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報道発表資料  2013年2月12日  教育庁

東京都文化財保護審議会の答申について

 東京都教育委員会は、本日、東京都文化財保護審議会(会長 鈴木誠)から、東京都指定文化財として、新指定候補3件を含む合計5件の文化財について、答申「東京都指定有形文化財の指定等について」を受けましたので、お知らせします。

1 答申「東京都指定有形文化財の指定等について」の概要

(1) 新たに指定するもの 3件
(2) 新たに指定し、既に指定しているものを解除するもの 1件
(3) 既に指定してものの種別及び名称を変更するもの 1件

※別紙「平成24年度東京都指定文化財候補等について(概要)」を御参照ください。

2 新指定文化財候補

有形文化財(絵画)

写真
春の帖第15丁表
写真提供 東京国立博物館

 増山雪斎博物図譜関係資料 虫豸帖(ましやませっさいはくぶつずふかんけいしりょう ちゅうちじょう) 4帖

 「虫豸帖」は、伊勢長島藩増山家6代当主で、南蘋派の画法を学んだ文人大名増山雪斎が、現在の豊島区巣鴨にあった下屋敷地内で採集させた虫類など約300点を写生し、4帖の画帖に貼りこんだ虫譜図です。
 写生図からは雪斎の博物学的な探求姿勢を窺うことができ、江戸時代後期に流行した博物図譜の中では、写実性に富んだものとして評価されます。19世紀初頭の江戸における昆虫や両生類などの生息状況を垣間見ることができることから、東京の博物図譜として学術的に重要です。


東京都指定有形文化財(考古資料)

写真
地鎮具一括

 萩藩毛利家下屋敷跡出土地鎮具(はぎはんもうりけしもやしきあとしゅつどじちんぐ) 30点

 本地鎮具は、現在の東京ミッドタウンである、旧防衛庁跡地の発掘調査により、平成15年1月に発見されました。下屋敷の中央で検出された土坑からは、輪宝1点、永樂通寳金銭2点、永樂通寳銀銭1点、寛永通寶7点、カワラケ18点、木製品1点の計30点の遺物が出土しました。
 中でも、精緻な文様が施され鍍金された青銅製の輪宝と、純度の高い金で作られた永樂通寳金銭は優品です。


無形民俗文化財(民俗芸能)

写真
五人三番

 神庭の神楽(かんにわのかぐら)

 「神庭の神楽」は、奥多摩町海澤の神庭山祇神社の例大祭で奉納される神楽です。神楽の運営及び上演を担うのは、神庭地区全戸加入の「神庭神楽連」で、現在35戸が加入しています。寛政2年(1790)まで遡る太神楽と近代の里神楽の新旧2系統の幅広い演目が演じられます。
 また、多摩地域にいくつかある太神楽のうち、獅子舞以外の諸演目を伴って残っているのは、大変珍しいものです。


3 審議経過

(1) 東京都文化財保護審議会総会(諮問) 平成24年12月27日
(2) 東京都文化財保護審議会各部会 平成25年1月17、18日、25日
(3) 東京都文化財保護審議会総会(答申) 平成25年2月12日

4 今後の予定

 平成25年2月21日開催予定の東京都教育委員会に、東京都指定文化財として新たに指定すること等を付議し、決定する。

問い合わせ先
教育庁地域教育支援部管理課
 電話 03-5320-6862

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