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平成28(2016)年3月3日更新

報道発表資料

〔参考〕

相談事例

事例1

 平成26年6月頃、学生甲の携帯電話に友人AがSNSで「久しぶり。元気にしてるか。」「今、友達に誘われているバイトがある。私の先輩がそのバイトについて詳しく話をしてくれるから、一緒に聞きにいかないか。」とメッセージを送ってきた。甲がそのバイトの内容について質問すると、Aは「広告代理店みたいな感じのバイトだよ。詳しくは先輩が話してくれるから、聞きにくれば分かる。とりあえず話を聞きに行こう。」と送ってきた。甲は話を聞くことにした。
 数週間後、甲は駅でAと会い、近くの喫茶店に入ると、バイトについて詳しい話をするBがいた。Bは「ネットワークビジネスをやっている。会員が自分の友人などを勧誘して会員を増やしていくとボーナスが入る。」と言った。またBは「勧誘して人を下に付けることができれば、後は何もしなくても定期的に収入がある。」「入会金の○万円は、2、3人誘って、フォローをちゃんとやれば元が取れる。」などと言った。
 1時間半ほど勧誘された後に、Bは申込書面を差し出した。甲は「一旦考えたい。後で契約はできないのですか。」と言ったが、Bは「何が不安なのか。分からないことがあれば何でも今質問して。」などと言い、すぐにこの場で決断するように迫った。甲は「1人で決めるのは嫌だ。家族にも相談したい。」と言ったが、AとBはこの場で契約するように迫った。甲はこの場で申込書面を記入しないと帰してくれないのではないかと不安になり、仕方なく申込書面に個人情報を記入した。甲が記入を終えると、Bは申込書面を甲から回収し、Bが申込書面の申込内容記載欄を記入した。甲は申し込んだ内容や当該事業者が取り扱っている商品の名称や品質などについては全く説明されず、分からなかった。商品の定期購入契約を結ぶことも全く聞いておらず、分からなかった。甲は概要書面を受け取っていない。甲は契約当時、登録料として○円も払ったうえに、毎月○円も払うような金銭的余裕はなかった。

事例2

 平成26年6月頃、学生乙の携帯電話に友人CからSNSで「最近バイトしているか。」とメッセージが送られてきた。乙が「今はバイトをしていない。」と返信すると、Cは「良いバイトがあり、私も最近始めた。そのバイトの話を一緒に聞きにいかないか。」「私は最近始めたばかりだからあまり詳しくないけど、広告代理店みたいな仕事だよ。バイトの詳しい話は、私にそのバイトを紹介してくれた人がしてくれる。」などと返信した。乙はバイトの話に興味を持ち、会うことにした。
 数週間後、乙はCと近くの飲食店に入った。詳しい話を担当するDが後から店に入ってきて、M3のビジネスについて説明を始めた。Dは「このビジネスは時間を自由に使えるので、友達と遊べるし、勉強もできる。」「3人誘えば収入がプラスになる。2人だとマイナスだ。」「3人誘ってしまえば後は何もしなくてもずっとお金が入ってくる。」「3人誘うのはそんなに難しいことじゃないよ。」「うちは怪しくない。マルチ商法とかねずみ講じゃないよ。」「最初に○万○千円を払うが、それでも3人紹介すれば何千円かのプラスになるし、4人紹介すれば数万円のプラスになる。」と言った。当該事業者の取り扱っている商品について、パンフレット等は渡されず、具体的な商品名や品質などについては全く説明されなかった。
 その後Dは、申込書面を取り出し、記入するように迫った。乙は申込書面に個人情報を記入した。するとDは申込書面を回収し、申込書面の申込内容記載欄をDが勝手に記入した。そのため乙は申し込んだ商品の品質、数量、金額などは分からなかった。また、定期的に商品を購入する契約であることも説明されず、分からなかった。乙は概要書面を受け取っていない。また、クーリング・オフについての説明も全くなかった。当時乙はバイトをしておらず収入はなかった上に、貯金も○万円ほどしかなく、その貯金も何かあったときのために残しておくためのお金だった。そのため、健康食品に○万円も払った上に、さらに月々○万円も掛かる契約などできなかった。

