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報道発表資料  2014年5月12日  環境局

小笠原諸島 聟島(むこじま)列島 媒島(なこうどじま)でアホウドリ(Phoebastria albatrus)
と推定されるヒナを戦後初めて確認しました!

 東京都及び特定非営利活動法人小笠原自然文化研究所は、小笠原諸島 聟島列島の媒島でアホウドリと推定されるヒナを確認しました。
国内のアホウドリの繁殖場所は、これまで伊豆諸島の鳥島と尖閣諸島で確認されていましたが、小笠原諸島では戦後初の確認となります。
 なお、発見されたヒナの種を同定するため、今後DNA分析を行います。

画像画像
アホウドリのヒナ

今回確認した内容

確認日

 平成26年5月7日(水曜)

確認者

 東京都小笠原支庁職員及び特定非営利法人小笠原自然文化研究所員

確認場所

 小笠原諸島聟島列島媒島

経緯

 アホウドリ類標識調査により確認(下記【参考】1)

その他

  • 小笠原諸島では、1930年代に羽毛採取目的の乱獲により絶滅
  • 今回の繁殖確認の要因としては、東京都実施のノヤギの排除により、アホウドリ類の繁殖環境が回復したことが考えられる(下記【参考】2)。

問い合わせ先
環境局自然環境部緑環境課
 電話 03-5388-3454

【参考】

1 小笠原諸島聟島列島アホウドリ類標識調査

  • 昭和53年からクロアシアホウドリ、コアホウドリのヒナに標識装着開始
  • 平成12年に嫁島でアホウドリの成鳥1羽を確認
  • 平成26年の標識装着数(実施日 5月6日~8日)
  1. アホウドリ1羽
  2. コアホウドリ12羽
  3. クロアシアホウドリ1,040羽

2 小笠原諸島におけるノヤギ排除事業

  • 平成9年度から媒島、聟島、兄島など7つの島で実施
  • 媒島では、平成9~11年度に実施し、417頭を排除し根絶
  • 現在は、唯一ノヤギが残る父島で実施中

3 アホウドリ類

1) アホウドリ(Phoebastria albatrus)(国:特別天然記念物、絶滅危惧2類、都:絶滅危惧1A類)

 繁殖地は、鳥島、尖閣諸島とミッドウェイ環礁で、約2,500羽が生息していると言われている。小笠原諸島は戦前まで数万羽が生息する大繁殖地であったが、羽毛採取による乱獲により地域絶滅した。
 なお、環境省と山階鳥類研究所は、新たな繁殖地を形成するため、平成20(2008)年から平成24(2012)年までの5年間、八丈島南方に位置する鳥島から小笠原諸島 聟島へ70羽のヒナを移住させる事業を行った。

2)  コアホウドリ(Phoebastria immutabilis)(国:絶滅危惧1B類、都:絶滅危惧1B類)

 繁殖地は、日本(聟島列島)とアメリカ合衆国(ミッドウェイ環礁、レイサン)で、 約59万組生息していると言われている。

3) クロアシアホウドリ(Phoebastria nigripes)(都:留意種)

 繁殖地は、日本(鳥島、聟島列島、孫島、母島列島の一部、尖閣諸島)、ハワイと マーシャル諸島で、約6.5万組生息していると言われている。

※1A類、1B類、2類の数字の正しい表記はローマ数字です。

 

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