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2017年02月13日
環境局
小笠原群島聟島(むこじま)におけるアホウドリの新繁殖地形成事業において、昨年に引き続き、2008年に聟島を巣立った個体1羽と、野生個体の番いの間で産卵・孵化に成功し、雛が確認されたことが、東京都小笠原支庁の委託調査で分かりましたのでお知らせします。聟島での雛誕生が確認されたのは2例目です。
2008(平成20)年に巣立った個体(カラーリング番号 赤色Y01、9歳、雄)と野生個体(足環なし、雌)
聟島の北西部の雛飼育場所。Y01はこの場所で、2012年から5シーズン連続して足環なし個体と巣作りし産卵が確認されており、昨年から繁殖に成功するようになりました。
山階鳥類研究所の研究員が2017年1月12日に現地を訪れ、巣から約300メートル離れた地点から望遠鏡で観察し、雛を確認しました。
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親鳥(右:Y01,左奥:野生個体)の間に雛が見える。 撮影:山階鳥類研究所(小笠原群島聟島2017年1月16日) |
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以下ホームページの山階鳥類研究所発表資料も併せてご参照ください。
動画(約1分間)の利用についても山階鳥類研究所発表資料をご覧ください。
問い合わせ先 環境局自然環境部緑環境課 |
〔参考〕
昭和53年~アホウドリ類の標識調査(参考2)
平成9年~聟島列島でのノヤギ排除(平成15年に完了)(参考3)
平成24年~誘引策(デコイ設置等)、飛来状況調査、普及啓発実施
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