事例3

 平成27年3月頃、学生丙の携帯電話に大学の先輩であるEからSNSで「最近やっている広告ビジネスの話がある。紹介したい。仕事でお世話になっている人がいるので、今度会わせたい。」とメッセージが送られてきた。丙は、「どんな仕事なのですか。」と質問したが、Eは「おれが話すよりも、おれが仕事でお世話になっている人から直接聞いた方が良い。」と返信してきた。丙は、話を聞くことを承諾した。
 数週間後、丙はEと会い、喫茶店に入った。喫茶店には詳しい話を担当するFがいて、M3のビジネスについて説明を始めた。商品のパンフレットなどを見せてもらったわけではなく、受け取ってもいないので、当該事業者が取り扱っている商品の名称や品質については分からなかった。Fは「M3は他のネットワークビジネスと違い、初期投資の額が小さい上に、少ない数の人を紹介するだけで元を取ることができる。」「おれのやり方を真似すれば、成功できる。簡単だ。」「M3のビジネスを始めるためには、初期投資として○万円が必要で、その後は毎月○万円が必要だ。」「君なら絶対に成功できる。すぐ決める人ほど成功する。○万円はすぐ取り戻せるよ。」と言った。丙は、初期費用やその後毎月掛かる金額は、M3のビジネスを行うためのビジネス料金のようなもので、商品購入のためのお金だという認識はなかった。また、人を紹介するだけで収入になると思っていた。収入を得るためには、丙自身も商品を購入しなければならず、また丙が紹介した人も同様に商品を購入しなければならないのであるが、そのことについては説明がなく、よく分からなかった。
 その後、Fは申込書面を取り出した。Fは、申込書面の個人情報の記入欄を指しながら、「ここだけ書いて。」と言ったので、丙は言われた通りに記入し、捺印した。記入を終えると、Fが申込書面を回収し、控えなどは丙に渡さなかった。丙は申込書面の申込内容記載欄は記入しなかったので、申し込んだ商品の名称、品質、数量、金額などは分からなかった。また、毎月購入することになった商品の名称、品質、数量、金額も説明されず、分からなかった。丙はこの日、概要書面を受け取っていないし、クーリング・オフについての説明も一切なかった。丙はその当時、連鎖販売取引をやるために○万円も払い、さらに毎月○万円も払っていく余裕はなかった。

事例4

 平成27年3月頃、学生丁は知り合いのGと飲食店で会った。その時にGは「アルバイトのような感じで、お金が入ってくる話がある。」と言った。丁は「どんな話なのか。」と尋ねると、Gは「おれの口から説明すると語弊があるから言えない。」「詳しい話をしてくれる人がいるから、その人の話を一緒に聞きに行こう。」と言った。丁は、話を聞きに行くことにした。
 数週間後、丁はGと会い、喫茶店に入った。しばらくすると詳しい話を担当するHが店に入ってきた。Hは「人を紹介して、2人まで直接自分の下に付けることができる。」「下に2人つけるとラインがそろうため、数万円の収入がある。」「最初に3、4人紹介すれば、あとは何もしなくてもどんどんお金が入ってくる。全く問題ない。」「損するものではない。大丈夫だ。」「入会のために○万円かかり、その後は毎月○万円ほどの商品を購入していく。」「ねずみ講やマルチ商法とは違う。これはMLMだ。」と言った。
 だいたい1時間半後に、Hが申込書面に記入するように迫った。Hは、申込書面の個人情報の記入欄を指しながら、「ここを書いて。」と言った。丁は断ることができず、Hに言われた通りに記入し、捺印した。丁が記入を終えると、Hが申込書面を回収し、控えなどは丁に渡さなかった。申込書面の申込内容記載欄は丁が記入しなかったので、申し込んだ商品の名称、品質、数量、金額などは分からなかった。また、当該事業者の取り扱っている商品について、具体的な商品名や品質などは説明されず、パンフレット等を渡されなかったので、分からなかった。また、丁はこの日、概要書面を受け取っていないし、クーリング・オフについての説明も一切されなかった。

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