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報道発表資料  2016年11月28日  生活文化局

文化

東京都美術館の職員の対応について

10月9日開門時刻前の強い雨の中、職員が現れた9時10分には100~200名が並んでいたでしょう。開門を待つ人々の足元には雨しぶきがかかり、人々のスラックスは跳ね返る雨粒で膝まで色が変わる状況でした。
東京都美術館の建物内には数百人は並べるスペースがあるので、当然のように早めに開門され、中で待たせてもらえるのと思っていました。
ところが、現れた職員2名は、何を言うかと思えば、並ぶ方向が悪いとして、列の方向を修正し始めたのです。
私は職員の一人に対し、「あなた方のすべきことは列を直すことではなく、早く開門して観客を中へ入れることでしょう。」と言いましたが、その職員は自分では判断できません。もう一人の職員が近づいてきたので「なぜ早く開けられないのか」と問うと、「規則なので9時20分まで開けられない」という答えです。
この時、長めのスラックスから伝い上がる水で、太腿まで水に濡れた80歳になろうかという御老人が、待ち続けることができず立ち去りました。
「規則通り」9時20分に開門され建物内に入り、最後に落ちがあります。展覧会場前で並んだ入場者を会場に入れ始めたのは9時27分。規則を言うなら、会場時刻は9時30分。
私には、彼らの言う「規則」の意味が分かりません。都は幹部職員を一流ホテルへ出向させると良いでしょう。
オリンピック招致で公約した「おもてなし」は、規則できるものではありません。自分の頭で考え行動して初めて人をもてなすことができるということを学んで欲しいものです。

対応

このたびは、会期早々、雨のなか「ゴッホとゴーギャン展」にお越しいただき、誠にありがとうございました。また、開館前の対応で御不便・御迷惑をおかけしましたことを深くおわび申し上げます。
御意見を頂きました、東京都美術館での対応につきまして、御回答申し上げます。
東京都美術館は、公益財団法人東京都歴史文化財団が指定管理者として、展覧会の企画・運営や施設の管理運営を行っており、本件について、美術館に確認いたしました。
当日は、通常9時30分に開門するところ、10分早く開門できるよう準備しておりました。お客様へ回答したのは委託業者でしたが、御指摘のように、お客様に御理解いただけるような御案内をすることができませんでした。本来ならば、こうした悪天候に備えて、お客様を速やかにかつ安全に館内へ御案内できるよう、スタッフ一人ひとりに十分徹底させ、的確に当日の対応をすべきでした。
今後、美術館では、委託業者を含め全スタッフに対し、お客様の立場に立った、きめ細かな心遣いと正確で丁寧な説明をすることを改めて教育するとともに、あらゆる事態に対し、スタッフ一人ひとりが適切かつ速やかに実践できるよう指導を徹底いたします。
都では、全ての来館者の皆様に快適な環境で御鑑賞いただくため、指定管理者への指導を徹底し、来館者サービスの向上に引き続き努めて参りますので、今後とも、東京都美術館をはじめ都立文化施設の活動に御理解いただけましたら幸甚です。
(生活文化局)

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