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報道発表資料  2013年11月19日  政策企画局

知事のアジア大都市ネットワーク21 第12回総会(ハノイ)
第一日出席及びハノイ市長との会談について

 アジア大都市ネットワーク21の第12回総会が、8都市の参加によりベトナム、ハノイ市で開催され、東京都代表として猪瀬知事が出席しました。
 日程第一日の本日(11月18日(月曜))は、各都市代表者による政策対話が行われましたので、その結果をお知らせします。
 また、同日午後には、猪瀬知事がハノイ市長(人民委員会委員長)と会談を行い、幅広い分野で具体的な協力事業について意見を交換し、両都市の関係強化を図りました。

ハノイ総会について

1 日程

 平成25年11月18日(月曜)から11月19日(火曜)

2 場所

 デウーホテル

3 参加都市

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開会:猪瀬知事の挨拶

 バンコク、ハノイ、ジャカルタ、クアラルンプール、ソウル、シンガポール、東京、トムスク
※東京からは猪瀬知事が出席


4 ハノイ総会(第一日)の主な議事とテーマ

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ハノイ市長との会談の様子
  1. 開会式
  2. 政策対話1「都市計画~その実践における共通する課題」
  3. 政策対話2「低炭素化・省エネルギー政策」
  4. フィールドワーク(総会のテーマに関する現場視察)

※11月19日は、共同事業報告、新規共同事業等の提案・共同事業の見直し、ハノイ宣言の採択及び署名、共同記者会見を実施予定
※詳細は、別紙「アジア大都市ネットワーク21 第12回総会(ハノイ)議事概要」のとおり


ハノイ市長との会談について

 猪瀬知事は、11月18日(月曜)午後、ハノイ市庁舎を訪れ、グエン・テー・タオ(Nguyen The Thao)市長と会談しました。
 知事は、市長と都市計画やアジアにおけるスポーツ振興などについて意見を交わすとともに、大気汚染対策や水供給に関する技術協力、柔道の専門家による指導者セミナーの実施、ベトナム人留学生に対する就職支援などについて都による協力を提案しました。

問い合わせ先
知事本局外務部国際共同事業担当
 電話 03-5388-2236

〔別紙〕

アジア大都市ネットワーク21 第12回総会(ハノイ)議事概要

1 開会式

  • 開会にあたり、今回の総会の主催都市であるハノイ市、グエン・テー・タオ(Nguyen The Thao)市長(人民委員会委員長)が、次のように歓迎の挨拶をした。
    • 本日こうしてアジア大都市ネットワーク21各都市代表の皆様をお迎えでき大変光栄である。
    • 残念ながら、マニラの首都圏開発長長官は、災害対応で急遽出席ができなくなってしまった、被災された方々に心から哀悼の意を申し上げる。
    • 世界は益々近くなっている。アジア大都市ネットワーク21は、これまで10年以上にわたり、共通の課題に取り組んできた。各都市の協力と連携により、新しい効果的な取組やアジアにおける発展モデルを示してきた。
    • ハノイは、この総会開催にあたり、都市計画の実践における課題や、都市におけるエネルギーの有効活用などについて議論を深めたいと考えている。より活気溢れるアジアへ向けて、本総会における皆様のご協力をお願いしたい。
  • 続いて行われた、ホアン・チュン・ハイ(Hoang Trung Hai)ベトナム社会主義共和国副首相からの挨拶後、猪瀬直樹東京都知事が、アジア大都市ネットワーク21事務局を代表して、次のように挨拶した。
    • 本日は、この総会に、ベトナムの政府からホアン・チュン・ハイ副首相にもご出席をいただいている。グエン・テー・タオ ハノイ市長、各都市代表の皆様、そしてご出席の皆様、アジア大都市ネットワーク21の提唱都市であり、事務局を預かる東京都を代表して、一言ご挨拶させていただく。
    • 私自身、ベトナムもハノイも、初めての訪問だ。日本のテレビで、ロボットコンテストをやっているのを見たが、ベトナムチームは、決勝まで勝ち残った。ベトナムには、2,000社近い日系の企業が進出している。発想力、高い技術、明るくて、真面目な国民性がとても魅力的であるからだ。
    • 今日の訪問を楽しみにしていた。そして、今日、ホテルからハノイの街を見たが、この街には活気がある。未来の可能性を感じた。
    • まず、お忙しい中、お越しいただいたハイ副首相、そして、グエン・テー・タオ ハノイ市長をはじめ、今回の総会開催に向けご尽力いただいた、ハノイ市の皆様に感謝する。
    • 先般の台風30号“ハイエン”により亡くなられた方々へのお悼みを、また被災された皆さまには、心からのお見舞いを申し上げる。一日も早く、大災害の痛手から立ち直ることを心からお祈りしている。
    • 東京は、2020年オリンピック・パラリンピック競技大会の招致に成功したが、世界の人口の6割を占めるアジアでもスポーツをもっと盛んにしたい。
    • 東京は、一足先に高齢化社会になっており、4.6人に1人が高齢者。しかし、スポーツで体を動かして、健康な人が増えれば、医療費も抑制できる。アジアの都市は、まだ高齢化社会になっていないが、発展成長の先には、必ずそうした時代が来る。スポーツを盛んにすることは、将来の大きな財産にもなるだろう。
    • このほかにも、発展成長の先には、様々な都市問題が出てくる。例えば、大気汚染などの環境問題、無秩序な都市開発だ。
    • アジアの諸都市が、より豊かな都市生活を楽しむ社会に生まれ変わっていくためにも、東京は、貢献したい。
    • 将来の東京の姿を見据えた都市の再生や、世界で最も環境負荷の少ない都市づくりについて、後程、政策対話の中で紹介させていただく。
    • 皆さんの活発な議論を期待している。どうもありがとう。

