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平成27(2015)年3月26日更新

報道発表資料

動物情報

ホッキョクグマの「イコロ」が上野動物園にやってきます

 恩賜上野動物園へ、北海道・おびひろ動物園で飼育されているホッキョクグマの「イコロ」が移動してくることになりましたので、お知らせします。

1.来園するホッキョクグマ

画像
【移動予定のイコロ】
おびひろ動物園提供
  1. 来園予定日
    平成27年4月13日(月曜)
  2. 名前
    イコロ(アイヌ語で「宝物」)
  3. 性別
    オス
  4. 年齢
    6歳3ヶ月
    2008年12月9日 札幌市円山動物園生まれ
    2010年2月21日 おびひろ動物園へ移動
  5. 両親
    父親 デナリ(札幌市円山動物園)
    母親 ララ(札幌市円山動物園)

2.経緯等

 ホッキョクグマは、地球温暖化の影響で生息環境が悪化し、絶滅の危機に瀕しています。この種を保全するため、日本国内の動物園で相互協力しながら、繁殖を進める取組を行っております。その取組の一つとして、新規個体を導入するとともに、繁殖可能な個体を飼育園館同士で移動させ、ペア形成を進めています。
 当園では2011年10月に新施設「ホッキョクグマとアザラシの海」がオープンし、2012年にはイタリア・ファサーノサファリよりメスのデアが移動してきましたが、当時デアは繁殖可能年齢に達していなかったので、当園で飼育していたオスのユキオとのペアリングはできませんでした。その後2014年11月にユキオが死亡し、デア1頭だけの飼育が続いていました。
 繁殖年齢に達したデアとのペアリングのため、この度、札幌市円山動物園よりブリーディングローンによっておびひろ動物園で飼育中のイコロ(オス)をお借りし、ホッキョクグマの繁殖に取り組んでいく予定です。

※ブリーディングローンについて
 繁殖を目的とした動物の貸借契約のこと。動物園間で個体を移動させることによって、新たなペア形成を促し、繁殖に寄与することを目的としています。
 イコロの場合、所有権は札幌市円山動物園、現在飼育しているのはおびひろ動物園、受け入れてペアリングを試みるのは当園ですので、3園で同時の発表としています。

3.当園での飼育状況

 1頭(メス1頭)※今回来園する「イコロ」を除きます。
 メス 「デア」
 6歳3ヶ月
 2008年12月2日 イタリア・ファサーノサファリ生まれ
 2012年3月16日 上野動物園来園

4.国内の飼育状況(2014年12月31日現在)

 23園館 46頭(オス16、メス29,不明1)資料:(公社)日本動物園水族館協会

【参考】ホッキョクグマ(食肉目 クマ科)ワシントン条約附属書2表、IUCNレッドリスト:VU(絶滅危惧2類)

  • 学名
    Ursus maritimus
  • 英名
    Polar Bear
  • 体長
    頭胴長 オス 2.2~2.5メートル、メス 1.8~1.9メートル
  • 体重
    オス 500~600キログラム、メス300~400キログラム
  • 分布
    北極圏の海岸、氷山
  • 生態等
    北極圏に生息し、陸上で暮らす哺乳類では最も大きなからだの肉食動物です。毛色はクリームがかった白色で、毛が細かく透きとおり、太陽光線を透過し直接体を温めます。地肌は黒色です。また足の裏にまで毛が生えているので氷上でも滑りにくくなっています。野生ではアザラシやセイウチ、海鳥、カリブーの死肉や海藻、地衣類などの植物も食べます。動物園ではサツマイモ、リンゴ、アジ、馬肉、鶏頭、ソーセージなどを与えています。繁殖期以外は単独で生活し、行動範囲は広く、餌を求めて歩いたり、泳いだりして何百キロメートルも移動します。性成熟は生後4~8年で、初出産は5歳ぐらいです。オスはメスの臭いを嗅ぎつけ接近します。交尾期は2~8月で多くは4~5月に氷上で交尾をします。出産期は11月~1月で1~4頭(平均2頭)を出産します。妊娠期間は180~270日と幅があります。日本では、1902年(明治35年)に上野動物園で飼育されたのが最初です。過去の国内飼育の最高齢事例は、上野動物園で飼育し1993年に死亡した雪男(メス)の推定36歳です。

※ワシントン条約附属書2表、絶滅危惧2類の数字の正しい表記はローマ数字です。

イベント情報

世界バクの日特別イベント
飼育係によるバクへのおもてなしフルコース!

 4月27日は「世界バクの日」です。この日は中南米と東南アジアに生息する4種類のバクについて、絶滅が危惧されている現状を多くの方に知っていただくため設立されました。
 当園では、この「世界バクの日」特別イベントとして、「飼育係によるバクへのおもてなしフルコース」を行います。当園で飼育しているアメリカバクに、この日だけのごちそうをプレゼントするとともに、バクが大好きなブラッシングの様子をご覧いただきます。ぜひこの機会にバクの魅力を感じていただき、絶滅が危惧されている現状についても理解を深めていただければと思います。

1 日時

 平成27年4月26日(日曜)
 14時00分~14時20分
※「世界バクの日」の前日の4月26日(日曜)にイベントを行います。
※雨天および動物の体調により中止することがあります。

2 場所

 東園 ラマバク舎

3 内容

  1. 飼育係によるバクのお話
  2. バクへのごちそうプレゼント
  3. バクへのブラッシング

4 その他

  1. 東園総合案内所横オーロラビジョンで、世界バクの日を記念した映像を繰り返し上映します。
  2. 東園ラマバク舎に、世界バクの日に関する解説パネルを掲示します。

5 参考

  1. 世界に生息するバク4種類は、マレーバク、ヤマバク、ベアードバク、そして当園で飼育展示しているアメリカバクです。
  2. バクは、生息地である熱帯雨林や湿地帯が開発のため減少していることなどにより、絶滅が危惧されています。

画像
【バクへのブラッシングの様子】

ご案内

【恩賜上野動物園】
<開園時間>
 9時30分~17時00分(入園は16時00分まで)
<休園日>
 毎週月曜日(祝日のときは、翌日)
 3月30日(月曜)、4月6日(月曜)は開園。
<入園料>
 一般:600円、65歳以上:300円、中学生:200円
※小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料
 3月20日(金曜)は入園料無料(開園記念日)

※開園日については東京ズーネットでご覧いただけます。

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