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報道発表資料  2013年1月29日  労働委員会事務局

A事件命令書交付について

 当委員会は、本日、標記の不当労働行為救済申立事件について、命令書を交付しましたのでお知らせします。
 命令書の概要は、以下のとおりです(詳細は別紙)。

1 当事者

 申立人 T(組合)、 Z(組合)


 被申立人 A(大学)

2 事件の概要

 本件は、大学が、(1) 組合が、平成23年1月5日及び19日付けで申し入れた団体交渉(組合員X1の負傷に関する問題等)、並びに2月8日以降に申し入れた団体交渉(同X2の再任問題)に応じなかったことが、正当な理由のない団体交渉拒否に、(2) X2を雇止めとし、再任(雇用)しなかったことが、同人が組合員であるが故の不利益取扱いに、それぞれ該当するか否かが争われた事案である。

3 命令の概要 一部救済命令

<主文(要旨)>
 (1) 文書交付
 要旨:組合から23年1月5日及び19日付けで申入れのあった「X1に対するY1准教授による暴行傷害事件」を議題とする団体交渉並びに同年2月8日以降に申入れのあったX2の再任問題を議題とする団体交渉を拒否したことが不当労働行為であると認定されたこと。今後、このような行為を繰り返さないよう留意すること。
 (2) 履行報告、及びその余の申立ての棄却

4 判断のポイント

 組合が23年1月5日及び19日付けで申し入れた団体交渉のうち、「X1に対するY1准教授による暴行傷害事件」に係る団体交渉を大学が拒否したことは、一旦は自らの手による真相の解明を組合に約束した以上、組合の納得を得る努力をすべきであるのに、そのような努力をした形跡が認められず、正当な理由はない。
 大学が組合の2月8日以降に申し入れたX2の再任(雇用継続)を交渉事項とする団体交渉を拒否したことは、X2が団体交渉時には現に大学に雇用されている立場にあり、また、提出期限後とはいえ、大学に再任を希望する意思を示していることから、本件は義務的団交事項であり、正当な理由はない。
 大学がX2を再任しなかったのは、同人が所定の期限までに再任申請書類を提出しなかったためであり、組合員であることを理由とした不利益取扱いに該当しない。

※別紙 命令書の概要

問い合わせ先
労働委員会事務局審査調整課
 電話 03-5320-6990、6992

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