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報道発表資料  2017年01月30日  労働委員会事務局

M事件命令書交付について

当委員会は、本日、標記の不当労働行為救済申立事件について、命令書を交付しましたのでお知らせします。
命令書の概要は、以下のとおりです(詳細は別紙)。

1 当事者

  • 申立人
    X1(組合)、X2(分会)
  • 被申立人
    Y1(市)

2 事件の概要

  1. Y1市立病院(以下「市立病院」という。)を運営する被申立人Y1(以下「市」又は「病院」という。)は、平成25年1月29日及び5月8日の団体交渉で、申立人X1(以下「組合」という。)及びX2(以下「分会」といい、組合と併せて「組合ら」という。)に対し、市立病院の看護局看護科小児科病棟への2交代勤務の導入を提案した。組合らは、病院側が現場に精通した看護局職員の団体交渉への出席を要求したが、5月23日の団体交渉(以下「本件団体交渉」という。)に看護局職員は出席せず、交渉は合意に至らなかった。一方、病院は、多数組合である別組合とは、5月1日に合意に達し、6月22日から2交代勤務を試行した。
  2. 26年6月23日、市立病院へ受診に来た患者の家族から、外科外来の看護師の対応について苦情があった。看護局長B1は、この対応に当たった、分会の組合員であるA1に対し、7月1日に面談を行った(以下「本件面談」という。)。A1は苦情の事実を認めたため、病院は、A1に中央採血室への配転(以下「本件配転1」という。)を命じた。その後、A1は体調を崩して病気休暇を取得し、10月22日、外科外来に復帰した。11月12日、病院は、A1に外来処置室への配転を命じた(以下「本件配転2」という。)。
    本件は、1)本件団体交渉での病院の対応が、不誠実な団体交渉及び組合らの運営に対する支配介入に、2)本件面談、本件配転1及び本件配転2が、組合員であるが故の不利益取扱い及び組合らの運営に対する支配介入に当たるか、がそれぞれ争われた事案である。

3 命令の概要(一部救済)

<主文(要旨)>

  1. 文書の交付
    要旨:本件団体交渉における市の対応が、不当労働行為であると認定されたこと。今後、このような行為を繰り返さないように留意すること。
  2. 前項の履行報告
  3. その余の申立ての棄却

4 判断のポイント

  1. 2交代勤務導入の試行時期が迫った本件団体交渉において、病院は、十分に説明が行える態勢で臨んだとはいえず、病院の対応は、2交代勤務の実施に先立ち団体交渉を行えばよいという姿勢であったとみざるを得ず、不誠実な団体交渉及び支配介入に該当する。
  2. A1が活発な組合活動を行っていた事実は認められず、本件面談は患者の家族からの苦情について事実確認を行ったにすぎず、また、本件配転1及び本件配転2は、業務上の必要性に基づいて行ったものであるから、いずれも不当労働行為に該当しない。

※「本件配転」の数字の正しい表記はローマ数字です。

※別紙 命令書詳細

問い合わせ先
労働委員会事務局審査調整課
電話 03-5320-6991

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