日(土曜日・祝日)
    1. 13時30分~(約20分)
    2. 14時00分~(約20分)
  • 場所
    カンガルー広場
  • 参加
    事前申込みは不要です。直接会場にお越しください。

4. 昆虫園からのプレゼント「虫となかよし」

昆虫園を擁する多摩動物公園ならではの、ドキドキなクリスマスプレゼントです。さまざまな昆虫とのふれあい方を、わかりやすくお教えします。昆虫が大好きという方はもちろん、苦手な方もぜひご参加ください。

  • 日時
    平成29年12月23日(土曜日・祝日) 13時30分~14時15分
  • 場所
    昆虫園本館2階 昆虫ホール
写真
【昨年の様子】

5. オリジナルミニツリー「昆虫ツリー」と「たまごツリー」

  • 日時
    平成29年11月30日(木曜日)~12月25日(月曜日)
    各日9時30分~16時30分
  • 内容
    1. 昆虫園特製ツリー
      金色に光るオオゴマダラ(タテハチョウの仲間)の蛹(さなぎ)を飾りつけた特製ツリー。
      設置場所 昆虫生態園、昆虫園本館
    2. たまごツリー
      育雛舎(いくすうしゃ)で鳥たちが産んだ無精卵を飾りつけた特製ツリー。
      設置場所 ウォッチングセンター エントランスホール
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    【昨年の「昆虫園特製ツリー」】

ご案内

【多摩動物公園】

  • <開園時間>
    9時30分~17時00分(入園は16時00分まで)
  • <休園日>
    毎週水曜日(祝日のときは、翌日)
    12月29日(金曜日)〜1月1日(月曜日・祝日)は休園
  • <入園料>
    一般:600円、65歳以上:300円、中学生:200円
    ※小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料

※開園日については東京ズーネット(外部サイトへリンク)でご覧いただけます。

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