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報道発表資料  2017年10月04日  オリンピック・パラリンピック準備局

お台場海浜公園における水質・水温調査結果について

東京都と公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会は、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開催に向けて、オリンピック開催時期の21日間、パラリンピック開催時期のうち5日間、水泳(マラソンスイミング)及びトライアスロンの競技会場であるお台場海浜公園の水質・水温調査を実施し、調査結果が出ましたので、お知らせします。

概要

本年8月は、21日間連続で降雨が確認され、1977年に次いで、観測史上歴代2位の連続降水記録となっております。
調査結果によれば、晴天時と降雨の後の水質が顕著に異なっています。今回の調査期間における国際競技団体の定める水質・水温基準達成日数は、水泳(マラソンスイミング)の基準で10日、トライアスロンの基準では6日となっています。競技が円滑に行われるよう、今後、対応措置を講じて参ります。

今後の取組

東京都は、過去、お台場海浜公園内の水質対策に関する実証実験を行ってきたなかで、水中スクリーン設置による大腸菌の流入抑制実験では、小雨時、沖合から流入するふん便性大腸菌群数を10分の1に抑えるなど、抑止効果があることが明らかになっています。今後、組織委員会と共同で降雨時の大腸菌群の流入に効果が期待される水中スクリーンの拡充(二重化から三重化など)を含む対策の有効性等についても実証及び検討してまいります。

組織委員会は、今回の水質・水温調査結果や今後の水質改善対策の状況も踏まえ、今後、荒天時の競技日程やタイムスケジュール変更を含む、競技運営の観点での総合的な対応策の検討を進めます。

なお、同水域は、過去20年以上にわたりトライアスロン日本選手権会場となっており、この間水質・水温を理由とする中止の例はなく、のべ2000人以上の選手が参加しています。また、2009年から5年間にわたり東京マラソンスイミングが開催され、さらに東京2020大会に向けて、2016年からは日本選手権水泳競技大会オープンウォータースイミング競技も同水域にて実施されています。
東京都と組織委員会は、東京2020大会実施時、各国際競技団体の定める基準をクリアした条件のもと、アスリートが安全に、かつ安心して競技に臨めるよう、準備を進めてまいります。

1 水質・水温調査内容

(1) 実施時期

オリンピック期間(7月24日~8月9日)を含む21日間
パラリンピック期間(8月25日~9月6日)のうち5日間 ※IFと協議の上、日数を設定

(2) 実施場所

お台場海浜公園内水域

(3) 実施主体

東京都(オリンピック・パラリンピック準備局、港湾局)、東京2020組織委員会

(4) 調査項目

  • 水泳(マラソンスイミング):ふん便性大腸菌群数、油膜、COD、透明度、水温
  • トライアスロン:大腸菌数、腸球菌数、pH、水温

(5) 調査地点

1~3 水泳(マラソンスイミング)及びトライアスロン競技が予定されている水域上

図
提供:東京2020組織委員会

2 水質・水温調査結果概要

(1) 水泳(マラソンスイミング)(オリンピック期間のみ)

国際水泳連盟(FINA)の定める水質・水温基準達成日:10日間

項目 結果 FINAの定める基準値
ふん便性大腸菌群数 10~7,200個/100ミリリットル 1,000個/100ミリリットル以下
油膜 8月5日、8月6日に検出 常時は認められない
COD 1.3~10.0ミリグラム/リットル 8ミリグラム/リットル以下
透明度 0.3~3.4メートル 0.5メートル以上
水温 24.6~31.5℃ 31℃以下/水深40センチメートル

(※)FINAの定める規則では、水温のみ基準値が定められており、それ以外の水質基準については、開催地の衛生機関、安全機関が発行する証明書が必要とされているため、組織委員会では環境省が定める水浴場水質判定基準を指標として用いています。

【参考】FINAホームページ(外部サイトへリンク)

(2) トライアスロン(オリンピック・パラリンピック期間)

国際トライアスロン連合(ITU)の定める水質・水温基準達成日:6日間

項目 結果 ITUの定める基準値
大腸菌数 10~5,300個/100ミリリットル 250個/100ミリリットル以下
腸球菌数 0~720個/100ミリリットル 100個/100ミリリットル以下
pH 7.3~9.5 6~9
水温 23.9~31.5℃ 32℃未満/水深60センチメートル

【参考】ITUホームページ(PDF:2.50MB)(外部サイトへリンク)

【今夏の気象状況】
東京の8月は、21日間連続で降雨が確認され、1977年以降、観測史上、連続降水日数歴代2位。

3 今後の対応について

(1) 2020年大会に向けた水質改善対策の実施(都と組織委員会が共同実施)

過去の水質改善実験により、降雨時の大腸菌群の流入に一定の効果が期待される水中スクリーンの設置について、過去の実証実験で一定の効果のあった二重スクリーンから、三重スクリーンへの拡充を検討していく。また、他の対策についての有効性等についても検討していく。

【水中スクリーンイメージ写真】
写真

 

【水中スクリーンイメージ図】
図

(2) 2020年大会時における競技運営方法等の検討(組織委員会が実施)

今回の水質・水温調査結果や今後の水質改善対策の状況も踏まえ、競技開始時間など競技日程やタイムスケジュール等の競技運営方法などに関わる対応策の検討を進めていく。

※別添 お台場海浜公園における水質・水温調査結果(PDF:292KB)

「2020年に向けた実行プラン」事業
本件は、「2020年に向けた実行プラン」に係る事業です。
「ダイバーシティ 政策の柱8 誰もがスポーツに親しめる社会」

問い合わせ先
オリンピック・パラリンピック準備局大会施設部
電話 03-5388-2269

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