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報道発表資料  2013年4月9日  環境局

スマートエネルギー都市推進事業
テナントビルにおけるデマンドレスポンス実証事業
実施事業者募集のお知らせ

 都は、都内においてデマンドレスポンスを普及促進し、都内の電気使用量の抑制及び電力系統に対する負荷の平準化を図るため、テナントビルにおいて、都と共同でデマンドレスポンス実証事業(以下「本事業」という。)を実施する事業者を募集します。
 この取組により、デマンドレスポンスの実施に必要となるビルオーナーとテナント間の合意形成の円滑化に向けたノウハウや、節電効果に関するデータ等の蓄積を図り、テナントビルにおけるデマンドレスポンスの普及拡大につなげていきます。

1 公募期間

 平成25年4月10日(水曜)から5月9日(木曜)まで

2 応募資格

 テナントビルを所有する事業者等(以下「テナントビルオーナー」という。)

3 事業概要

 本事業は、テナントビルにおいて、テナントビルオーナーとテナント等事業者との協働により、建物の共用部だけでなく、テナント等事業者が使用する部分も対象としたデマンドレスポンスの手法開発並びに効果の測定及び検証を実施するものです。
 デマンドレスポンスの実施にあたっては、テナント等事業者において自らの電気使用量が可視化される仕組みを導入するとともに、電力需給がひっ迫した場合などを想定し、テナントビルオーナーとテナント等事業者との間であらかじめ合意により定めた規約等に従い、エネルギーを使用する設備機器の制御等を行います。

4 実証件数

 5件

5 補助限度額

 2,000万円(1件あたり)

6 その他

 応募の条件及び応募方法などの詳細は、「東京都環境局」ホームページをご覧ください。

問い合わせ先
環境局都市エネルギー部分散型エネルギー推進課
 電話 03-5388-3402

〔参考〕

(1) デマンドレスポンスの意義と課題

  デマンドレスポンスは、電力需給がひっ迫した場合などにおいて、電気の使用者が支払う電気料金単価を高く設定することや、電気使用量を抑制した電気の使用者に対し協力金を支払うことなど、節電に資する手法を通じて、電気の使用者側において、電気の使用量を抑制する仕組みです。
  デマンドレスポンスの普及により、電力系統に対する「負荷の平準化」が図られることは、以下の意義があります。

電力系統に対する負荷の平準化による効果
図
系統電力需要
  • 電力料金の負担軽減
    • 電気の使用者において、電気使用量・基本料金の軽減
    • 短時間のピーク対応に必要な発電・送電設備に対する電気事業者の投資額を削減
  • 安定的な電力供給の確保
    • ピーク時の需給ひっ迫の回避
  • 老朽火力の稼動の抑制
    • CO2排出削減による環境負荷の軽減

(課題)

  • テナントビルにおいてデマンドレスポンスを実施するためには、建物の共用部だけでなく、テナント等事業者が使用する部分も対象としたデマンドレスポンスの普及促進が重要です。
  • このためには、テナント等事業者やビル管理会社等との間で、あらかじめ合意により定めた規約等に従い、エネルギーを使用する設備機器の制御等を行う必要があります。
  • しかしながら、現在、テナントビルオーナーとテナント等事業者との間のデマンドレスポンス実施の合意形成に係る業務の流れ、いわゆるエネルギー管理契約書等の変更手続き等に関するガイドライン、マニュアル等については整備が進んでいない状況にあります。
  • また、テナントビルオーナーは、BEMS(ビル・エネルギー・マネジメント・システム)や、テナント等事業者が支払う光熱水費に係る料金徴収を行うための課金システムの改修等を行う必要がありますが、デマンドレスポンス実施による効果等に関するデータの蓄積が十分でないため、新たな投資に向けた経営判断が難しい状況にあります。

(2) デマンドレスポンスの方法

 デマンドレスポンスの具体的な方法としては、ピーク時間帯に需給ひっ迫の状況に応じて電気料金を変動させる電気料金ベースの仕組み、あるいはピーク時間帯での節電に協力した需要家にポイント等を付与するインセンティブベースの仕組みなどがあります。
 電気料金ベースの仕組みにも様々な種類がありますが、代表的なものは次のようなものがあります。

図 図 図
(例)東京電力のピークシフト料金 (例)オクラホマ州のOG&E社の
家庭向け料金プランSmartHours
(例)カリフォルニア州のSCE社の
大口需要家向け料金プランRTP-2

出所:総合資源エネルギー調査会総合部会電力システム改革専門委員会資料(2012)

 また、インセンティブベースのデマンドレスポンスにも様々な仕組みが始まっています。

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