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報道発表資料  2014年3月24日  生活文化局

果実飲料の果汁使用割合に関する不当表示について改善を指示
―「果汁100%ジュース」と表示しながら、実際は「30%」程度―

 東京都は、果実飲料を輸入・販売する事業者の商品の表示について、不当景品類及び不当表示防止法第4条第1項第1号(優良誤認)に違反する表示であるとして、同法第7条の規定に基づき、本日、表示の改善を指示しました。
 当該事業者は、事実と異なり、「果汁100%」と表示していました。

1 事業者の概要

 事業者名:サンブレス株式会社
 代表者:佐藤惠子
 所在地:東京都港区浜松町一丁目25番6号
 設立:平成18年10月
 資本金:1000万円

2 違反事実の概要

(1) 対象商品

  1. 「キウイフルーツジュース(加糖)」(350グラム、1000グラム)
  2. 「マンゴージュース」(350グラム)

※商品は、平成26年1月に自主回収し、販売を停止している。

(2) 表示媒体(詳細は別紙のとおり)

 商品パッケージ(表示期間は、平成24年4月~)
 自社ウェブサイト(表示期間は、遅くとも平成25年11月~)

※別紙 指示の対象となる表示例(PDF形式:432KB)

(3) 不当表示の内容

  1. 「キウイフルーツジュース(加糖)」(350グラム、1000グラム)の商品パッケージ及び自社ウェブサイトにおいて、果汁の使用割合を「果汁100%」と表示していたが、実際は、「果汁30%程度」であった。
  2. 「マンゴージュース」(350グラム)の商品パッケージ及び自社ウェブサイトにおいて、果汁の使用割合を「果汁100%」と表示していたが、実際は、「果汁25%程度」であった。

※果汁の使用割合は、炭素安定同位体比分析方法等により推定

3 改善指示の内容

  1. 「優良誤認」に該当する表示について、これらが消費者に誤認を与えるものであった旨を公示すること
  2. 「優良誤認」に該当する表示について、速やかに修正するとともに、今後、同様の不当表示が行われることを防止するために必要な措置を講じ、役員及び従業員に周知すること
  3. 今後、一般消費者に誤認されるおそれのある表示を行わないこと
  4. 指示の内容に対する改善措置について、平成26年4月8日までに文書で報告すること

問い合わせ先
生活文化局消費生活部取引指導課
 電話 03-5388-3068

【参考】炭素安定同位体比分析による果汁含有割合の推定

  • 自然界の大気中の炭素(C)には、質量数12の炭素が約99%と質量数13の炭素が約1%存在します。二酸化炭素(CO2)も12の炭素と13の炭素でできているものがあります。質量数12の炭素に対する質量数13の炭素の割合を炭素安定同位体比といいます。
  • 植物は、その光合成の方法の違いによって、C3植物(りんご等のほとんどの植物)とC4植物(サトウキビ、トウモロコシ等)に分類されます。光合成の方法の違いからC4植物のほうがC3植物よりも、質量数13の二酸化炭素を取り込みやすいため、C3植物とC4植物では炭素の安定同位体比にわずかな差が生じます。
  • C3植物を原料とする果実飲料に、C4植物から作られた砂糖など異性化液糖を加えると、果実飲料の質量数13の炭素割合(炭素安定同位体比)が高くなることから、果実飲料の質量数13の炭素割合を分析することにより、異性化液糖等が加えられていないか判別することができます。
  • 異性化液糖の混入量が多くなるほど、炭素安定同位体比の値が高くなり、果汁の割合が低くなります。

参考:独立行政法人農林水産消費安全技術センター ホームページ

不当景品類及び不当表示防止法で禁止されている不当表示

  • 優良誤認(第4条第1項第1号)
    内容について、一般消費者に対し、実際のものよりも(又は事実と相違して競争事業者に係るものよりも)著しく優良であると示す表示
  • 有利誤認(第4条第1項第2号)
    取引条件について、実際のものよりも(又は競争事業者に係るものよりも)取引の相手方に著しく有利であると一般消費者に誤認される表示
  • その他(第4条第1項第3号)
    上記の他、商品又は役務の取引に関する事項について一般消費者に誤認されるおそれがあると内閣総理大臣が指定する表示

都道府県知事の指示(第7条)

 都道府県知事は、(中略)第4条第1項の規定に違反する行為があると認めるときは、当該事業者に対し、その行為の取りやめ若しくはその行為が再び行われることを防止するために必要な事項又はこれらの実施に関連する公示その他必要な事項を指示することができる。その指示は、当該違反行為が既になくなっている場合においても、することができる。

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