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報道発表資料  2016年7月15日  監査事務局

知事専用車の使用を違法・不当としてその使用に要した経費の返還を求める住民監査請求(その2)の監査結果について

 平成28年5月23日付で提出された住民監査請求について、監査委員から、次のような監査結果が出されましたのでお知らせします。
 なお、今回の監査結果では、結論とあわせて意見が付されております。

1 結論
 前知事が都庁から世田谷区の自宅を経由し、本件建物に知事専用車で行った経費について、都は前知事に対する本件債権の行使を怠っているとする請求人の主張には理由がない。
2 意見
 予定表にある公務終了後、世田谷区の自宅に立ち寄った後に本件建物まで知事専用車を使用したことは、違法・不当であるといえないものの、本件の運行は、前知事にとって帰路であることに加え、経由地が自宅であったことを鑑みると都民の理解は得難いと思われる。
 財務局は、政策企画局と連携の上、知事専用車の厳格な運行に努められたい。

請求の内容

 平成27年5月から約1か年の間に前知事が都庁から世田谷区を経由し神奈川県湯河原町に行った31回は、自宅に1時間から3時間程いたこととなり私的活動に入っていることから、その後に公用車を使用し湯河原の別荘に出かけた経費について、都は前知事に対する不当利得返還請求権の行使を怠っているとして、その行使を求めた。

監査対象局

 財務局

判断要旨

  • 目的地に向かう途中知事専用車で事務所へ立ち寄ったことに関し、「知事の職責は、都政全般にわたる広範なものであり、時間や場所を問わないものであって、知事としての活動は、非公式なものを含めた多種多様な形態を取るものと考えられるから、その活動が都庁舎内のみで行われるとか、日報に記載されたものに限られるとかいったものでないことは明らかである。」とした上で、当該事務所が「知事の活動の一つの拠点と考えられることからすれば」、「一旦同事務所に立ち寄ったのも、公的活動の一環と推認できこそすれ、これが知事としての立場を離れた私的生活領域内での行動であったということはできない。」としている。(平成20年5月28日 東京高裁判決)
  • 前知事の自宅が、前知事が代表を務める政治団体の事務所を兼ねていること及び知事の職責やその活動の態様は前述の判決のとおりであることを考えると、自宅に立ち寄ったことをもって、その後の行動が、知事としての立場を離れた私的生活領域内での行動であったとまでは言えない。
  • 財務局の説明によれば、前知事の自宅での滞在時間は、概ね30分前後、長くても1時間程度であり、自宅に立ち寄り後、知事専用車で湯河原の建物まで移動するのに際し、家族の同乗も無かったと思われるとのことであった。また、前知事は、立ち寄りの目的について、資料を読み込むなどその週のまとめと、翌週の公務のための準備を行っていたことから、資料を整理し必要なものを持っていくためと説明している。
     これらを総合的に考えれば、立ち寄りの必要性と相当性は無かったとまではいえない。
  • 以上のことから、前知事が自宅を経由し湯河原にある建物まで知事専用車を使用したことは、およそ公務と関連しない純然たる私用目的であったとまではいうことはできず、違法・不当であるとまで解することはできない。

※監査結果の全文については、別添「知事専用車の使用を違法・不当としてその使用に要した経費の返還を求める住民監査請求(その2)監査結果」(PDF形式:507KB)をご覧ください。

問い合わせ先
監査事務局総務課
 電話 03-5320-7011
 電話 03-5320-7018

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