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平成28(2016)年3月28日更新

報道発表資料

〔参考資料〕

相談事例

事例1

 平成27年3月、甲宅の前の道から、当該事業者の従業員Aが、「水道水の検査に来ました。」と声を掛けてきた。甲は、水道水の検査を頼んだ覚えがなかったので「うちではありませんよ。」と言ったところ、Aは、「甲さんのお宅ですよ。」と言った。
 Aは、「お宅の水道水の検査をするので、コップに水道水を入れて持ってきてください。」と言った。甲は、家の近くで水道工事をしていたことから水道水の検査をやってくれるのだろうと思い、コップに水道水を入れてAに渡した。すると、いつの間にかコップの中の水がピンク色に変わっていた。Aは、「ピンク色に変わる水道水を飲み続けると体に悪いんですよ。薬を飲むにも良くない。」と言った。さらに、Aは、「玄関先から台所に来ている水道管が錆びて汚れている。水が濁っているから浄水器を取付けないとだめですよ。すぐ浄水器が必要ですよ。」と言った。甲は、この時初めて、Aが浄水器を売るために来たということが分かった。甲は、「浄水器はいりませんよ。」と断ったが、Aは、「体に悪いので取付けた方がいいですよ。塩素の量が多い場合には、浄水器を取付けることになっている。」などと言いながら、「ちょっと失礼します。」と玄関に入ってきて、勝手に家に上がってしまった。
 しばらくすると、当該事業者の従業員Bが浄水器を持ってやって来たので、甲は、「うちは置くところがないからだめだ。」と言って断ったが、BはAに台所に呼ばれ、勝手に流し台のところに取付けてしまった。
 Bは、取付けた後に契約書を作り、浄水器の値段は××万円だが、○○万円でよいので、現金でもらいたいと言って、翌日、お金を取りに来ることになった。

事例2

 平成27年5月、乙が居間にいるとインターホンが鳴ったので、応答すると、男性の声で「水道の検査で回っています。」と言われた。乙は、水道局の人が水道の検査に来たのかと思って玄関のドアを開けると、当該事業者の従業員Cが、「水道の検査に来ました。」と言った。さらに、Cは、「水道の本管は大丈夫だが、家に入ってきている管が汚れたり、腐ったり、詰まったりしていて、水管が非常に悪い場合がある。」と言い、乙は、Cが作業服を着ていたこともあり、てっきり水道局の人が水道の検査に来たのだと思って信用して台所に上げた。この時、Cから、会社名や氏名は言われず、名刺も渡されなかった。
 Cは、水道水の検査をすると言ってコップに水道水を入れ、そこに薬品のようなものを入れると、コップの水が濁った。Cは、「この汚い水を飲み続けると体に悪い。家に入ってきている水道管が悪く、錆が付いているとか、腐っているとか、ゴミがたまっているとか、そういうことがある。浄水器を付けた方がよい。」と言った。乙は、身体に良くないと言われたことから、こんな汚い水は飲んでいられないという気持ちになって、浄水器の取付けを依頼した。
 Cは、「浄水器の値段は、××万円で、今日1回で払えば○○万円にします。」と言い、さらに、「1回で払えば○○万円でいいという枠は数枠しかないが、今なら枠が残っています。今日払っちゃえば○○万円で済みます。」と言ったことから、現金払いにすることにした。Cは、外から浄水器を持ってきて、台所の流し台の前に取付けたが、カタログも見せず、どこのメーカーの浄水器かの説明もなかった。乙は、Cから言われるとおり、契約書に日付と氏名を記入した。Cから、書類を入れるようにと、白色の封筒をもらった時、そこに名刺が貼られているのを見て初めて、当該事業者の名とCの氏名が分かった。
 数日後、乙は、○○万円の浄水器を買ったことを家族に話した。すると、家族が消費生活センターに相談してくれて、クーリング・オフで無条件解約できた。

事例3

 平成27年7月、丙は、玄関のチャイムが鳴ったので、応答すると、男性の声で「水道の指定業者です。水道の水質検査に来ました。」と言われた。丙は、役所から委託された水道業者が来たのかと思って、玄関のドアを開けた。すると、当該事業者の従業員Dが、会社名や名前を言わず、身分証明書のような名札を示しながら玄関に入ってきた。Dは、「水道の指定業者です。水道の水質検査に来ました。このあたりの地域を担当しています。」と言い、さらに「お宅の水道水の検査をさせてください。」と言った。丙は、役所の指定業者による水質検査だと思ったので台所に案内した。
 Dは、「これから水道水の検査をします。水道水の塩素の濃度を測ります。」と言い、コップに水道水を入れ、そこに試薬を入れると、コップの水が濃いピンク色に変色した。すると、Dは、「色がこんなに濃いですよ。相当濃度が高いです。こんな色になったので、このまま水道水を飲み続けると大変危険です。」と言ったので、丙は非常に不安になった。Dは、「浄水器を取付けた方がいいですよ。とりあえず取付けましょう。」と言った。丙は、水質検査のため仮に取付けるのだと思った。
 Dは、浄水器を取付け終わると、契約するのが当然であるかのように浄水器の料金の説明を始めた。Dは、「支払いはリースで8年、10年、12年の3コースあり、12年だと、月○千円くらいになり、12年分を計算すると△△万円くらいになる。」と説明した。丙は、浄水器をとりあえず取付けたつもりであったし、△△万円もするものは買えないと考えていると、Dは、どこかに電話をし始めた。
 しばらくすると、Dと同じ作業服を着た当該事業者の従業員Eが家にやってきた。Eは、「現金払いだと××万円になります。分割払いにすると損なので、一括で払った方が得ですよ。」と言い、さらに、「本来なら××万円だけど、特別に消費税分を減額して、○○万円にします。一括払いだったら特別の○○万円でいいですよ。」と言ってきた。いつの間にか、浄水器を買うような雰囲気になってしまい、丙は、契約書に名前などを書いてしまった。丙は、契約書を見て、この時初めてDとEの会社名や所在地が分かった。丙は、当該事業者の所在地を見て、役所の指定業者ではないと思い、騙されたのではないかと思った。しかし、契約書も作ってしまったし、高齢で独り暮らしをしており、はっきり断ったりすると、何をされるか分からないということが頭にあったので、「やめます。」とは言えなかった。
 数日後、水道局に問い合わせたところ、「水道水の塩素は全く問題ない。飲んでいただいて大丈夫です。」と言われた。さらに、消費生活センターを紹介されたので、相談してクーリング・オフ通知を発信した。

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