ここから本文です。

平成27(2015)年3月4日更新

報道発表資料

〔参考資料〕

事例1

 平成26年2月頃、甲の勤務先に、営業員Aから電話がかかってきた。Aは、「3年くらい前に飛び込み営業でそちらに伺った際、励ましていただきました。ロンドンに転勤することが決まりましたので、ご挨拶に伺いたいと思います。」と言った。しかし、甲には覚えがなかった。
 数日後、Aは甲の勤務先に突然やってくると、「以前励ましていただいたお礼に、金を安く提供します。利益が確定している分があって、普通はお得意さんにしかお分けできないのですが、内々に甲さんに提供します。」と話した。そして、また来る約束をして帰って行った。
 数日後、Aは上司Bを連れてきた。Bは、「契約の形は、毎月少しずつ金を購入する純金積立ですが、いつでも中途解約できます。中途解約時には当社が、○○貴金属などがホームページのトップで表示している税込小売価格、つまり現物価格で買い取ります。金地金を現物価格より安く提供し、中途解約をすれば当社が現物価格で買い取るので、すぐにでも利益を確定することができます。今、金の価格は上がってきていますし、もう少し待てばさらに利益が大きくなり、1か月も経たないうちに、1口40万円につき10万円ぐらいは確実に利益が出せます。」と言った。甲は、金地金の購入契約を結び、○○万円を振り込んだ。
 後日、またBがやって来て、さらに○○万円を払って契約を増やすよう勧めた。甲は、契約書に、中途解約の際は、現物価格ではなく、それより安い東京商品取引所の1番限清算値を解約価格とすると書いてあることに気づき、Bに尋ねた。Bは、「契約書にはそう書いてありますが、中途解約をする場合は、東京商品取引所の1番限清算値ではなく、現物価格で買い取ります。もしくは、もう少し高く買い取ります。」と言った。甲は、Bの説明が契約書の内容と明らかに違うため、嘘をついて契約を取ろうとしているのだと思った。

事例2

 平成26年4月頃、乙の勤務先に、営業員Cから電話がかかってきた。Cは、「数年前、営業でそちらに伺ったことがあり、しっかり頑張ってくださいと励まされました。実はロンドンに転勤になるので、かつて励ましの言葉をいただいたお礼がてら伺いたいのです。」と言ったが、乙は記憶になかった。
 数日後、Cが勤務先に来たので、乙はしばらく話をしてみたが、やはり会ったことはないとわかった。しかしCは、「また励ましてください。」などと言い、しばらくして帰って行った。数時間後、Cから再び電話があり、今度は金の購入の話を始めた。Cは、「今が金地金を買うチャンスです。金地金を○○貴金属より安い値段で買えて、2日間で決着がつき、利ザヤを儲けることができる取引です。」と言った。乙は、金地金の購入など関心がなかったが、Cは、一方的に訪問することを決めてしまった。
 まもなくCは、営業員Dと現れ、金地金の勧誘を始めた。Dは、パンフレットや○○貴金属のホームページ等資料を乙に見せながら、「Cを励ましていただいたお礼に、金地金を格安で買える契約をご案内します。○○貴金属などの大手地金商よりも安い価格でお売りします。当社から1グラム○,○○○円で金地金を買う契約をして、頭金を払えば、それより高い大手地金商の小売価格の○,○○○円で右から左に売れるので、利ザヤが儲かります。」と言った。Dは、30年も払い続ける契約であることや、購入代金総額が○○○万円にもなること、手数料が○○万円もかかることは話さなかった。乙は、3日もかからず清算できる、利益が確実に出る契約だと説明されたことから、契約に同意した。するとDは、振込先が書かれた紙を渡し、「明日、○○銀行に頭金○○万円を振り込んでください。」と指示した。この時乙は、契約書も見せられていなかった。

事例3

 平成26年2月頃、丙の勤務先に、営業員Eから電話がかかってきた。Eは、「3年前、頑張れと励まされて立ち直ることができました。今回、会社のシンガポール出店に際し、責任者として派遣されることに決まりました。3年前に励まされたお礼と挨拶にお邪魔したい。」と言った。しかし、丙には、そのような記憶はなかった。
 数日後、Eは、上司Fと一緒に来た。Fは、「当社は、20%引きという格安で仕入れた金地金の在庫を持っています。Eから、お礼の気持ちを叶えたいと口添えがありましたので、特別に安く金地金をお譲りします。形としては金地金を分割払いで購入する契約ですが、4月に中途解約をしてすぐ売り抜けることを前提とした取引で、利益が出ることが確定しています。頭金だけ払って中途解約をすれば、買った価格より高い、大手地金商の小売価格で売れるので儲かります。」と言った。Fは、丙に契約書も見せず、とにかく頭金○○万円を振り込むことが必要だと言うので、丙は翌日振り込んだ。
 後日、Fは、さらに契約を増やすよう丙を勧誘した。Fは、「過去に消費税が上がった時も金地金は値上がりしており、ウクライナ情勢などを見ても、4月以降に向けて値上がりしていくのが確実です。頭金を支払っておいて、4月に入ったらすぐに中途解約して売り抜ければ間違いなく儲かります。当社なら、特別値引きで、大手地金商の小売価格より、1グラム2○○円安く販売します。すぐに中途解約をすれば、この大手地金商の小売価格で売れるので、確実に儲かります。」と説明した。さらに、「たくさん買っていただいた方が安くできます。10キログラムより、20キログラム30キログラムと、できるだけたくさん買う契約をしてください。その分だけ確実に儲かります。」と追加契約を勧めた。丙は、Fの説明を信じ、言われたとおり○○万円を追加で振り込んだ。
 ところが、その後Fから、「金価格が下がってしまったので、さらに○○○万円払って契約額を増やし、反転して上がった時に早く元が取れるようしましょう。」と言われた。この時、丙は騙されたのだと思った。

ページの先頭へ戻る