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報道発表資料  2013年5月23日  教育庁

平成25年度東京都立高等学校入学者選抜における「推薦に基づく選抜」の実施状況について

 平成25年度都立高等学校「推薦に基づく選抜」の実施状況をまとめましたのでお知らせします。

1 推薦選抜の基本的な考え方(平成24年4月26日東京都教育委員会決定)

 基礎的な学力を前提に、思考力、判断力、表現力等の課題を解決するための力や、自分の考えを相手に的確に伝えるとともに、相手の考えを的確に捉え人間関係を構築するためのコミュニケーション能力など、これからの社会にあって生徒たちに必要となる力を評価し、選抜する。

2 平成25年度推薦選抜における改善のポイント(平成24年6月14日東京都教育委員会決定)

  1. 集団討論の原則全校実施、個人面接の改善
  2. 小論文・作文、実技検査のいずれかを全校実施
  3. 総合成績に占める調査書点の割合の上限を50%に設定
  4. 評価の観点の事前公表及び各検査の得点分布の公表
  5. 募集定員に占める推薦対象人員枠の見直し

3 平成25年度推薦選抜における成果と課題(中学校、高等学校及び推薦選抜を受検した生徒を対象とした調査による。)

(1) 成果

<中学校の視点から>

  • 集団討論を導入したことにより、自分の考えをまとめて人に伝えることに意識を向けたり、話し合い活動やコミュニケーションに関する関心が高まったりした。
  • これまでの言語活動を重視した指導により、生徒の表現力等を伸ばし、入試において成果として発揮することができた。
  • 調査書以外の要素が合否に影響するようになり、学力検査による選抜との違いが明らかになった。
  • 多くの受検者は、「推薦入試に向けた事前の準備で身に付けた力は、これからの高校生活や社会で役立てることができる。」と考えている。

<高等学校の視点から>

  • コミュニケーション能力の必要性が問われている今日において、集団討論を導入したことにより、中学生段階でその必要性を意識させ、身に付けた能力を評価する場面を設定することができた。
  • 小論文・作文において、書くことにより受検者の思考力、判断力、表現力を見ることができた。
  • 調査書だけでは見られない受検者の力をより多面的、多角的にきめ細かく見ることができ、合否に反映させることができた。
  • 各検査において、得点が上位から下位まで分布し、選抜資料として機能するようになった。

(2) 課題

<中学校の視点から>

  • 集団討論において、生徒にとって抽象的で分かりにくいテーマや、意見を言うだけで議論を深めていくことが難しいテーマの学校があった。
  • 集団討論が、生徒間の議論というより、教員による集団面接に近い形で実施された学校が一部にあった。
  • 小論文・作文において、中学生の発達段階を踏まえた思考力、判断力、表現力を適切に判断できるテーマ設定を望む。
  • 日常の学習活動において、表現力やコミュニケーション能力の育成を図る必要がある。

<高等学校の視点から>

  • 今回の選抜により求める生徒を選抜できたかについて、今後検証する必要がある。
  • 小論文・作文において、書きやすいテーマを設定したために、受検者の思考力、判断力、表現力の差を引き出す点で不十分な学校があった。
  • 高等学校において、生徒の思考力やコミュニケーション能力を更に高める教育活動を一層推進していく必要がある。

4 平成25年度都立高等学校(全日制課程)入学者選抜状況

  募集人員〔人〕 受検人員〔人〕 受検倍率〔倍〕 入学手続人員〔人〕
推薦 9,173
(10,809)
29,416
(31,170)
3.21
(2.88)
9,173
(10,808)
一次・前期 31,186
(29,428)
44,545
(42,246)
1.43
(1.44)
31,250
(29,591)
後期・二次 1,221
(1,164)(※)
1,809
(1,671)
1.48
(1.44)
987
(920)
41,256
(41,086)
75,770
(75,087)
1.84
(1.83)
41,410
(41,319)
※一次募集の未充足分を含む。表中の括弧内は昨年度を示す。

5 今後の取組

  • 推薦選抜の改善の趣旨について、高等学校及び中学校の双方に対して一層の周知を図る。
  • 推薦選抜の改善の趣旨を踏まえ、集団討論のテーマ及び実施方法等について改善を図る。
  • 各高等学校において追跡調査を行い、調査結果の分析を踏まえて実施方法、評価方法について検証し、改善を図る。
問い合わせ先
教育庁都立学校教育部高等学校教育課
 電話 03-5320-6745

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