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報道発表資料  2013年1月8日  労働委員会事務局

N事件命令書交付について

 当委員会は、本日、標記の不当労働行為救済申立事件について、命令書を交付しましたのでお知らせします。
 命令書の概要は、以下のとおりです(詳細は別紙)。

1 当事者

 申立人 Z1(組合)、Z2(組合)、Z3(組合)
 被申立人 N1(会社)

2 事件の概要

 本件は、(1) 雇用の確保及び退職金の上積みについての団体交渉における会社の対応が不誠実な団体交渉に、(2) 23年6月10日に会社が転籍の意思確認を実施したこと及び(3) 6月17日のストライキに対する会社の対応が組合活動に対する支配介入に、(4) 6月20日に会社が退職する意思表示をしなかった者は解雇すると回答したことが組合員に対する不利益取扱いに、それぞれ当たるか否かが争われた事案である。

3 命令の概要 棄却命令

<主文>
 本件申立てを棄却する。

4 判断のポイント

  • 会社は、団体交渉において資料を提示して説明を行い、組合の要求を全て受け入れることはなかったものの、一定の譲歩を行っており、団体交渉における対応が不誠実であったとはいうことはできない。
  • 本件申立てを受けて会社が延期した事業譲渡の時期が迫る中で、転籍の意思確認は全従業員について行われており、支配介入に当たらない。
  • ストライキに参加しても説明会に参加することが可能であることは、ストライキの実施前に明らかであるから、会社がストライキを妨害するためにあえて同日に入社説明会を設定したとまではいえず、支配介入に当たらない。
  • 会社は組合員・非組合員の区別なく適用される措置について説明しただけであり、会社が組合員に何らかの不利益を与える意図で回答を行ったと評価することはできず、組合員に対する不利益取扱いに当たらない。

※別紙 命令書の概要

問い合わせ先
労働委員会事務局審査調整課
 電話 03-5320-6987

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