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平成28(2016)年6月14日更新

報道発表資料

〔参考資料〕

事例1

 平成27年8月、当該事業者従業員Aが甲宅を訪問し、「ご近所の○○さん宅で屋根の修理していたところ、苦情の電話が会社にありました。」、「迷惑をかけたので、ご挨拶に回っています。」と言った。Aは挨拶を終えて帰ろうとしたが、甲はAの忘れ物が玄関口にあったので、立ち去ろうとしているAに声をかけた。甲がAに忘れ物を渡したところ、Aは甲に、「ついでにお宅の屋根を見たが、釘が外れているので、このままだと雨漏りしますよ。」と言った。
 甲が不安に思っていると、Aは「ついでだから安くできます。3万円を1万800円にできます。会社に電話で確認します。」と言ってどこかに行った。Aはすぐ戻ってきて、「1万800円で大丈夫です。」、「1時間ぐらいの作業で終わります。」、「壊れているから、心配になりました。」、「知り合いの大工さんがいればそれでもいいんですけど。」等と甲に言った。また、Aが甲に「やる前とやった後をカメラで撮影します。カメラが小さいのでテレビにつなげて大きく映します。」、「家族の承認が必要なので、ご主人にも聞いてください。」と言うので、甲はAをちゃんとした職人だと思い、Aに屋根の修理工事をお願いしたところ、甲はAから御見積書を渡された。甲はAに「工事の予定を組むのでキャンセルはできません。」と言われたので、甲はこの工事はキャンセルができないと思った。御見積書の訪問日・時間欄に日時が記載されていたことと、Aがついでにやると言っていたことから、甲は御見積書の訪問日・時間欄に記載された時刻が工事日だと思った。甲はAから、御見積書以外の書面の交付があるとの説明やクーリング・オフという仕組みがあることは言われなかった。
 翌日、甲は友達に、前日に屋根の修理の勧誘があったことを話したところ、そういう手口で勧誘する業者がいると聞き不安になった。甲は、知り合いで近くに住む大工に相談して家を見てもらったが、「お宅は目視じゃ釘は見えない。」、「周辺から双眼鏡で屋根をみたが釘は見えない。」と言われ、甲はAが嘘をついたと思った。

事例2

 平成27年8月、当該事業者従業員Bが乙宅を訪問し、「隣の裏のアパートの屋根の修理をしています。」、「昨日だか一昨日、近所から音がうるさいと苦情が入ったので挨拶しています。」と言った。Bは挨拶を終えて帰る素振りをしたが、何かを思い出したかのように急に振り返って、乙に、「あっちの屋根の上から、お宅の屋根を見たんですが、釘が何本も浮いてる。」と言って、親指と人差し指で3センチメートル位釘が浮いてるというようなしぐさをした。乙が驚いていると、Bが「ちょっと登って見させてください。」と言うので了承した。Bは屋根に上り、すぐに降りてきて、御見積書を乙に渡した。Bは御見積書の金額欄に¥10,800と記入した。
 Bが乙に、「やらせてください。この辺の仕事をたくさんやってる。」と言うので、乙はお願いすることにした。乙は、御見積書のほかに、申込書面や契約書面はもらっていない。
 Bは御見積書に記載された訪問日に乙宅を訪問し、すぐに梯子で屋根に上って5~10分ぐらいで屋根から降りてきた。Bは鞄から7、8センチメートルくらいのボロボロの白い木片を出して乙に見せ、「釘を打ったけれど、打てません。もう中がぐしゃぐしゃなので。」と言った。乙は不安になり、Bに、「どうしたらいいのかしら。」と聞くと、Bは乙に、「新しい屋根をかぶせないといけない。全部変えないとダメだ。」、「屋根を二重にします。」と言った。Bが乙に、「一年で家をつぶすなり、引っ越す予定がおありならやらなくていいと思いますが。」などと強い口調で言ってきたので、乙はBが怖くなった。
 乙は、Bからボロボロの白い木片を見せられて不安になっていたので、屋根の修理をやるしかないと思い、工事の契約をした。
 後日、乙宅に隣人宅の屋根修理を請け負った事業者が工事の挨拶をしにきたので、乙と当該事業者との契約の締結のいきさつを話したところ、「そんな話、見ないとわからない。外からじゃわからない。木片を取ったなら中を見た形跡があるはず。」と言って屋根に上って調べてくれたが、乙は「屋根の釘は特に浮いていない。」、「中を見て木片を取った形跡はない。」と言われ、Bが嘘をついたと思った。

事例3

 平成27年10月、当該事業者従業員CとDが丙宅を訪問し、「裏の工事をしています。うるさくてすいません。」と言った。確かに裏の隣の家で工事をしていたので、丙は、その工事の従業員が挨拶に来たのだと思った。CとDは丙に、挨拶を終えて帰る際に、「屋根の漆喰が1メートルくらい落ちてますよ。漆喰ってわかりますか。」と言った。丙がCとDに「このあいだのような大地震が来たら瓦は落ちますか。」と聞くと、CとDが「落ちます。」と言うので、丙は不安になり、修理をお願いできるか聞いた。
 CとDは丙に見積書を渡して、「この辺の家、○○さんもやったし、○○さんもやった。」と言うので、丙は、隣近所の工事も請け負っているし、見積書に10,800円とあったのでこの値段だったらと思い、漆喰を直さないと大地震がきたら瓦が落ちると言われて不安だったので、補修をお願いした。丙は見積書に記載された訪問日が補修の日程だと思った。御見積書のほかには、申込書面や契約書面はもらっていない。
 見積書に記載された訪問日にCが一人で丙宅に訪問し、「まず屋根を見させてください。」と言って屋根に上った。Cは15分くらいで屋根から降りてきて丙に、「テレビに映して屋根の状況を見せる。」と言って、テレビで画像を見せた。Cは丙に「漆喰があっちもこっちも落ちてる。棟をとめている針金が腐っている。瓦も何枚もヒビが入っている。」と言ったが、丙は画像を見てもよくわからなかった。丙はCに、平成23年3月の大地震の時に屋根の漆喰を直したことを伝えて、棟はどれくらい直っているのか聞いたところ、Cは丙に「両脇1メートルずつしか直ってない。」と言った。丙は漆喰を直さないと大地震で瓦が落ちると言われていたので、お金には代えられないと思い、屋根修繕工事をお願いすることにした。
 工事初日の○月○日の朝、Cの他に数人が丙宅に来たが、丙は用事があったので出かけ、午後に帰ってきた時には誰もいなかった。
 丙が隣人に工事のことを聞いたところ、「何の工事だったのか聞いたら、『丙さんに屋根が雨漏りするから直したいと言われて屋根を直した。』と言われた。」と言われ、丙は当該事業者にだまされたと思った。
 その後、丙は、最近屋根の修理をお願いした大工に屋根に登って見てもらったところ、丙は「漆喰が両端1メートルしかやってないなんてことはない。」と言われた。

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