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報道発表資料  2012年11月12日  福祉保健局

都民の化学物質ばく露状況を調査しました
―化学物質保健対策分科会※1検討結果―

 都は、環境中の有害化学物質から都民の健康を守るため、様々な化学物質のばく露量等について調査を行っています。
 東京都環境保健対策専門委員会化学物質保健対策分科会において平成23年度の調査結果の検討を行いましたので、結果をお知らせします。

1 通常の食事からの化学物質摂取量(推計)は、耐容一日摂取量※2等を下回った。

  • 今回調査した有機塩素系農薬11種、有機リン系農薬28種について分析を行ったが、全ての食品群から検出されなかった。
  • PCB、重金属(水銀、メチル水銀、カドミウム及び鉛)の一日摂取量は、各物質とも耐容一日摂取量等を下回った。ビスフェノールAは全ての食品群から検出されなかった。
  • 放射性セシウムは肉・卵類から検出され、仮に同じものを一年間摂取した場合の被ばく線量は0.0033mSv/yearとなった。

※詳細は資料1(PDF形式:48KB)参照

2 ダイオキシン類摂取量(推計)は、通常の食事由来に加え一般的な生活環境(大気、水、土壌)からのばく露推計量をあわせても、耐容一日摂取量を下回った。

  • 一般的な生活環境における大気、水、土壌から人体にばく露される量(推計)は、0.01pg-TEQ/kg・bw/day※3となった。食事からの摂取量(平成22年度調査結果)を加えると0.79pg-TEQ/kg・bw/dayとなり、耐容一日摂取量(4pg-TEQ/kg・bw/day)を下回った。

※詳細は資料2(PDF形式:86KB)参照

3 東京湾産魚介類からのダイオキシン類摂取量は耐容一日摂取量を下回った。

  • 東京湾産の魚類や貝類のダイオキシン類平均濃度を基にした試算では、これらを生食した時に、通常の食事から取り込まれるダイオキシン類一日摂取量は、1.18pg-TEQ/kg・bw/dayとなり、耐容一日摂取量を下回った。
  • 前年度調査に続き、PCBなどの化学物質が微量検出された。

※詳細は資料3(PDF形式:95KB)参照

4 流通魚介類からのPCBの検出値は暫定的規制値を下回った。

  • 流通魚介類のPCBの検出値は、すべて暫定的規制値を下回った。
  • 有機スズ化合物※4(TBT、TPT)の平均値は、前年度と同様に微量であった。
  • 有機塩素系農薬であるクロルデン類については、一部が微量検出された。

※詳細は資料4(PDF形式:105KB)参照

用語説明

※1 化学物質保健対策分科会
 環境保健に係る諸問題を検討し、その対策を樹立するため東京都環境保健対策専門委員会を設置している。その中で、化学物質保健対策について調査審議するために設置された分科会。

※2 耐容一日摂取量
 ダイオキシン類など、意図的に使用されていないにもかかわらず、食品に存在したり、食品を汚染したりする物質に設定される。人がある物質の一定量を一生涯にわたり摂取しつづけても、健康への悪影響がないとされる一日当たりの摂取量であり、ダイオキシン類については、「ダイオキシン類対策特別措置法」で4pg-TEQ/kg・bw/dayと定められている。

※3 pg-TEQ/kg・bw/day

  • pg(ピコグラム)
    一兆分の1グラム(1g=10の12乗ピコグラム)
  • TEQ(毒性等量)
    毒性等価係数(ダイオキシン類の中で最も毒性の強い2,3,7,8-四塩化ジベンゾ-パラ-ジオキシン(2,3,7,8-TCDD)の毒性を1として、他のダイオキシン類の仲間のそれぞれの毒性の強さを換算した係数)を用いて、ダイオキシン類の毒性を総計した値を示す単位である。
  • kg・bw/day
    一日当たり体重1キログラム当たりの量

※4 有機スズ化合物
 TBT(トリブチルスズ)、TPT(トリフェニルスズ)

問い合わせ先
(1及び2について)
福祉保健局健康安全部環境保健衛生課
 電話 03-5320-4493
(3及び4について)
福祉保健局健康安全部食品監視課
 電話 03-5320-4456

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