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平成27(2015)年3月26日更新

報道発表資料

〔参考資料〕

相談事例

事例1

 平成26年6月午後6時頃、消費者甲の看護師寮の入口のインターホンが鳴った。応答すると、当該事業者の従業員Aから「寮の皆さんに体に良い水を配っているので、取りに来てください。」と言われた。甲はマンションに出入りする業者が来たものと思い、マンション入口に行ってドアを開けた。Aは、甲にアルカリイオン水入りの1リットルのペットボトルを1本渡し、「皆さんに配っている。順番に部屋に行って説明します。」と言うので、部屋で待っていたところ、再度インターホンが鳴った。甲は、水の説明だと思い、Aを部屋へ案内した。
 Aは、玄関口でコップ2個を出し、「水道水をコップに入れて比べてみたいと思うので、水道水を1杯ください。」と言うので、甲は、一つのコップに水道水を入れて渡した。Aは、もう一つのコップにアルカリイオン水を入れ、床に置いた。Aが二つのコップに、持参した液体を入れたところ、水道水はピンク色に、アルカリイオン水は青っぽい色に変わった。Aは、色が変わった水道水とアルカリイオン水、カバンから取り出したファイルを甲に見せ、「洗顔やお風呂に使うと肌がきれいになるんですよ。」、「痩せる効果もあるんですよ。」、「アルカリ性だから病気になりにくい。」と言って、1時間以上、アルカリイオン水の宣伝を続けた。そして、Aは、「水道の水はよくない。約○○万円の整水器ですが、今日なら約○○万円割引するし、クレジットなら月々の支払額が少しですよ。」と言った。甲は、この時初めて、Aが整水器を販売する目的で来たことが分かった。
 甲は、「高額だし買えません。」と断ったが、Aは、「分割にすると月々○○○○円だから払えなくないですよね。」と言って勧誘を続けた。
 甲は、男性と二人きりの状況の上、Aがなかなか勧誘をやめないため、整水器を買わないと帰ってくれないのではないかと思い、買うことを承諾した。甲は、契約書を見て初めて、会社名や営業担当者名が分かった。
 Aは午後6時頃に来訪して午後8時頃に帰ったが、甲は、夕食の支度や次の日の仕事の準備をしようと思っていた時に2時間に及ぶ勧誘を受け、何もできなくて迷惑だった。

事例2

 平成26年6月午後8時頃、当該事業者の従業員Bが消費者乙の住む集合住宅を訪問し、インターホンで、「水の販売をしており、サンプルとして水を配っています。とりあえず、水を飲んでもらっていいですか。今、水を取ってきます。」等と言ったので、乙はドアを開けた。会社名や担当者名は言わず、整水器を販売するために来たという話もなかった。後から当該事業者の従業員Cが来て、カバンから整水器のパンフレットを取り出し、商品の説明を始めた。Cは、牛乳パックほどの大きさの容器から、プラスチック製のコップ3個にそれぞれ、水道水、アルカリイオン水、ミネラルウォーターを入れた。Cが、3個のコップに持ってきた試薬を数滴垂らしたところ、水道水は黄色みがかり、アルカリイオン水は紫色に、ミネラルウォーターは黄緑色っぽい色に変わった。Cは、コップを見せながら、「アルカリイオン水は、溶かす力が強い。冷え症、肩こり、便秘にむくみに、すごいよ。毎日飲むことで溜まっていた老廃物を流してくれる。血液ドロドロが血液サラサラになることにより、疲れにくくなる。基礎代謝がよくなるのでダイエットできる。痩せますよ。アレルギーも治る。糖尿病、高脂血症、高血圧などの成人病の予防にもなる。アルカリ性だから病気になりにくい。」等と言い、乙に持参したアルカリイオン水を飲むように勧め、整水器は○○万円と言った。乙はこの時初めて、整水器の販売の勧誘であることが分かった。
 乙は、仕事で疲れていたし、夕食の準備をしようとしていたところに訪問され、早く帰ってもらいたいことから、「給料はよくないし、実家に仕送りをしている。」と言った。しかし、Cは、「購入した人の中には、バイトで生活している人もいるけど払っている。高いけど健康のことを考えると安いですよ。」等と勧誘の話を続けたので、乙は、早く帰ってもらいたくて「時間が遅くなっても帰れるんですか。」と聞いた。Cは、乙の発言を無視するように勧誘を続けた。乙は、契約しないとこのままでは帰ってくれないと思い、クレジットで整水器を購入する旨を告げた。
 すると、Cは、カバンから契約書を出し、記入を始めた。そこへBが部屋に入ってきて、記入している間に、整水器の取り付け作業を始めた。乙は、Cに契約書の必要事項欄を書くように言われたため、記入して印鑑を押した。
 乙が契約の書類を書き終えた後、BとCは、午前0時30分頃に帰っていった。

事例3

 平成26年5月午後4時30分頃、消費者丙が住むオートロック式の集合住宅のインターホンが鳴り、当該事業者の従業員Dから「昨日も来たんですが、ドアを開錠してください。」と言われた。丙は、マンションの出入業者だと思い、オートロックを開錠した。1~2分後、丙宅のインターホンが鳴ったため、部屋のドアを開けたところ、Dが「水を配ってアンケートを書いてもらっています。協力していただけますか。」と言った。そしてDは、アルカリイオン水の入った500ミリリットルのペットボトルを丙に渡した。その時、整水器の勧誘に来たという話はなかった。
 Dは、「水道水は臭いと感じますか。浄水器、整水器の違いは分かりますか。今、水を買っていますか。」、「よかったら整水器の話だけでも聞いてくれませんか。」と言ったので、丙は、「今日は、買わないと思います。」と断った。しかし、Dは「説明担当者と代わりますから、ちょっとお待ちください。」と言って呼びに行ってしまったため、丙はその間にアンケートを書いた。
 Dは、当該事業者の従業員Eを連れてきた。Eは、「水の検査をやりますので玄関のスペースをお借りしていいですか。さっき渡した水と水道水を比べたいんです。」と丙に言うと、プラスチック製のカップを8個くらい出し、アルカリイオン水と水道水のカップに試薬のような液体などを入れて比較し始めた。
 それが終わると、Eは丙に、新聞記事のコピーを見せ、「うちの職員はアルカリイオン水を飲み痩せたんですよ。ダイエットできる。飲むと血流が良くなり、肩こりが良くなります。糖尿病、高脂血症、高血圧などの生活習慣病の予防になる。この水を飲めば、病気になりにくい。アルカリイオン水を飲めば、体がきれいになる。痩せる。」等と言った。
 丙は、Eに整水器の代金を繰り返し尋ねたところ、Eはようやく「○○万円です。」と答えた。整水器の代金が非常に高いことから、丙は断った。しかし、Eは、「いくらだったら買うんですか。半額だったらどうなんですか。」と言うので、丙が「半額なら買えます。」と答えたところ、Eは、「展示品だったら、半額で買えるかもしれないので交渉してみます。」と言った。
 時計を見ると、Eの訪問を受けてから2時間以上も経っていて、丙は、早く終わりにして欲しいと思い、Eに「お腹もすいてきましたね。」と言ったが、Eは聞き入れなかった。そして、丙は、Eが「半額でオーケーがでました。」と言うので、丙は、仕方なく整水器を買う契約をすることにした。契約書類を書き終えると、Eは、ようやく午後8時30分頃に帰った。

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