2 政策対話1「都市計画―その実践における共通する課題」

  • ハノイ市グエン・バン・ハイ都市計画建築計画局長が次のように報告を行った。
    人口とインフラのアンバランス、計画と都市機能の不一致、限られた投資等を原因とし、都市計画の計画・実践にあたって様々な課題が生じている。その中でも優先的に解決されるべき緊急課題には、短期間での多くの雇用創出、建設投資の向上等がある。
    更に、戦略的ビジョンを改善していく必要があるが、そのための方法として、専門家・科学者、地域コミュニティー、投資家・企業等様々なパートナーの関与、計画発展・承認の迅速化を図るための業務の分散化・組織間におけるより円滑な調整等が挙げられる。
  • 東京(都市整備局)は、「東京の都市再生~都市再生特別地区による民間開発の誘導」について、次のように発表を行った。
    東京は、社会経済の変化に対応した都市づくりとして、多様性や快適性を重視した都市づくりへの転換や、センターコアエリアの再生を進めている。そのために、都市再生緊急整備地域の指定や都市計画の提案制度などを導入している。
    民間活力を活かしたセンターコアエリアの再生の具体例として、国際的なビジネスセンター機能の強化(ビジネス支援、BCPへの対応)、自然環境の創出とCO2の削減(高水準な環境対策、大規模な空地(緑))、歴史と文化との調和(皇居周辺・東京駅の景観保全、歌舞伎座の再生)に取り組んでいる。
    少子高齢化の進展、2020年のオリンピック・パラリンピックの開催等を踏まえ、将来を見据え、選択と集中による東京の都市再生を加速していく。
  • このほか、バンコク、ジャカルタ、シンガポールが発表を行った。

≪議論のまとめ≫
 都市計画の計画・実践における共通の課題を見出すことで、社会経済発展、特に計画実践における協力関係を更に強化し、経験を共有していくこととする。

3 政策対話2「低炭素化・省エネルギー政策」

  • 東京(環境局)は、「東京の低炭素化・省エネルギー化に向けた取組」について、次のように発表を行った。
    東京は、2000年に比べ、2011年には15%のエネルギー消費量減(省エネ化)を達成した。東京では、約65%に及ぶエネルギーが建築物の中で消費されており、今から10年以上前から、既存建築物と新築の建築物をターゲットにした、省エネ対策・気候変動対策を進めてきた。その結実したものが、「キャップアンドトレード制度」と「建築物環境計画制度」。
    また、東京は、2011年3月11日に発生した東日本大震災後の電力不足を乗り切るために、2011年に「東京都電力対策緊急プログラム」を作成した。そして、2012年に「省エネ・エネルギーマネジメント推進方針」を作成し、この取組が一過性に終わることなく、低炭素で持続可能な都市を実現するための大きな礎となるようにステップアップを図った。
    シンガポールをはじめ、香港などのアジアの都市でも省エネルギー政策に関する取組が既に活発化してきている。今後も、これらの制度のノウハウを、アジア大都市ネットワーク21の都市にも広めていきたい。
  • このほか、ハノイが以下の報告を行った。
    ハノイでエネルギー効率化を進める上で、文書システム・法的システムの未整備、住民の認識不足、技術者・コンサルタントの人材・経験不足、高い投資コスト、交通インフラの未整備などの障壁がある。
    これらの対策として、都市インフラと一致した電力供給システム開発、住民意識向上のための啓蒙活動、人材育成研修センターの建設、電力グリッドの最新化、国内外からの投資環境整備、省エネラベリング制度の導入、都市交通・公共交通の発展などの政策に取り組んでいる。

≪議論のまとめ≫
 持続可能な都市の発展及び低炭素社会の形成に向け、人材育成や各都市における各種制度に関する情報共有について更に協力関係を深めていくこととする。

4 フィールドワーク(総会のテーマに関する現場視察)

  • 政策対話での議論の理解を深めるため、テーマに関連したハノイ市内の現場視察を実施した。視察先は以下のとおり。

<コース1:都市計画に関する視察>

  1. 旧市街地・歴史的建造物の保全に関する現場(Pham Hung Road沿い)
  2. ベトナム国立コンベンションセンター
  3. 国立都市計画展示ホール

<コース2:省エネルギー政策に関する視察>

  1. 省エネルギー化が進んだ複合施設(Savico Megamall)
  2. 約1,000戸の一戸建て住宅や商業施設が建ち並ぶ最新の開発地域(Vincom Village)

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