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報道発表資料  2017年05月31日  生活文化局

事例

 事例1

平成28年6月、甲宅に女性の声で、「下水道の掃除をすれば気持ちよい。無料で掃除します。」等という電話があった。甲は無料で掃除をしていただけるならお願いしようとこれを承諾した。
その日の午前中、当該事業者従業員AとBが甲宅を訪問し、「排水管洗浄作業を開始します。」と言うと作業をはじめた。甲は、無料で掃除してくれるという電話の話をすっかり信用しており、特に疑問も持たなかった。
その後甲は、AとBの排水管洗浄作業の様子を見ていたところ、汚水桝の蓋さえ開けず、蓋の表面のみを洗う作業をしているだけで、作業は5分もかからず終了し、作業が終わると、お隣の家やご近所へ行き、勧誘のような行為をしているのが見えた。
Aから「排水管洗浄作業が終了しました。」と言われて甲が玄関へ行くと、Aは甲に、請負契約書を手渡した。甲はこの時はじめて、当該事業者名を知った。また、排水管洗浄作業が有料であることや、作業料金についてもはじめて知らされたため、電話では無料で掃除をするという約束であったのに、話が違うことに非常に驚いた。
さらに、Aからの作業の内容等に関する説明はなく、クーリング・オフについても説明は一切されなかった。甲は、不意な出来事での混乱と、Aから作業料金の支払いを促され怖かったため、
仕方なく作業料金を支払った。

事例2

平成28年7月下旬、乙宅に男性の声で、「乙様のご自宅でしょうか。」「マンホールの点検に伺います。」という電話があった。乙は役所の水道局職員からの電話だと思い、訪問を承諾した。
8月上旬、当該事業者従業員Cが、「マンホールの点検に来ました。」と乙宅を訪問した。
そして、「まず、マンホールを見せてください。」とCが言うので、乙は案内をした。Cが汚水枡の蓋を開けたので、乙も汚水枡の中を見てみると、中にはヘドロがついていて汚れた感じがあった。するとCは、「これは掃除が必要ですね。」「水道の蛇口はどこですか。水道を貸してください。」「電気も貸していただけますか。」と言い、排水管洗浄作業を開始した。乙は、役所の水道局職員がマンホールの点検作業終了後、ついでに排水管洗浄作業をしているものと思い、安心して任せていた。
約1時間後、排水管洗浄作業は終了し、Cは乙に請負契約書を手渡した。乙は、この時はじめて、排水管洗浄作業が有料であることや、作業料金、当該事業者名について知らされることとなり非常に驚いた。
また、請負契約書の内容では、乙が排水管洗浄作業の請負契約を申込んだことになっており、これは絶対におかしい、と感じ憤慨した。しかし、排水管洗浄作業は既に終了しており、乙は、仕方がなく作業料金を支払った。

事例3

平成28年9月、丙宅に男性の声で、「下水処理枡の無料点検でこの地区を廻っている者です。点検はすぐに済みます。立ち会って欲しいので、都合のいい時間を教えてください。」という電話があった。丙は、この地域の市下水道の委託業者が、電話をかけてきているものだと思い訪問を承諾した。この時の電話では、下水処理枡の無料点検をするという話のみだった。
次の日、当該事業者従業員Dが、「すいません。昨日下水処理枡の点検を約束した者ですが。」と訪問してきた。丙はこの時も、Dは市下水道の委託業者だと思っていた。
Dは、「ご自宅の汚水桝はどこですか。」と言うと、場所を移動し、汚水桝の蓋を開けた。丙が汚水桝の中を見てみると、特段汚れた様子はなかった。Dは一方的に勧誘の話を進め、「安くやります。○万円でやってますよ。」と言ってきたが、丙は、「今は、年金暮らしで予定外の失費は大変だから。」「○万円なんて安くないからいいですよ。」ときっぱり断った。しかしDは、「通常は○万円で請けていますが、今回は○万円に値引きしますよ。」「けれど、私の一存では値引きが決められないので、向こうで作業している責任者に、直接許可を取ってきます。」と言い残して、突然歩いて行ってしまった。しばらくして戻ってくると、「今、責任者から特別に本日は○万円に値引きしていいと許可が出ました。どうでしょうか。」と勧めてきた。しかし丙は、排水管洗浄作業に強い疑問を感じ、気も進まないので、「今は、現金の持ち合わせがないし、すぐ払えませんよ。」と断ったが、Dは、「支払の方は、年金が入った時で構わないですよ。」「年金支給はいつですか。」とあまりにもしつこいため、丙は困惑しながらしぶしぶと、「月末には出ますよ。」と答えたところ、Dから、「この機を逸したら、もうこんな機会はありませんよ。」と言われ、丙は心ならずも、半ば押し切られるような形で排水管洗浄作業を承諾した。

 

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