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平成27(2015)年2月5日更新

報道発表資料

〔参考資料〕

用語解説

東京バイオマーカー・イノベーション技術研究組合(Tokyo Biomarker Innovation Research Association; TOBIRA [通称:とびら])
http://www.tobiraproject.or.jp/index.html

 (公財)東京都医学総合研究所は、「予防・早診完治、健康増進」を目標に,診断・医療機器の開発を加速させるため、東京都にある地方独立行政法人東京都健康長寿医療センターや公立学校法人首都大学東京に加え、国立大学法人東京農工大学と連係し、H23年8月31日に経済産業省の大臣認可を受け本格的な活動を開始しました。日本各地の特色ある技術を有する企業やバイオベンチャー11社が組合員として参加しています。都立病院等との医療連携により高病原性インフルエンザの遺伝子診断の簡易・高速遺伝子診断法、遺伝病であるファブリー病の早期診断や子宮頸がんワクチン効果判定、高齢者リハビリ効果や筋萎縮を定量的に評価する診断システムや高速画像診断システム等の研究開発に取り組んでいます。将来的には医療IT分野、医工連携による医療機器の研究開発、創薬支援にも取り組みます。

イムノクロマト法

 ニトロセルロース膜上を被検体が試薬を溶解しながらゆっくりと流れる性質(毛細管現象)を応用した免疫測定法である。一般的には、検体中の抗原は検体滴下部にあらかじめ準備された金属コロイド等で標識された抗体(標識抗体)と免疫複合体を形成しながらニトロセルロース膜上を移動し、膜上にあらかじめ用意されたキャプチャー抗体上に免疫複合体がトラップされ呈色し、それを目視により判定する。妊娠診断等で応用されている。

画像
図 イムノクロマト法の原理

 

  1. キット上に検体を滴下する
  2. 一定時間放置する
  3. 目視による定性判定する(コントロールラインを必ず確認する)

メリット

  • 目視判定による定性判定が可能な項目がある
  • 装置を必要としない(一部読み取り装置有り)
  • 簡便である
  • キットの保管方法が簡便(多くは室温保存)
  • 必要な検体数だけ取り出して実施できるため無駄が無い

デメリット

  • 目視による判定のため、個人による判定誤差が見られる
  • 定量試験向きではない
  • 測定時間を厳守しないと、陰性、陽性の判定が異なることがある
  • ロット間差、試薬間差が存在する

3) 高病原性トリインフルエンザ(H5N1)

参考資料

1) 厚労省、鳥インフルエンザ緊急総合対策(H16年3月16日)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou02/02-01.html
2) 東京都感染症情報センター
http://idsc.tokyo-eiken.go.jp/diseases/avianflu/
3) Yahoo ヘルスケアー
インフルエンザ対策関連情報2012~2013から
http://health.yahoo.co.jp/column/influenza/

Question & Answer(Q&A)

1) インフルエンザと新型インフルエンザはどう違うのですか?

