ここから本文です。

報道発表資料  2017年01月17日  生活文化局

〔参考資料〕

事例

事例1

平成28年3月頃、消費者甲の携帯電話に知り合いのAがSNSで「旅行を仕事にしませんか。」「会って話をしませんか。」とメッセージを送ってきた。甲は旅行を仕事にできるという話に興味を持ち、会うことにした。
数週間後、甲はAと喫茶店で会うとAからセールスレターを渡された。セールスレターには、旅行をするだけで儲かります、セミナーに行こうなどと書いてあった。甲が読み終えると、Aから「明日説明会があるから一緒に行こう。」と誘われ、甲は説明会に行くことにした。
翌日、甲はAと一緒に説明会に行った。席は予め決められていて、甲はAの隣の席だった。しばらくすると講師Bの説明が始まった。Bは「旅行をするだけでお金がもらえてとても楽しい。」「格安で旅行できる。」「高額な年収が得られる。」などと説明した。Bの説明が終了すると休憩になったので、甲はトイレに行こうと立ち上がると、席の近くにいた会員が「おれもトイレに行くよ。」と言ってついてきた。甲はその会員がついてきたために、休憩の間に会場を出ることも、携帯電話を出すこともできなかった。休憩後に講師Cの説明が始まった。Cは「会員サービスの上限は決まっており、10万人超えたら登録できなくなる。」「すぐに10万人を超えてしまう。」「今が稼ぎ時、チャンスだ。」と説明した。そして「誰でも簡単にできる。」「私達は働かず遊びが仕事。」などと強く勧めた。
講師の説明が終了した後、概要書面と会員登録申請書を渡された。Aやその他の会員が立ち上がって甲を囲み、「登録しようよ。」と言った。甲は「少し考えさせて欲しい。」と言い、この場で登録することを断ったが、会員から「外に持ち出してはいけない資料だから今登録しないといけない。」と迫られた。甲は周りを会員に囲まれて逃げることができず、また長時間勧誘され、冷静に考える事ができなかった。そのため仕方なく登録するしかないと思い、会員登録申請書に記入してAに渡した。

事例2

平成28年2月頃、消費者乙の携帯電話に知り合いのDがSNSで「今度よかったらお茶しませんか。」とメッセージを送ってきた。乙は会ってお茶しようと思い、会うことにした。
数日後、乙はDと喫茶店で会うと、Dから「旅行関係の資料で、普通は見せないけど、よかったら見てみるか。」と言われて乙はセールスレターを読んだ。セールスレターには、旅行が仕事、あなたがすればいいのは旅行だけなどと書いてあった。Dから「旅行サークルみたいなものだよ。」「詳しく話が聞ける説明会があるけど参加するか。」と誘われて、乙は説明会に行くことにした。
数日後、乙はDと一緒に説明会に行った。説明会が開始するまでの間、Dから知り合いの会員を紹介された。乙が予め決められていた席に座ると、しばらくして講師Eの説明が始まった。「1人紹介するとボーナスが入り、2人紹介すると最初の会費分を元取りできるよ。」「会員サービスの上限は10万人と決めているので、10万人超えたら登録できなくなる。」「会員サービスは人気だから年内にはいっぱいになる。会員になりたくてもなれないよ。」と説明した。また勧誘方法について「知り合いを紹介するには、親しい人からレターを見せていくだけだよ。」「説明はしないでレターを見せるだけでいい。読みたくない人には見せないで、興味持った人だけに見せるようにする。」「何もしなくていいから誰でもできる。」などと言い、登録を強く勧めた。乙は説明会があまりに長時間なので疲れて帰りたくなった。
講師の説明が終了すると、概要書面と会員登録申請書を渡された。特定負担の金額が高額なので驚いて不安になったが、説明会に来てから3時間半も勧誘され、早く登録を終らせて帰りたい気持ちで、会員登録申請書に記入してDに渡した。

事例3

平成28年4月頃、消費者丙の携帯電話に知り合いのFがSNSで「〇月○日に会わないか。」とメッセージを送ってきた。丙は特に予定がなかったので、会うことにした。
後日丙はFとカフェで会うと、Fはセールスレターを見せた。Fから「旅行するだけで権利収入になればいいよね、という話なんだ。」「説明会があるから一緒に行こう。」と誘われて、丙は説明会に行くことにした。
数日後、丙はFと説明会に行った。席は並んで座るように決められていた。しばらくすると講師Gが説明を始めた。「3人紹介すると元が取れて、何もしなくても稼げるようになる。」「旅行するだけで儲かる。」「会員サービスの上限は10万人と決めている。」「おそらく年内もしくは来年に10万人を超えてしまう。早く登録した方がいい。」と説明した。また勧誘方法について「レターを見せるだけで簡単に紹介できる。」などと言った。特定負担について、セールスレターには2万5千円と書かれていたのに、実際はかなり高額である事を知って丙は驚いた。
Gの説明が終了すると、概要書面と会員登録申請書を渡された。Fや会場にいた他の会員が立ち上がって丙を囲み、登録を勧めた。丙は「人を紹介できる自信はないし、高額な会員権を買う余裕はない。」と言ったが、会員から「今日登録した方がいい。」「会員権を持っていて損はない。」と勧められた。Fや会員に登録を迫られ、また説明会に来てから3時間も勧誘され、登録するしかないと思い、会員登録申請書に記入した。

事例4

平成27年9月頃、消費者丁の携帯電話に知り合いのHがSNSで「〇〇で会おう。」とメッセージを送ってきた。丁は会って雑談をしようと思い、会うことにした。
数日後、丁はHと会うと、「このレターを一言一句読んでみて。」とファイルを渡された。セールスレターには格安で海外旅行ができるなどと書いてあった。Hから説明会にしつこく誘われて断りきれず、丁は説明会に行く約束をした。
数日後、丁はHと一緒に説明会に行った。席は予め決められていて、Hの位置から丁の様子が見える位置だったので、丁はHに監視されている気分だった。席に座ってしばらくすると、講師Iが説明を始めた。「格安で海外の一流ホテルに泊まれる。」「会員サービスの上限は10万人と決めているので、10万人超えたら登録できなくなる。」「早くしないと10万人になってしまうよ。」「紹介するためにはレターを読ませるだけでいい。」などと説明した。Iの説明が終わると別の講師が出てきて、スライドで特定利益について説明した。休憩になり、トイレに行こうとするとHがついてきた。Hがずっと離れないので、見張られているようで、帰れなかった。
講師の説明が終了し、Hとテーブルに並んで座ると、会員に囲まれた。テーブルの上には概要書面と会員登録申請書があった。Hが概要書面の特定負担の欄を指して、「ビジネスクラスだね。」と言った。丁は「お金ありません。」「こんなことやりません。」と断ったが、Hは「クレジットカードでもいいから出して。」と登録を迫った。丁が持っていないと言うと、「クレジットカードがないなら銀行のキャッシュカードを出して。」「あるでしょ。」「早く出して、早く早く。」「いいから申請書を書いて。」と強い口調で言った。丁は断ったが、Hは「一応書いておいてよ。」と強い口調でしつこく迫ってきた。丁は周りを会員に囲まれて逃げることができず、長時間勧誘され、早く帰りたいと思った。登録しなければ帰らせてもらえないのではないかと思い、仕方なく登録するしかないと思った。

ページの先頭へ戻る