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報道発表資料  2014年7月30日  福祉保健局

都民の化学物質等摂取状況の調査結果について
化学物質保健対策分科会※1を開催しました

 都は、環境中の有害化学物質などから都民の健康を守るため、様々な化学物質などのばく露量等について調査を行っています。
 東京都環境保健対策専門委員会化学物質保健対策分科会において平成25年度の調査結果の検討を行いましたので、結果をお知らせします。

1 通常の食事からの化学物質等摂取量(推計)は、耐容一日摂取量※2等を下回った。

  • 今回調査した有機リン系農薬23種、ネオニコチノイド系農薬10種について分析を行った結果、ネオニコチノイド系農薬であるアセタミプリドが、第7群緑黄色野菜から検出され、体重1kg当たりの一日摂取量は0.036μg/kg・bw/dayとなった。アセタミプリドの一日摂取許容量(ADI)は、0.071mg/kg・bw/dayであり、その0.05%程度にあたる。
  • 重金属(水銀、メチル水銀、カドミウム及び鉛)の一日摂取量は、各物質とも耐容一日摂取量等を下回った。
  • 放射性セシウムの一日摂取量は、0.081Bq/dayとなり、仮に同じものを一年間摂取した場合の放射線量は0.00040mSv/yearとなった。

※詳細は資料1(PDF形式:213KB)参照

※第7群緑黄色野菜の正しい表記はローマ数字です。

2 ダイオキシン類摂取量(推計)は、通常の食事由来に加え一般的な生活環境(大気、水、土壌)からのばく露推計量をあわせても、耐容一日摂取量を下回った。

  • 一般的な生活環境における大気、水、土壌から人体にばく露される量(推計)は、0.012pg-TEQ/kg・bw/day※3となった。食事からの摂取量(平成24年度調査結果)を加えても0.76pg-TEQ/kg・bw/dayとなり、耐容一日摂取量(4pg-TEQ/kg・bw/day)を下回った。

※詳細は資料2(PDF形式:200KB)参照

3 東京湾産魚介類からのダイオキシン類摂取量は耐容一日摂取量を下回った。

  • 東京湾産の魚類や貝類のダイオキシン類平均濃度を基にした試算では、これらを調理加工せず生食すると仮定した場合でも、食事から取り込まれるダイオキシン類一日摂取量は、0.82pg-TEQ/kg・bw/dayとなり、耐容一日摂取量(4pg-TEQ/kg・bw/day)を下回った。
  • 前年度調査に続き、PCBなどの化学物質が微量検出された。

※詳細は資料3(PDF形式:127KB)参照

4 流通魚介類からのPCBの検出値は暫定的規制値を下回った。

  • 流通魚介類のPCBの検出値は、すべて暫定的規制値(遠洋沖合魚介類0.5ppm、内海内湾魚介類3ppm)を下回った。
  • 有機スズ化合物※4(TBT、TPT)の平均値は、前年度と同様に微量であった。
  • 有機塩素系農薬であるドリン類及びクロルデン類については、一部が微量検出された。

※詳細は資料4(PDF形式:133KB)参照

用語説明

※1 化学物質保健対策分科会
 環境保健に係る諸問題を検討し、その対策を樹立するため東京都環境保健対策専門委員会を設置している。その中で、化学物質保健対策について調査審議するために設置された分科会。

※2 耐容一日摂取量
 ダイオキシン類など、意図的に使用されていないにもかかわらず、食品に存在したり、食品を汚染したりする物質に設定される。人がある物質の一定量を一生涯にわたり摂取しつづけても、健康への悪影響がないとされる一日当たりの摂取量であり、ダイオキシン類については、「ダイオキシン類対策特別措置法」で4pg-TEQ/kg・bw/dayと定められている。

※3 pg-TEQ/kg・bw/day

  • pg(ピコグラム)
    一兆分の1グラム(1g=10の12乗ピコグラム)
  • TEQ(毒性等量)
    毒性等価係数(ダイオキシン類の中で最も毒性の強い2,3,7,8-四塩化ジベンゾ-パラ-ジオキシン(2,3,7,8-TCDD)の毒性を1として、他のダイオキシン類の仲間のそれぞれの毒性の強さを換算した係数)を用いて、ダイオキシン類の毒性を総計した値を示す単位である。
  • kg・bw/day
    一日当たり体重1kg当たりの量

※4 有機スズ化合物
 TBT(トリブチルスズ)、TPT(トリフェニルスズ)

問い合わせ先
(1、2について)
福祉保健局健康安全部環境保健衛生課
 電話 03-5320-4493
(3及び4について)
福祉保健局健康安全部食品監視課
 電話 03-5320-4456

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