 A型のインフルエンザはその原因となるインフルエンザウイルスの抗原性が小さく変化しながら毎年世界中のヒトの間で流行しています。これを季節性インフルエンザと呼んでいます。時として、この抗原性が大きく異なったインフルエンザウイルスが現れ、多くの国民が免疫を獲得していないことから全国的に急速にまん延することによって、国民の健康と生命、生活に、場合によっては医療体制を含めた社会機能や経済活動にまで影響を及ぼす可能性があるものを新型インフルエンザと呼んでいます。直近では、新型インフルエンザは、大正7(1918)年(スペインインフルエンザ)、昭和32(1957)年(アジアインフルエンザ)、昭和43(1968)年(香港インフルエンザ)、平成21(2009)年(インフルエンザ(H1N1)2009)に発生しました。しかし、世界に流行が拡がり、多くの国民が新型インフルエンザに対して免疫を獲得するにつれ、このような新型インフルエンザも、季節的な流行を繰り返すようになっていきました。インフルエンザ(H1N1)2009についても、平成23(2011)年4月からは、季節性インフルエンザとして取り扱われることになりました。
 次の新型インフルエンザウイルスはいつ出現するのか、誰にも予測することはできませんし、平成21(2009)年に流行したインフルエンザ(H1N1)2009とは異なる特徴を持っている可能性があります。
 平成21(2009)年にインフルエンザ(H1N1)2009ウイルスが流行した時には、人々が免疫を持っていなかったため秋季を中心に大規模な流行がおき、他の型や亜型のインフルエンザウイルスによる患者の発生はほとんどありませんでした。
 平成22(2010)年には、インフルエンザ(H1N1)2009ウイルスに加え、A香港型やB型のインフルエンザウイルスも流行しており、季節性インフルエンザとは異なる時期に大きな流行が発生する等の特別な状況は確認されませんでした。
 このような状況を踏まえ、厚生労働省は、平成23(2011)年3月31日、当時「新型インフルエンザ」と呼ばれたインフルエンザ(H1N1)2009ウイルスについて、通常の季節性インフルエンザとして扱うこととし、対応も通常のインフルエンザ対策に移行しました。

2) 現在国内で流行しているインフルエンザはどのような種類ですか?

 インフルエンザの原因となるインフルエンザウイルスは、A型、B型、C型に大きく分類されます。このうち大きな流行の原因となるのはA型とB型です。現在、国内で流行しているインフルエンザウイルスは、A/H1N1亜型とA/H3N2亜型(いわゆる香港型)、B型の3種類です。このうち、A/H1N1亜型は、インフルエンザ(H1N1)2009と同じものです。A/H1N1亜型のウイルスの中でも、平成21年より前に季節性として流行していたもの(いわゆるAソ連型)は、平成21年のインフルエンザ(H1N1)2009ウイルス発生後はほとんど姿を消しました。
 これらの3種類のインフルエンザウイルスは、世界中で流行していますが、流行するウイルス型や亜型の割合は、国や地域で、また、その年ごとにも異なっています。国内における流行状況の詳細は、国立感染症研究所感染症情報センターのホームページ(外部リンク)をご覧ください。

3) インフルエンザにかかったらどうすればよいのですか?

  • 具合が悪ければ早めに医療機関を受診しましょう。
  • 安静にして、休養をとりましょう。特に、睡眠を十分にとることが大切です。
  • 水分を十分に補給しましょう。お茶でもスープでも飲みたいもので結構です。
  • 咳・くしゃみなどの症状のある時は、周りの方へうつさないために、不織布製マスクを着用しましょう。
  • 人混みや繁華街への外出を控え、無理をして学校や職場などに行かないようにしましょう。また、小児、未成年者では、インフルエンザの罹患(りかん)により、急に走り出す、部屋から飛び出そうとする、ウロウロと歩きまわるなどの異常行動を起こすおそれがあるので、自宅において療養を行う場合、少なくとも2日間、小児・未成年者が1人にならないよう配慮しましょう。

4) インフルエンザの治療薬にはどのようなものがありますか?

 インフルエンザに対する治療薬としては、下記の抗インフルエンザウイルス薬があります。

  • オセルタミビルリン酸塩(商品名:タミフル)
  • ザナミビル水和物(商品名:リレンザ)
  • アマンタジン塩酸(商品名:シンメトレル)
  • ペラミビル水和物(商品名:ラピアクタ)
  • ラニナミビルオクタン酸エステル水和物(商品名:イナビル)など。

 ただし、その効果はインフルエンザの症状が出はじめてからの時間や病状により異なりますので、使用する・しないは医師の判断になります。抗インフルエンザウイルス薬の服用を適切な時期(発症から48時間以内)に開始すると、発熱期間は通常1~2日間短縮され、ウイルス排出量も減少します。なお、症状が出てから2日(48時間)以降に服用を開始した場合、十分な効果は期待できません。効果的な使用には用法、用量、期間(服用する日数)を守ることが重要です。

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