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報道発表資料  2013年4月25日  建設局

恩賜上野動物園情報
ニシローランドゴリラのモモコが出産しました!

 恩賜上野動物園(園長 土居利光)では、妊娠が確認(平成25年1月24日発表済)されていたニシローランドゴリラのモモコが下記のとおり赤ちゃんを出産しましたのでお知らせします。当園では、平成21年以来、3年5ヵ月ぶりのニシローランドゴリラの出産になります。今回のゴリラの繁殖は、千葉市動物公園と当園で行っている共同繁殖によるものです。

写真
【モモコと赤ちゃん】

(1) 誕生日

 平成25年4月24日(水曜) 18時8分頃

(2) 性別

 不明

(3) 両親

  • 母親:モモコ 29歳
    1983年6月3日 スペイン生まれ
    1990年3月29日 千葉市動物公園に来園
    1999年7月27日 上野動物園に来園
    2000年7月3日 モモタロウ(オス・第1子)出産
    2002年7月8日 千葉市動物公園に移動
    2008年12月2日 上野動物園に来園
    2009年11月14日 コモモ(メス・第2子)出産 ブリーディングローン(※)による。
  • 父親:ハオコ 19歳
    1993年8月21日 オランダ生まれ
    1996年12月6日 オーストラリア・タロンガ動物園に来園
    2007年6月27日 上野動物園に来園

※ブリーディングローンについて
繁殖を目的とした動物の貸借契約のこと。動物園間で個体を移動させることによって新たなペア形成を促し、繁殖に寄与することを目的としている。

(4) 現在の様子

 4月25日朝には授乳を確認しており、モモコ、赤ちゃんともに健康です。

(5) 出産までの経過

 当園ではシルバーバックのオス・ハオコを中心として、メスのトト、ナナ、モモコ、コモモの5頭でゴリラの群れをつくって飼育を行っています。2011年までは夜間は別々の部屋で過ごさせていましたが、野生のゴリラは群れで生活する動物のため、2012年1月より終日群れで過ごさせるようにしました。3年前は、モモコを群れと分けて出産させましたが、今回は群れの中でモモコに出産させました。
 4月24日は、開園時より群れでの展示を行っていましたが、天候が悪化したため、11時00分頃に群れ全体を室内に収容しました。室内ではモモコはエサを食べたり休息したりしていました。その後17時40分頃、モモコに陣痛と思われる状態が観察されました。18時8分頃、群れの仲間が見守る中、1頭の赤ちゃんを出産しました。出産後はすぐに赤ちゃんを抱き、世話を始めました。群れでの出産は初めてでしたが、オスのハオコと子どものコモモは赤ちゃんに大変興味を持ち、しばらくはモモコ親子の後をついてまわり、赤ちゃんの様子を近くで見たり、時には赤ちゃんを触ったりもしました。その後は、群れは落ち着き、20時00分頃にはモモコは赤ちゃんを胸に抱いて休息するようになりました。その後朝までに授乳を確認しています。

(6) 公開について

 モモコ親子は現在群れと一緒に室内で過ごしています。群れの中での母子の状態を観察したところ、安定していると判断しましたので、本日開園時より群れ全体で運動場に出し、12時00分に収容する予定です。ただし、母子の状態によっては展示を見合わせる場合や早めに収容する場合もあります。

(7) 当園の飼育状況

 8頭(オス2頭、メス5頭、不明1頭)※今回誕生した赤ちゃんを含む

  • オス
    「ムサシ」 32歳 2000年10月6日 釧路市動物園より来園
    「ハオコ」 19歳 2007年6月27日 オーストラリアのタロンガ動物園より来園
  • メス
    「ピーコ」 推定43歳 1993年4月18日 広島市安佐動物公園より来園
    「トト」 推定35歳 1999年7月9日 静岡市立日本平動物園より来園
    「ナナ」 推定31歳 2006年12月5日 愛媛県立とべ動物園より来園
    「モモコ」 29歳 2008年12月2日 千葉市動物公園より来園
    「コモモ」 3歳 2009年11月14日 上野動物園生まれ

(8) 国内飼育状況(2013年4月25日現在)※今回誕生した赤ちゃんを含む

 9園 24頭(オス13頭 メス10頭 不明1頭)

(9) 国内出産頭数(2013年4月25日現在)※今回誕生した赤ちゃんを含む

 14頭(現在生存しているのは、8頭)

【参考】ニシローランドゴリラ(霊長目 ヒト科)ワシントン条約附属書1表、IUCNレッドリスト:CR(近絶滅種)、東京都ズーストック種

  • 学名
    Gorilla gorilla gorilla
  • 英名
    Western Lowland Gorilla
  • 頭胴長
    150~170センチメートル
  • 体重
    90~180キログラム
  • 分布
    コンゴ、ガボン、カメルーン等の熱帯林に生息している。
  • 生態等
    体色は黒色が基本であるが、褐色や灰色がかっていることが多く、オスは頭の毛が赤茶色の個体が多い。成獣のオスは、背中から太股にかけて体毛が白くなる「シルバーバック」になる。シルバーバックのオス1頭にメス数頭とその子供たちからなる10頭前後の群れで生活している。アフリカショウガ、クズウコン等の草木の他、果物、昆虫も食べる。
    西アフリカで20万頭以下が生息していると推測されているが、環境破壊、病気、狩猟で減少の危機にさらされている。
  • 繁殖
    ゴリラのメスはおおよそ7歳(6歳5ヶ月~8歳7ヶ月)で性成熟し、野生での初産は10歳前後が普通。発情周期は25~40日で、平均26日、妊娠期間はおよそ8.5ヶ月(250~270日)と報告されている(前々回のモモコの妊娠期間〔2000年7月3日出産〕は256日前後、前回〔2009年11月14日出産〕は262日前後)。出産間隔は4年で、寿命は40~50年であり、生涯に2~6頭出産する。
    新生児の体重は2キログラム(1.8キログラム~2.3キログラム)で、9週齢でハイハイをし、30~40週齢で歩き始める。2.5~3歳で離乳する。

※附属書1表の正しい表記はローマ数字です。

問い合わせ先
(公財)東京動物園協会
(恩賜上野動物園)
 電話 03-3828-5171
建設局公園緑地部管理課
 電話 03-5320-5365

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