ここから本文です。

平成27(2015)年1月26日更新

報道発表資料

〔別紙〕

「平成二十六年度東京都硫黄島戦没者追悼式」遺族代表追悼のことば

 本日東京都主催の追悼式を執り行っていただきますことを東京都の関係各位およびご来賓の皆様に対しまして心より感謝を申し上げます。

 遺族を代表し謹んで追悼の言葉を申し上げます。

 今年2015年は、戦後70年にあたる年です。そんな節目の年に硫黄島の地にはじめて降り立つことができることを感慨深く思っております。

 私の祖父が家族に最後に会ったのは横須賀であったと聞いております。当時私の母は4歳、叔母は乳飲み子、そして祖父は30代でした。今のわたくしより10以上も若い年でまだ幼い娘たちをおいて戦地へ赴く気持ちは、想像するだけでもつらいことです。

 今この硫黄島の地に立ち、日々普通に暮らしていけることのありがたさ、そして幸せでいることをあらためて感じました。それは、かつてこの島で祖国の平和と国民の幸せを願い、愛する家族の行くすえを案じながら、想像を絶する極限の死闘に挑み、散っていかれた英霊の皆様がいらしたたからだと思っております。この思いは私の胸に深く刻み込まれることと思います。私は深く頭をたれ、英霊の皆様が心から感謝し安らかにお眠りくださることをお祈り申し上げるほかございません。

 私は今、悲惨な戦争は決して繰り返してはならない、この大戦が残した教訓を次の世代へと伝え平和を守らなければならないという強い気持ちであります。

 英霊の皆様の尊い犠牲とご加護のもとに存在する私たちは、日本人としての誇りを持って祖国の平和と繁栄のために努力し生きていくことをお誓い申し上げ、追悼の言葉といたします。

平成二十七年一月二十三日

硫黄島戦没者遺族代表 増澤伸介

ページの先頭へ戻る