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報道発表資料  2013年5月27日  環境局

コアホウドリの新たな繁殖場所(小笠原諸島嫁島)の確認について

 平成25(2013)年5月14日、東京都とNPO法人小笠原自然文化研究所は、小笠原諸島聟島(むこじま)列島に属する嫁島で、新たにコアホウドリの繁殖活動が行われていることを確認しました。

写真
参考写真 コアホウドリの親子

国内3箇所目の発見

 日本におけるコアホウドリの繁殖場所は、小笠原諸島の聟島と聟島鳥島で確認されており、嫁島は国内3箇所目の発見となります。

  • 平成25(2013)年1月10日
    東京都レンジャーが嫁島においてコアホウドリの抱卵を確認。
  • 平成25(2013)年5月14~16日
    東京都とNPO法人小笠原自然文化研究所が、繁殖状況調査を実施。
    初日の14日に、ヒナを確認。

ヒナが初めて1,000羽を超過

 東京都とNPO法人小笠原自然文化研究所では、小笠原諸島のコアホウドリとクロアシアホウドリの繁殖状況調査を継続してきました。
 平成25(2013)年の繁殖状況調査の結果、2種合わせて1,152羽のヒナを確認し、1,000羽を超えたのは、昭和53(1978)年の調査以来、初めてのことになります。
 なお、国指定特別天然記念物でもあるアホウドリは、かつて小笠原諸島でも繁殖していましたが、地域絶滅し、現在繁殖地復活の取組が進められています(「参考」参照)。

ノヤギ排除が繁殖数増加の要因

 コアホウドリの新たな繁殖場所の出現やアホウドリ類の繁殖数の増加は、平成10(1998)年度から平成15(2003)年度にかけて聟島列島で東京都とNPO法人小笠原野生生物研究会が行ったノヤギ排除により、アホウドリ類の繁殖環境が復活したことが、要因の一つと考えられます。

問い合わせ先
環境局自然環境部緑環境課
 電話 03-5388-3507

〔参考〕

 日本には、アホウドリ類3種(コアホウドリ、クロアシアホウドリおよびアホウドリ)が生息している。

 1) コアホウドリ(Phoebastria immutabilis)(絶滅危惧1B類(EN))の繁殖地は、日本(聟島列島)とアメリカ合衆国(ミッドウェイ環礁、レイサン)で、約56万羽生息していると言われている。聟島列島を繁殖地としているのは約50羽。

 2) クロアシアホウドリ(Phoebastria nigripes)の繁殖地は、日本(鳥島、聟島列島、孫島、母島列島の一部、尖閣諸島)、ハワイとマーシャル諸島で、10~13万羽生息していると言われている。聟島列島を繁殖地としているのは約2,500羽。

 3) アホウドリ(Phoebastria albatrus)(国指定特別天然記念物、絶滅危惧種2類(VU))の繁殖地は、鳥島、尖閣諸島とミッドウェイ環礁で、約2,500羽が生息していると言われている。小笠原諸島は戦前まで数万羽が生息する大繁殖地であったが、羽毛採取による乱獲により地域絶滅した。平成12(2000)年から嫁島において1羽の飛来が継続的に確認されている。
 なお、環境省と山階鳥類研究所は、平成20(2008)年から平成24(2012)年までの5年間で、八丈島南方に位置する鳥島から小笠原諸島聟島へ70羽の雛を移住させる事業を行った。

※絶滅危惧1B及び2類の正しい表記はローマ数字です。

※別紙 アホウドリ類3種
※別紙 確認されたコアホウドリの繁殖場所

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