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報道発表資料  2013年8月8日  環境局

平成24年度大気汚染状況の測定結果について

 東京都及び八王子市は、都内の大気汚染の状況を把握するため、住宅地域等に設置している一般環境大気測定局(以下「一般局」という。)47局と、道路沿道に設置している自動車排出ガス測定局(以下「自排局」という。)35局で大気汚染状況の常時監視を行っています。
 また、ベンゼン、トリクロロエチレン等27物質の有害大気汚染物質の濃度を把握するため、月1回14か所の測定局で調査しています。
 このたび、平成24年度の測定結果がまとまりましたので、お知らせします。
 なお、平成23年度から測定を開始した微小粒子状物質(PM2.5)については、平成24年度の時点では常時監視体制の拡充を行っている途上であり、都全体の状況を示すものではありませんが、その測定結果をお知らせします。

1 環境基準の達成状況(表1)

(1) 二酸化窒素

  • 一般局では、7年連続全局で達成しました。
  • 自排局では、35局中33局で達成しました。達成率は94%でした。

(2) 浮遊粒子状物質

  • 一般局では、6年連続全局で達成しました。
  • 自排局では、全局で達成しました。

(3) 光化学オキシダント

  • すべての測定局で達成しませんでした。

(4) 二酸化硫黄、一酸化炭素

  • 昭和63年度以降、すべての測定局で達成しています。
    (※平成12年度の三宅島噴火による影響を除く。)

(5) ベンゼン、トリクロロエチレン、テトラクロロエチレン及びジクロロメタン

  • 平成16年度以降9年連続で、すべての測定局で達成しています。

2 年平均濃度の経年変化(図2)

(1) 二酸化窒素

  • 一般局、自排局ともに引き続き低下傾向を示しています。

(2) 浮遊粒子状物質(図1)

  • 自排局の低減が進み、一般局との濃度差が少ない状況が続いています。
    これはディーゼル車規制の効果と考えられます。

(3) 光化学オキシダント

  • 近年、増加傾向にあります。23年度は一旦減少したものの、24年度は前年度に比べて増加しました。

3 測定結果から見た大気環境の課題

  1. 二酸化窒素濃度は、一般局では7年連続全局で環境基準を達成し、自排局でも平成16年度にには47%であった達成率が、22年度以降は90%以上で推移しており、改善が大幅に進んでいます(図3)。
    都は、全局での基準達成に向け、自動車排出ガス対策に引き続き取り組んでいきます。
  2. 光化学オキシダントは、夏季の注意報発令日数がこれまでで最も少なかったものの、濃度は依然として高い水準にあります(図4、表3)。
    このため都は、光化学オキシダント等の原因となる揮発性有機化合物(VOC)の排出削減対策に引き続き取り組んでいきます。

4 微小粒子状物質(PM2.5)について

(1) 都の常時監視体制

  • 平成21年9月にPM2.5の環境基準が設定されたことから、都では、22年度から3か年間で順次、PM2.5の常時監視体制の拡充を進めてきました。
  • 平成24年度は22年度及び23年度に設置した55局(一般局31局(八王子市設置の2局を含む)、自排局24局)で測定を行いました。

(2) 平成24年度の測定結果

  • 一般局では、31局中20局で達成し、達成率は65%でした(表4)。
  • 自排局では、24局中6局で達成し、達成率は25%でした(表4)。

(3) 今後の対策

  • 平成25年4月からは都及び八王子市が設置する測定局(一般局45局、自排局35局)でPM2.5を測定しており、今後、都全体でのPM2.5濃度の評価を行っていきます。
  • 都は、これまでもボイラー、廃棄物焼却炉などの固定発生源対策やディーゼル車対策、VOC対策を進めてきており、引き続きPM2.5の削減に向けた施策を進めていきます。

※環境局公式ウェブサイト http://www.kankyo.metro.tokyo.jp/

※別添1 物質別年平均濃度の推移(PDF形式:60KB)
※別添2 環境基準適合率の推移(PDF形式:112KB)
※別添3 光化学スモッグ注意報発令日数と光化学オキシダント最高濃度の推移 等(PDF形式:113KB)
参考資料(PDF形式:288KB)

問い合わせ先
環境局環境改善部大気保全課
 電話 03-5388-3568
(有害大気汚染物質に関すること)
環境局化学物質対策課
 電話 03-5388-3580

〔別紙〕

表1 環境基準の達成状況

項目 一般局 自排局
平成24年度 平成23年度 平成24年度 平成23年度
達成局数÷測定局数 達成率(%) 達成局数÷測定局数 達成率(%) 達成局数÷測定局数 達成率(%) 達成局数÷測定局数 達成率(%)
二酸化窒素 44÷44 100 44÷44 100 33÷35 94 34÷35 97
浮遊粒子状物質 47÷47 100 47÷47 100 35÷35 100 34÷35 97
光化学オキシダント 0÷41 0 0÷41 0 - - - -
二酸化硫黄 20÷20 100 20÷20 100 5÷5 100 5÷5 100
一酸化炭素 11÷11 100 11÷11 100 17÷17 100 17÷17 100
ベンゼン 12÷12 100 12÷12 100 2÷2 100 2÷2 100
トリクロロエチレン 12÷12 100 12÷12 100 2÷2 100 2÷2 100
テトラクロロエチレン 12÷12 100 12÷12 100 2÷2 100 2÷2 100
ジクロロメタン 12÷12 100 12÷12 100 2÷2 100 2÷2 100

表2 大気汚染物質の年平均濃度

(単位:ppm ただし、浮遊粒子状物質、ベンゼン、トリクロロエチレン、テトラクロロエチレン及びジクロロメタンはミリグラム/立方メートル)
項目 (環境基準値) 一般局 自排局
平成24年度 平成23年度 平成24年度 平成23年度
二酸化窒素 (0.06) 0.018 0.019 0.026 0.027
浮遊粒子状物質 (0.10) 0.020 0.021 0.022 0.023
光化学オキシダント※ (0.06) 0.030 0.028 - -
二酸化硫黄 (0.04) 0.002 0.002 0.002 0.002
一酸化炭素 (10) 0.3 0.4 0.5 0.5
ベンゼン (0.003) 0.0011 0.0011 0.0013 0.0013
トリクロロエチレン (0.2) 0.0015 0.0013 0.0018 0.0013
テトラクロロエチレン (0.2) 0.00035 0.00029 0.00053 0.00043
ジクロロメタン (0.15) 0.0020 0.0021 0.0020 0.0019

※光化学オキシダントは5時00分~20時00分

図1 浮遊粒子状物質対策と年平均濃度の推移

グラフ

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